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北海道旅行②〜積丹〜

岩内に宿泊したのは理由がある。パークゴルフをする為だ。1983年(昭和58年)幕別町(まくべつちょう)で生まれたパークゴルフは、子供から高齢者まで楽しめるコミュニティ・スポーツとして道民に大人気。コースは1ラウンド9H、距離はゴルフの約半分、1本のゴルフクラブで、通常のゴルフボールの約2倍の大きさのボールを打つ。初心者でも直ぐに楽しめる。詳細はこちら。

岩内には「岩内町立パークゴルフ場」がある。

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岩内町や積丹半島を一望出来る国際パークゴルフ協会公認コース。Aコース・Bコース合わせて18H。近い将来18H増えて、合計36Hになると言う。

ここで父の愛車が突然トラブルを起こし、窓が閉まらなくなった!パワーウインドウのモーターが故障したらしく、ドアの中から窓が上がって来ない!(パワーストーンの威力か!?苦笑)このままでは高速に乗れないので、車は急遽レッカーで札幌へ移動。代車のレンタカーがやって来た。(後日、車は廃車となった)

本当はもう1ラウンドする予定だったが、父がションボリとうな垂れてしまい、宿へ。。。あ、ショックの余り外観を撮り忘れたw 宿泊ホテルはこちら。

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「ホテルグリーンパークいわない」。100%源泉掛け流し。泉質はナトリウム-塩化物泉強塩泉。にごり湯で強烈に塩辛い。源泉温度 55.6℃、PH 6.9。傷は直ぐに治るから不思議。

実は岩内町には銭湯が1軒もない。町民は皆、旅館の日帰り温泉を利用している。内風呂も露天も地元民が多く、外国人は居ないと言っても過言ではない。彼らはお隣のニセコに集中している。

夕食はレストランで。

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左上の一番左がイカの松前漬け。これが超美味しい!名物アワビの踊り食い(汗)タラバガニの足も!

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左上は浜鍋。旬のウニが入っている。

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アワビがふんだんにあり、北海道産メロンがデザート。実はその他に積丹産生ウニを別料金(1400円)で注文し・・・

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珍しいウニの天ぷら(1200円)もオーダーしたが・・・

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のちに積丹で食べたウニ丼には敵わなかった。

そして、翌朝のご飯。

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塩辛のお代わり自由♪道産子は皆、お代わりするね(笑)

さて、チェックアウト。

代車のレンタカーで積丹(しゃこたん)へ。途中、岩内神社へ立ち寄る。

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寛政元年(1789年)、松前藩主が岩内請負人に命じ、市岐島比売神(いちきしまひめのかみ)を漁業の守護神として祀ったのが始まり。御祭神は応神天皇、市岐島比売神、保食神(うけもちのかみ)。北海道神宮よりも古い歴史がありそうだ。

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ちなみに「蝦夷地(えぞち)」の呼称は、江戸時代に和人がアイヌの居住地を指して用いた言葉で、和人地の対語を意味する。蝦夷と言う呼び名を私は使わない。

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参道は、春になると桜並木になる。

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境内で見つけた見事な霊芝「サルノコシカケ」。


次に訪れたのは「木田金次郎美術館」。館内は静かでゆったりと鑑賞出来る。

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木田金次郎氏は北海道岩内出身の洋画家。地元の小学校卒業後、上京し開成中学校入学(のち京北中学校編入)。上野の展覧会に通うものの中学を中退し、北海道へ帰郷。のち、札幌の展覧会で小説家・有島武郎氏と出会う。木田氏は『生れ出づる悩み』のモデルとなった画家である。木田氏の作品の大多数は、1954年の岩内大火で焼失した。

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美術館屋上から臨む景色。遥か向こう、対岸に泊原発(白い建物)が見える。


さぁ、積丹へ進もう!トンネルが多い。

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昔、積丹半島をグルリと一周するドライブルートはなかった。積丹半島西部の区間:積丹町沼前~神恵内村川白が開通したのは1996年(平成8年)のこと。以前は古平町(ふるびらちょう)から峠を通って神恵内村(かもえないむら)に抜けるしかなかった。今回、初の229号線ドライブだ。

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積丹(シャコタン)はアイヌ語のシャク・コタン(夏の村)のこと。海は、北海道では珍しい南国にも似たクリアブルーで「シャコタン・ブルー」と言われている。濃淡の青海グラデーションと断崖絶壁・奇岩が織り成す積丹半島は、北海道遺産に登録されている。

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本当は島武意(しまむい)トンネルを抜けた先から見下ろす島武意海岸がオススメ。日本の渚100選にも選ばれている。

そして・・・

積丹を訪れたら、ぜひ召し上がって頂きたいのが「生ウニ丼」。やはり積丹産バフンウニがオススメ。でも、積丹産ウニの80%は、棘の長いムラサキウニだ。バフンウニの採れ高は極端に少ない為、店頭にあったら超ラッキー!願いながら訪ねた「食堂うしお」。。。

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いわゆるドライブイン。昔と佇まいは変わらない。メニュー表はこちら。

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うっわー!高いー!昔はウニ丼1,500円だったはず(苦笑)。積丹産バフンウニとムラサキウニのハーフ丼を注文したら、この日は高波で漁が出来ず利尻産バフンウニしかないとの事。それでもいい!利尻ウニも高級品だ。4,050円で提供して頂いた。

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左の白(黄)が積丹産ムラサキウニ、右の赤が利尻産バフンウニ。もちろんミョウバンは不使用。あ〜〜〜〜〜〜〜~〜〜!!あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!美味しい!美味しすぎる〜〜〜〜〜〜〜〜!!来て良かった。食べて良かった。もう思い残す事はない。。。(写真撮影許可済)

それにしても、バフンウニ。名前の由来はもちろん馬糞に形が似てるから、なのだが、名前が可哀相。。。(苦笑)

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店前の海岸。昔はここにウニの空殻が山積みだった。。。目の前で採ってサバいて丼に乗せてたんだよね。。。昔、つまり30年前、小樽・余市方面から続く道路はここが終点(行き止まり)だった。その頃に撮った写真がこれ。

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多分、22歳?(笑)。
あの頃はワンピース着てたなぁ(苦笑)
連れて来てくれた人は、このお方。

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はい、正真正銘、従兄弟の兄。
「ひとみちゃん!ウニ食いに行くべ!」「うん!」

レーサーのようにドラテクが上手い兄貴。お気に入りのソアラでドライブが何より楽しくて、彼女なんて出来なければいいと祈ったほど(大笑)今だから言うけどね。写真は食堂うしおで生ウニ丼を食べた帰り。路駐しても車など1台も通らない時代。素敵な想い出をありがとう、兄貴!

(積丹旅行は今年で最後かもしれない。そう思って想い出も載せておこう。。。)

そうそう、積丹のウニ漁は解禁日があり、漁の期間が決められている。2019年は8月31日迄。新鮮な生ウニ丼を食べられるのは今月いっぱいまでとなる。ご旅行予定のあなた、お急ぎ下さいね。


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