11月7日(水)

昨夜は、中出から帰って、後一人で五年前の結婚式の事や修善寺の事から過去五年間を深く想ひ起して二時半ごろまでねないでゐた。        昨夜ほど、深く、結婚式の日の事を想ひ出した事は今までになかつた。  有意義な五カ年間であつたと思ふ。かへりみて少しのくいがない 貴重な経験と実績をつみ重ねた五年間だつたと思ふ。              将来おそらく三十年以上も生きて行くと思ふが俺と君代の人生をかざるのはこれからである。その三十年以上の人生のための土台であつたと思ふ。  六十幾歳がになつて死に直面したとき、くいのない人生だつたと思へる様、一日々々をつみ重ねて行き度いと思ふ。

娘からの注:                            結婚以来五年間を深く思い起こすのはいいが、そういう時こそ妻といっしょにしみじみとしてみればいいものを。ほんとにばかだなあと思う。

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