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デザイン未経験がモンスターアカデミアで3ヶ月学ぶとこうなります!

こんにちは、セブ島にあるモンスター・アカデミアでインターンをしている YOSHIです。
英語×デザインの二つのスキルを身につけたく、モンスターアカデミアで日々勉強しています。

3ヶ月前までは、全くパソコンやデザインツールを触ったことがありませんでしたが、そんな私でも今はパソコン一台で多くのデザインを作成しています。

少しでも、デザインに興味を持っている方・デザイナーを目指している方の参考になれば幸いです


1ヶ月目

課題① 丸で感情を表現

丸を使って気持ちを表現

一つ目の課題は丸で気持ちを表現する課題からスタートしました。

最初聞いた時は意味がわかりませんでしたが、後々表現の大切さを今感じています。
デザインについて全くもって関わりがなかった私にとって、どうやって自分の感情を表現するのかが一番むずかしい部分でしたが、どうやって伝えるかはカラーや形でかなり変わってくると感じました。

モンスターアカデミアでは、最後にプレゼンの時間が必ずあります。
その際にデザインの意図を言葉に表すことが大切で「言語化」
と言います。

デザイナーの多くはクライアントがいてその希望通りにデザインしていきますが、デザイナーからよりいい表現の仕方があればこちらから提案することさえできます。
その力がとても重要になるため、モンスターアカデミアではここをとても重要視しています。


課題② バナーデザイン作成

バナー制作 左から女子高生・ビジネス・年齢性別を問わない

二つ目の課題は、バナー制作です。

今の世の中、情報社会でバナーを見かけることは多くなっています。
普段はなんとなく見かけるものではありますが、実際に作成するとなると、必ずターゲットや目的が存在します。

目的を達成するのに重要になってくるのが、カラー・フォントの種類・サイズです。
ここで、前回制作した丸の表現がここでいきてきます。
今回作成したものは、女子高生・ビジネスマン・年齢性別を問わないユーザー向けをターゲットにした三つのバナーです

まずは、市場調査になります。
例えば、女子高生に暗いカラーやカチッとした文・ビジネスマンに賑やかなカラーやポップな感じはずれが生じます。
ただデザインすればいいわけではなく、「最適なコンセプトがデザインの中には存在している」ということを理解するための課題だったのかなと思います。

右から女子高生向け、ビジネス向け、全世代向けです。
特に今回は、市場調査不足もありますが、女子高生のバナーが難しく納得のいくものが作れませんでした。しかし、ビジネス向けは自分の中でしっくりきました。


課題③ Webサイトのデザイン作成

(架空)フードデリバリーサービス『らーめんマニア』

中間制作の発表では、フードデリバリーのホームページを作成しました。
なんとここまで二週間でホームページを作成しちゃいました。

この課題では、デザインでサービスの魅力を伝え、アプリをダウンロードを促し、使用してもらうことを目的としたフードデリバリーアプリのサービスサイトの作成になります。

私がらーめん好きということもあり「宅麺のデリバリーサービス」にしました。
今、そのデザインをみるとかなりひどいですね(笑)  
しかし、自分の考えをしっかりデザインに落とし込むところではかなりいいサービス内容になっていると思います。

ここで大切になってくるのが「どうやってアプリのダンロードを促し、使用してもらうか」というのをデザインで表現しなくていけないことです。

私はユーザーが食欲をそそるような美味しそうなラーメンの写真をたくさん使う工夫をしました。また、多くのらーめん店に提携してもらうことで、このサービスがより多くのユーザーに使用してもらうため、ラーメン店側にも、有意義なクーポンを発行することで実店舗に足を運んでもらいより多くのラーメン店に協力をしてもらうように作成しました。


課題④ Web サイトの改修案

既存のサイトを考察して、問題や課題を洗い出しそれに対して、どのような改善案を提案したかが、この授業での肝です。
サイトの目的・ゴールの再整理をして、新しい価値を作ることが今回の課題です。

これは実際に既存のサイトを考察して、自分だったらここを強みにして変更を加えるなどの改善案をクラスで議論しました。実際にツールを使用してサイトの閲覧状況(年齢・性別・サイトの滞在時間を数値)を確認して弱みなどを調べました。

改善案には、必ず理由を提示しなければいけず、どこを改善してどこを維持するのかがとても難しかったです。
私のクラスは五人いたのですが、五人とも全く違った改善案を提案したので他人の意見というものは、とても貴重で刺激になります。先入観にとらわれない斬新な提案がとても面白かったです。


課題⑤  1ヶ月目の卒業制作

(架空)ワーケーションサイト『Amami』

1ヶ月の卒業制作はワーケーションのサービスサイトです。
コンセプト設計・ワイヤーフレームの作成、テキストのライティングからデザインまで自分で決めて制作しました。

私はサウナが好きで、好きなものが共通点で新しい人との出会いやアイデアが生まれたらいいなと思い、サウナ✖️ワーケーションにしました。

目的・ターゲット・アプローチを設定し、それを基にデザインをしていきました。
なんとここまでしっかり言語化してから作成に入ります。

デザインより言語化がメインですね!1ヶ月でしっかり市場調査をし、ユーザーの課題解決やニーズを探り出しデザインに落とし込むことを鍛えられました。

フィードバックでデザイン講師から「意図がないのに、ただいいかなって思っているデザインがあるので必ず意図を言えるようにして下さい」と言われました。

また、微妙にフォントの整列が微妙にズレていたりと、自分の爪の甘さが目につきました。しかし、1ヶ月という短い期間で、ここまでのデザインができ自信がつきました。


2ヶ月目

課題⑥ ロゴの作成

ロゴ・名刺 『海は俺のトレンド!!』

2ヶ月目はロゴ制作からスタートしました。
キャッチコピーの作成からです。

キャッチコピーとは人を動かすための言葉。
言葉で人が動かなかったら、コピーの意味が果たせていません

訴求点や魅力を言語化し、伝えたい相手に動いてもらうためのものです。
例えば次のキャッチコピーでどんな企業やブランドを想像できますか?

「お、ねだん以上!」

これはニトリのキャッチコピーになります。
このように一度は聞いたことがあると思います。
言葉だけで企業やブランドがわかる、これがキャッチコピーになります。

授業ではそれに焦点をあて自分のキャッチコピーを作りました。
私はここがすごく苦手でした。しかし単純に好きなものなどを書き起こしていくと大まかに自分のことがわかってきたりします。
すごく言語化が難しいけど...

その書き出したものから、キャッチコピーを作成していきます。
キャッチコピーを元にロゴの作成をしていきます。どうやったら表現ができるのか、参考のデザインめちゃくちゃ見た気がします(笑) 

試行錯誤を繰り返し、かなり自分の中では手応えがありました。
デザイン講師から「ロゴは白黒展開した時や遠くからでも、それが何かわかるように作成しないと意味がないと」手応えがあっただけに、フィードバックをもらった時には、かなり響きました。


課題⑦ UXリサーチ(アプリ)

UXリサーチでは、三つのアプリを考察し、それぞれのいいところと悪いところを追及し、一つのアプリに絞ります。
具体的には、ペルソナの制定とカスタマージャーニーマップを作成しました。

※ペルソナとは
サービスやプロダクトを制作する際に、エンドユーザーの理解をより深めるための架空の人物像です。より具体的な人物像を仮定することで、ユーザ視点の精度を高めることができ、 サービスの提案内容や価値提供の質を向上させます。

※カスタマージャーニーマップ(CJM)とは
ユーザが体験するサービスの総合的な体験を可視化し、行動・感情や思考を時系列でより具体的に理解するためのツールです。
ユーザの行動の全体像を可視化することで、 ユーザとの新たなタッチポイントや潜在的な課題を発見できるため、 より提供価値の高いサービスを提案できます。

アプリ直前・使用中・使用後のユーザーの顧客行動・顧客との接点・感情グラフ・顧客の思考・考察と些細なことまで書き出しました。

質の高いデザインを 生み出すためには UX リサーチと ユーザとのあらゆる顧客との接点を最適化することが重要です。そのためには具体性を持って、ユーザ視点に立ち、 ペインポイントの追求と改善をし続けることが難しかったです。


課題⑧ 2ヶ月目卒業制作SDGsデザイン

(架空)SDGs制作物『salvo] メニューがないレストラン

2 ヶ月目の卒業制作はSDGs問題です。
実際に日本・海外で問題になっている環境問題を調査し、その問題をデザインで解決するものになります。

ここで難しくなるのが自ら問題を提議し、具体的な改善案をコミュニケーションの 観点から考察し、デザインでの解決案を提案するデザインを考えなければいけないことです。

私は、日本のフードロスに焦点をあて、捨てられるものをレストランで美味しい食事に変えることを提案しました。
どうやったら既存のお店に対抗できるかや、特別感を出すところのアイデアがとても難しかったです。

より実践的というか「本当にビジネスでできるのか?」「本当に解決策に繋がるか」とか、かなりデザイン講師に詰められました(笑) 

私はメニューをなくし、ユーザーへ他の店舗では味わえない体験に変えることを考えました。

しかし、そこをデザインに表現することができませんでした。
とても悔しいですが、この3ヶ月振り返って一番納得できていないデザインです。
時間がある時にもう一度一から作り直す予定です(笑) 


実際に提言した未来を実現するためのデザインな為、作って終わりではなく、その先をしっかり見据えた調査やデザインを考えないといけないことをここでは学びました。


3ヶ月目

課題⑨ アプリデザイン

(架空)アプリのデザインとロゴ 『ALK』

3ヶ月目はアプリのデザイン
ディレクターやクライアントから要件内容及び仕様書とワイヤーフレームから、アプリのデザインを制作します。

今回の課題は「誰でも簡単に使える、王道の歩数計アプリのデザイン」を制作しました。
それと同時にアプリのロゴをデザインします。

実際にユーザー目線に立って、毎日開くことが苦にならないように、気軽にアプリを開いて歩数を確認できるよう、最低限の情報量と簡単な 操作性を重視して作成しました。

オシャレにしがちですが実際にユーザーはオシャレは大切ではなく、使いやすさをかなりアプリでは重要視しています。スマホと睨めっこしながら違和感があったら直す繰り返しでした。

影をいれてボタンぽくしたり、余計な情報はカラーを薄くしたり、まとまりを作るのがとても難しかったです。

このときのデザイン講師のフィードバックでは、
「アプリ自体のデザインはよくできているからこそ、アプリのロゴとの雰囲気がずれてしまっている」とのことでした。

制作時間が限られている中で、アプリのデザインにフォーカスし過ぎてロゴの方にかける時間が少なくなってしまったのが反省点です。アプリのデザインがいいからこそ勿体無いそれがデザインの世界です。


課題➉ 最後の卒業制作

(架空)卒後制作物  「古町通り」

3ヶ月目の最後の課題になります。
なんとそれは、この 3 ヵ月で学んだデザインのプロセスを横断し 調査・企画・コミュニケーション戦略・デザイン すべてを提案することです。

卒業制作の目的は、「デザインとはコミュニケーションの手段」。
手を動かし、表面的に美しいデザインを完成させても 伝わらなければ価値はありません。

良いデザインとは社会の中にある課題を見極め、 適切なコミュニケーションで伝えることで誰かを、社会を動かします。

自分はこの言葉がとても好きです!

特に日本は見た目がとてもいいデザインがたくさん存在しています。
しかし、ただいいデザインで終わっているものもあるとこの3ヶ月で感じました。
デザインってすごいチカラを持っていると思いますし、もし、何かするときに便利なツールになります。

with コロナ /after コロナ時代のニューノーマルを想定し、新しい価値観をデザインの力でつくり、伝え、社会を変える。 もともと決められているのは、これだけですね!
なんならもう自分でビジネスを一から考え、そのプロモーションまで自分で企画します。

これは、モンスター・アカデミアで教わったことが全て詰まっていると思います。

私のコンセプトは「 商店街 」から新しい生活スタイルを提供するサービスを考えました。
背景にコロナの流行によって在宅勤務や場所に問わられずできるように少しずつ変化しています。

ですが、対面の機会が減ったり、コミュニケーションを昔より親密に取れなかったりと問題があります。今の時代Uターンやあえて田舎にいく人も増えています。また、田舎には密にコミュニケーションをとれる場所が多くあります。

そこで私はそこに焦点をあて、今回のビジネスを作りました。

今回はHPの作成から、商店街のイベントの企画・プロモーションではSNSを使った告知バナーの作成・地元の企業や人とコラボした際に使えるロゴの作成をしました。

本当に全て一からやります(笑) 

全ての課題を作成してみて、一番驚いたことは最初に作成したものと比較です。
ここまで変わるのか!って感じています。こういったビジネスを将来できたらいいなとも思います。

口に出すことでより具体性が生まれ、本当にデザインで社会を変えられるかもって思いました。


3ヶ月学んでみて

一つは言語化

これが一番と言っても過言ではないです。
私も、まだまだ言葉にできない部分が多数ありますが、一つ一つなんで?って疑問にもてばその答えが必ず浮き彫りになると思います。それが言語化の近道なのかなってこの3ヶ月で思いました。

例えば、自分で作成したデザインを他者が見たときになんでこの色にしたの?このフォントにしたのと?言ってきた時に、的確に自信を持って言えることこそが大切ですよね?

「自分が作ったものを説明できなかったら、他者も理解できない」とてもシンプルですけど一番難しいです。

この力はデザイナーだけでなく、どこでも大切になってくると思っています。自分も、前職で営業をしていましたがお客様が解決していないことや疑問に思っていることに多数遭遇してきました。

そのときに本当に自信を持って回答していたかと言われると、この3ヶ月で少し不安というか正解だったのかな?みたいな気持ちになりました。

これからの将来たくさんこのような場面は出てくると思います。なんで留学したの?と聞かれたら、今なら自信を持って留学してよかったことを多くの人に伝えられると思います。


手を動かした分吸収する

これは、デザインって見るのは簡単なだけに作るとなると相当難しいです。ただの丸だけど自分が作るとすこし形が違ったりしています。そこがデザインの面白いところなのかもしれない。

デザインしているとこういうデザインをしたいって思う場面が多くなってきます。
そのときにできるかできないかはその表現をできるようになるまで手を動かすことが大切だなと感じました。

実際に考えたことがすぐにデザインができるってほど自分はすぐにできないですが、前に作ったものと似ていたらなんとなく表現できます。

今私は、100日トレースに挑戦しています。トレースは本当に重要で既存のデザインを真似する・パクることをいいます。
聞こえは悪いですがもう世の中に浸透しているデザインをパクるとその表現が自分もできるようになります。できない表現はまだまだありますが(笑)
 

スポーツをしていた私からするとプロの選手の動画とか道具とか調べて真似とかしますよね!それと一緒だと思います。本人にはなれませんが、うまくなる一番の近道。

できるようになったものからアレンジを加えていけば自ずと自分のものになってきます

目標を立てて短時間でも継続して手を動かし少しずつでも、体感で覚えていけるようになりたいと思います。


デザイン脳

これは普段見るものが全部デザインに見えてくる。不思議な感覚です。

例えば、この前セブ島の日本食レストランにいったときのことです。久しぶりにキリンの瓶ビールを頼みました。
ビールが来たとき注ぐ前に「このラベルグラデーションが入ってるじゃんっ!」て思わず友達の前で言ってしまいました(笑) 

普段ずっと見ていたキリンのラベルだけど気にしたのは初めてです。

多分デザインを学ばなかったら一生気づかなかったことですし、正直どうでもいいことかもしれないですけどより社会というか世界が繊細に見えているようでとてもドキドキしました。

今まで普通に見ていたモノの見え方が変わったからです。

だから、より物・人に興味が増しました。以前はただ街を歩いたり・生活していましたが、今は、街中の看板や飲み物のラベルとかデザインが目に止まってより世界にはデザインが満ち溢れていてより生活が面白く感じます。なぜかワクワクするこんな感覚がとても非日常的で新鮮でした。

今後について

3ヶ月の授業が終了後、今はインターンとしてより本格的にデザインをしています。最初の案件が海外向けのlpサイトを作成・バナー作成と、より具体的にデザインに関わっています。

自分は英語を学びにきたはずなのに今は、デザインの方にフォーカスしていますね(笑) 
でも、そのぐらいデザインは奥が深く、面白いです。クリアがないゲームをしているみたいです。

卒業後は日本で帰国後、デザイナーとして再就職するかまた違う世界を見に行くかで迷っています。

だからここでは明確に答えられないですけど、でもデザインはどの場面でも役にたつツールになると思うので継続を大切にしたいです。

同じクラスの人はフリーで仕事をしながらインターンを受けています。パソコン一台で好きなときに海外に行って現地のカルチャーに触れそれを仕事に生かす!場所を問わず世界が見えるそんなクラスメイトはかっこいいです。そうなれたら最高です。

最後に

インターン風景

モンスターアカデミアではデザインだけでなく英語もしっかり学べます。私もマンツーマンでしっかり勉強してます。最初は、「YES・NO」しか答えられないところからスタートしてますが、今は現地のフィリピン人の横でインターンをしています(笑) 

私は、まだまだ英語は喋れませんが、クラスメイトがびっくりするぐらい英語が上達しているそうです(笑) 
3ヶ月前の自分じゃ絶対今は想像できていなかったです。
もちろん、インターンをしっかりしてますが、時には日常会話をしたり英語に毎日触れています。

休日は、現地の友達と島に遊びに行ったり、飲み行ったり(笑)、授業で覚えたことをすぐに日常で使えるそんな環境はセブの魅力です!!!

また、この3ヶ月間制作したデザインを毎週英語でプレゼンをします。
より、実践的な英語やプレゼン力が身につきます。そんな経験ができるのはモンスター・アカデミアだけかなと思います。

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