見出し画像

ESLクラスに通っています

韓国の女性、世話好きで明るくて優しい人が多いイメージです。

今回は私が彼女と出会った、ESLクラスについてお話します。


●ESLって何??


日本で生活していると、あまりなじみのない言葉ですよね!

ESLとは、English as a Second Languageの略で、英語を母国語としない人たちのための英語のことです。

アメリカの大学やフリースクール、地域ごとのコミュニティ(図書館や教会など)で、移民向けの英語クラスを受けることができます。

フリースクールや地域ごとのコミュニティなどで受けられるものは無料、大学で受けられるものは有料で立派な授業料がかかりますが、その分レベルの高い英語学習ができます。州によっては無料のクラスが無いところもあるそうですが、モンタナ州は有料と無料で分かれています。

各セメスターが始まる前に申し込みが始まるので、ホームページで募集時期を確認して連絡、クラス分けテストを受けるという流れになります。

ビザのステイタスや、SSNの有無によっては受講できないこともあるようなので、こちらも事前に連絡して確認が必要です!

私はまだ就労許可も下りておらず金銭的に余裕がなかったのと、友達を作るために緩く通いたかったので、ダウンタウンにあるフリースクールのESLに通うことにしました。

また、私は申込時にまだSSNが発行されていなかったのですが、特に問題ありませんでした


●個性的なわたしのクラス


授業では主に基本的な文法やリーディング、スピーキングの勉強をしています。日本の英語の授業では習わないようなより実用的なことも教えてもらえて楽しいのですが、おそらく私のクラスは、学校で割としっかり英語を勉強する日本人にとっては物足りないと思います。

その理由は私のクラスの、人数の少なさにあります、、

前に自己紹介でお話したとおり、モンタナ州は移民が少ないです!

なので当然、ESLの規模も他の州ほど大きくならず、クラスを分けるほどの人数もいないため、レベル分けテストはあってもクラスは分かれません。

一つのクラスで、英語を話すのが難しい人から日常会話には問題がない人まで、一緒に勉強している状態です。

そうなると当然、ひとつの課題でも人によって進度が異なるため、先生がとても大変そうです(笑)

もう少し英語学習のレベルを上げても大丈夫そうと先生が判断した場合には、自主学習用のウェブサイトを用意してもらえます!なので私は、クラスではみんなとわちゃわちゃスピーキングの練習、少し発展した内容の単語やリーディングは帰ってからサイトで勉強が出来るので、物足りないと思うこともないです。

私のクラスには現在、韓国、ベトナム、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ロシア、イラン、イラクの人たちがいます。

ちなみにこのフリースクールが始まって以来、日本人の生徒は私が初めてだそうです(ちょっと嬉しい)


●圧倒的ファミリー感


移民が少ないということはメンバーの入れ替わりも多くないため、クラスを卒業するというよりは、家庭の事情で一旦来られなくなったけど戻ってくる人がいたりいなかったりでメンバーが変わっている感じなので、だいたいみんな顔見知りです。

何年も通っている人もいて、漫画で紹介した韓国のおばちゃんはもう3年以上通っているようです。

みんな顔見知り、付き合いも長い、となると、クラス内のアットホーム感がすごくて、もうみんな、英語を勉強しに来ているというよりは、友達に会いに来ているような雰囲気です(笑)

久しぶりにクラスに入ってきた来た新人だった私ですが、すぐみんな受け入れてくれて、すっかり私も英語よりもみんなに会う目的でクラスに通ってしまっています!(勉強しろ)


●自分のコミュニティが出来るということ


クラスに通い始めて何より嬉しかったのは、夫の友達とかではなく自分自身の友達、自分自身が所属するコミュニティーを見つけられたことです。

アメリカに引っ越してきて、慣れ親しんだ家族や友達もおらず、人間関係全部一からやり直しは想像以上にさみしく不安です。

しかも在住日本人すら周りに全くいない、、、

そんな中で自力で人間関係を作れたことはとても心強く、クラスに行き始めて本当によかったなと日々思っています。

いつかクラスに行けなくなっても、このつながりは大切にしたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?