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mono-lessの文体練習 #22【物目線】

 本コーナーは、一つの短いストーリーをあらゆる異なる文体で書いていくコーナーです。加工前の原文はこちらの記事になります。

22.物目線

 チェーン店のファミリーレストラン「昼食時で満席です」
 窓際のテーブル「二十六歳くらいの男に座られました」
 音楽フェスのTシャツ「二十六歳くらいの男に着られています」
 メニュー「二十六歳くらいの男にじろじろ見られています」
 店員が使う端末「ハンバーグの注文が私を通過しました」
 ハンバーグ「注文されたようです」
 メニュー「いまだに舐め回すように見られています」
 店員が使う端末「デザートの注文が私を通過しました」 
 デザート「注文されたようです」
 ドリンクバー「子供に遊ばれています」
 チェーン店のファミリーレストラン「母親の声が響いています」
 時計「二十分経過しました」
 デザート「一切手をつけていただいておりません」
 スマートフォン「SNSに投稿しました」
 別のスマートフォン「SNSにログインしました」
 投稿内容「事実無根です」

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