見出し画像

島根旅行③

出雲と言えば真っ先に出雲大社を浮かべる人も多いと思うが、「稲佐の浜(いなさのはま)」も神聖なパワースポットの一つである。出雲では、全国から神々が集まる十月を神無月(かんなづき)と言わず「神在月(かみありづき)」と呼んでいる。年に一度、八百万の神が降臨する最初の場所がここ、稲佐の浜だ。

出雲大社から徒歩約18分ほどの距離にあり、夏は海水浴場として賑わう。駐車場もあって便利。写真はどんより曇っているが、夕日が絶景で日本の渚100選にも選ばれている。ちなみに「因幡の白兎」の舞台はこの浜ではないようだ。

弁天島。かつて、ここは海だったと言う。当時は「沖ノ御前」または「沖ノ島」と呼ばれていたそう。現在は島まで歩いて行けるが、岩を登る事は出来ない。

崖上に鳥居と社が見える。稲佐の浜では旧暦 10 月 10 日の日没に、出雲大社の神職が神々をお迎えし、大社へお連れする「神迎神事」が行われている。


浜を抜けて車で北西へ走ること約15分。西端の岬に「日御碕(ひのみさき)神社」が佇んでいる。『出雲国風土記』に「美佐伎(みさき)社」と記されている神社がここ。

朱色が鮮やかで、中国のような沖縄のような雰囲気。御祭神は天照大神と弟の須佐之男命(すさのおのみこと)。ちなみに『古事記』の表記は「須佐之男命」、『日本書紀』の表記は「素戔嗚尊」。

縁結びと厄除けのご利益があると言う。

本殿の庭。

長屋は神様の寝床。八百万の神様が訪ねて来た時にお泊めする部屋と聞いている(県立古代出雲歴史博物館スタッフの解説による)。


さて、ランチタイム。出雲に来たら、一度は食べてみたい出雲蕎麦。時間も下調べもなく出雲大社前の「出雲そば 田中屋」に飛び込んだが、大当たり!(嬉)

昭和47年創業。当時はレストランだったらしい。蕎麦専門店になったのは平成9年。平成25年、大遷宮に合わせて再リニューアルされている。

三色割子そば(手打ち)。左下:とろろ、右下:温泉卵、真ん中上:おろし。蕎麦の実を甘皮ごと挽くため黒っぽいが、いわゆる田舎蕎麦のようなゴツゴツ感は全くない。風味豊かで、つゆは関東風♪美味しい!

白濁湯は蕎麦の香りが濃くて全て飲み干してしまった。ごちそうさまでした!(写真撮影は許可を頂いております)


さぁ、出雲大社へ行こう。

一般的に「いずもたいしゃ」と言われているが、正式名称は「いずもおおやしろ」。御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)など。

下り参道。

銅鳥居。

拝殿。あの有名な大きな注連縄はこれではなかったのね(汗)

本殿の真裏。現在の本殿は延享元年(1744)に造られ、昭和27年、国宝指定。

別の角度から臨む。

こちらが神楽殿。

大注連縄は長さ約13m、重さ5.2トン。

一般的な参拝作法は「二礼、二拍手、一礼」だが、出雲大社は「二礼、四拍手、一礼」が基本。大社の神職は、八開手(やひらきで)と言われる「二礼、八拍手、一礼」が作法で8回も柏手を打つ。

大社前の神門通りは土産店が立ち並び、一角に「ご縁横丁」がある。

おすすめ店は「えすこ」。女性が喜びそうなお洒落な雑貨や限定品がいっぱい。ぜひ立ち寄ってみて♪

続きは「島根旅行④〜県立古代出雲歴史博物館〜」へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?