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予期せぬことは起こる

「一生困らない程の遺産を残してくれてたらしいんだけど」

友人は笑いながら、彼女の母から聞いた話を教えてくれた。

小さな白黒写真に写る明治の男性。友人の祖父は相当女性にモテたらしい。家に帰ることはほとんどなかった。妻や子供達を大切にする時代でもなかった。それでも、家族を不幸にさせてしまったという反省の気持ちはあったらしく、正妻や子供達に多額の遺産を残してこの世を去ったそう。
太平洋戦争直前の頃で、お金の単位は円、銭、厘だった。

敗戦後、お金の価値が暴落し単位が引き上げられた。
一生安泰だと信じていた遺産は大幅に目減りした。
こんなことになろうとは、多くの日本人が予想出来なかったに違いない。
時は昭和28年。わずか70年前のこと。

物価上昇が止まらない。
銀行破綻も起こった。
だけど
おなかを空かせているわけじゃないし
快適な空間で生活している。
ツイている!


それでも

お金の価値が変わることはある

心の準備はしておきたい。




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