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今だからこそお勧めしたい絵本

日本でも有名な星の王子さまは、聖書に次いで2番目に発行部数が多いと言われる名著。初めて手にしたのは20歳の頃だったが、何が良いのかさっぱりわからず、一度読んだだけであっさり手放した。

初版本の挿絵の色調を再現したオリジナル版が発売されたのが2000年。その時にもう一度手にして以来、この小さな絵本がいつしか心の友となった。今でもフランス語版と一緒に我が家の本棚に置いている。

翻訳者・内藤濯(あろう)氏の文章は、訳し難いフランス語のニュアンスが十分に伝わってくる。今となっては古臭い言葉も、現代語より味がある。

話題の誤訳については判らない。私のフランス語力は議論に参加できるレベルでさえない。ただ、語学力以上に想像力と読解力が求められる大人の絵本であることは解る。


児童書として扱われているけれど、私にとっては哲学書のこの本を
ブックカフェに並べてもらうことにした。


想像力を取り戻したい元子供に向けての1冊!


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