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りゅうちぇるさん死去

先日りゅうちぇるさんが自殺されたそうです。私は一貫して自殺した人を批判してきた。それは例え自分であっても殺人であるからだ。

僕を批判する人もいるだろう。散々悩んで出した結論で亡くなったのに、さらにそれを批判する。死体蹴りをしているように見えるのだろう。僕は精神を病んでいるからといって殺人が無罪になることに非常に疑問を持っている。

自殺者は加害者も被害者も自分なだけで、精神疾患でひとを殺したことに変わりはないのだ。

僕は医療従事者であるのだが、精神疾患を理由に様々な罪が無罪になるというのはどうかと思う。例えば、認知症の患者が自分の家の棚と間違えて万引きを繰り返すという罪があるとする。これは認知症が認められれば無罪になる。僕はこれは店主が許せば無罪でいいと思うのだが、そうでなければ有罪ではないかと思うのだ。

私は病気を理由に罪が許されることが良くないと考えている。それを許していいのは被害者ないし、被害者家族であり、殺人のような取り返しのつかない場合は罪に問われるべきだと考える。それを一般人と同じように罰するようにしないと、殺人許可証を得たのと同じなのだ。同じ病気の人もなにをしなくても色眼鏡で見られることになる。

苦しんできたのもわかる。病気のせいなのもわかる。しかし、自分であろうと他人であろうと病気を理由にひとを殺すことは認められるべきではないと僕は考えている。

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