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売上が伸びない本は出すな!

おはようございます。「物語と漫画と」です。
いきなりですが、本を出したい方とお会いしたとき、タイトルのように「本を出すなら売上を伸ばしましょう。そうでないなら本を出す必要はありません」と冷水を浴びせています。*冷水はもちろん比喩です(^_^;) 

実際にお手伝いしたケースに、本の出版以外に4つの施策を同時に進め、売上を3年で5倍(6億円→30倍)に伸ばした社長がいます。
この社長は出版に必要以上の熱量をもっていませんでした。全部で5つの施策がちょっとずつ売上を伸ばしてくれて、施策同士の掛け算が発生すればラッキー!くらいの感覚で取り組んだ結果、本がきっかけになってテレビで取材され、それを活かしてセミナー集客がうまく行き、売上がジワジワ伸びたのでした。

出版だけで会社の売上を伸ばすことは元々難しいと自覚するところから本を活用方法を考えるべきです。本を出せば売上が伸びるんだったらもっと本を出す会社が増えます。
具体的に言うと、売上を伸ばす施策の中で出版がどんな役割を果たすのかを明確にすることが大事です。上で紹介した会社の場合、「新しく事業を始めたい旦那さんが奥様を説得するのを手伝う」のが役割でした。めちゃくちゃ具体的だと思いません?

「セルフブランディング」で本を出なら!

名刺代わりに本を出す方がいます。これ自体はありだと思いますが、せっかくなら第一人者の冠を獲得しちゃえるといいですよね。
「はじめて~~した人」「業界初の~~」ってマスコミが大好きなフレーズです。番組で取材したいときって第一人者に連絡します。
たとえば相続に強い税理士。このフレーズを使っている税理士なんて日本中にいます。
それなら◯分に1件問い合わせを受けている日本一相続の相談件数の多い税理士のようにキャッチフレーズの中に無理やり日本一を入れてもいいんです。
一番ダメなのは著者名の横に小さく「税理士」とだけ入れる行為。そんな肩書では差別化できません。そもそも差別化するために本を出すんですから!

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