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あるもので賄う

週に1回。毎週日曜日の午前中、肉、魚、野菜の鮮度がよくリーズナブルなスーパーでまとめ買いする。

だいたい4000円いかないくらいに納め、それで金曜の夜まで持たせる。

私が働いていた頃は夫に弁当を持たせていたので、弁当代もこみでだいたいそのくらいの価格に収まるようにしている。

火曜日に生協さんで1500円くらいの魚だったり冷凍のパラパラひき肉だったりちょっとした野菜だったりが届き、金曜の夜と土曜日は家の前のスーパーで買い足すか、出先で惣菜を買うなどのパターンが多い。

だいたい外食費を含め7000円くらいが週の2人の食費。

先日うっかり三連休を挟み、どこにも行かず、家で3食自炊ばかりしていたら、冷蔵庫が空っぽになってしまい、土曜日に中途半端なまとめ買いをしてしまったためにルーティンが崩れた。

日曜の夜にはまだ食材もあり、火曜日に危うくなったところに生協がきてまた少し潤い、なんとか週末まで持たせられるか腕の見せどころである。

前に何かの本で読んだのだが、冷蔵庫になにもない!と焦る必要はないらしい。一家の台所にはその日1日くらい余裕で1食くらいは賄える食料はある、と。

確かに何もないと思っても、冷凍室にはいつしかの魚があったり、中途半端な肉が固まっていたり(私の場合だが)。

野菜室は毎回日曜には空になるようにしているけれど、ネギの青いところが転がっていたり、乾物はお麩やツナ缶があったりする。

固まった肉を解凍し、ネギを刻み、油を切ったツナ缶を炒めて冷凍ご飯を入れて即席炒飯を作った。

お麩と冷凍してあった油揚げを入れて味噌汁もつけると、立派なランチになった。

それがなかなか楽しかったのだ。
食材をきっちり使いきれたことも、無駄なく美味しく1食作れたお徳感もよかった。

以来、無理にスーパーに走らずによく家の中を吟味するようになった。

今の私は、会社には所属しているが、産休手当て暮らしなので贅沢はできないが、お金のかからない節約趣味は大歓迎である。

手間もひまもあるので、毎回あるもので賄うレシピにはまってつい極限を極めてしまいがちなのが玉に傷である。

最近は暑いので台所に長くいられなくて、レンジを駆使した副菜やらおかずをばかり作っていた。野菜によってはレンジ調理の方が栄養を損ねないものも多い。

ラップに包んでさっとチンして、水でしめたおひたしだったり、スチーマーの蒸し野菜だったり。

それらをツナで和えたり、ゴマをふったり。
意外とレパートリーが多い。

メインや味噌汁だけ作るときにコンロに立つ。

野菜不足を感じながらも疲れた日は、具沢山のお味噌汁にご飯、メイン1品という日もある。

そのメイン1品も肉を焼くだけだったり、魚をグリルで丁寧に焼くとかなので楽チンだ。


こないだ読んだ本には一汁一菜という本で、つまるところ、具沢山の味噌汁とご飯、漬け物だけでもりっぱなごはんだとゆう内容だった。

すこし肩の力を抜いて料理したらまた楽しくなってきたので大変よかった。

豚汁以外には具沢山の味噌汁なんてなんだかお下品…と感じていた昔の自分をポカスカやりたいくらいに。

お味噌汁は無限の可能性を秘めていたのだ。

肉でも魚の粗でもなんでもいれていい。
発酵した味噌がなんでも優しく受け止めてくれるのだから。

その日から味噌汁を作りまくっている。

大体いつもちょうど2杯分になるように小さな雪平で作っていたが、それを3杯分になるように作り、もう1杯はあら熱を取り翌日分の私の朝食にする。

味噌汁を作るときはずっと100均の味噌マドラーでくるっと取ってそのまま雪平にカシャカシャして溶かしていた。

大変便利で気にいっていたが、先日寿命を全うしたため葬ったのは記憶に新しい。

やはりないと不便だったので、最近スリーコインズで購入した味噌マドラー330円がまた大変に優秀でお気に入りだ。形も可愛いくて、使うたびにテンションがあがる。

味噌汁の残り1杯は朝はレンジで温めて、トーストかごはんで頂く。

以外にもお味噌汁はパンに合う。
実家で暮らしていた時はパン派とご飯派がいたが、毎日欠かさず味噌汁はどちら派も飲んでいた。


そうこうしてたら、先月よりガス代がずいぶん安くなっていて夫に驚かれた。

変わりに電気代は高騰してるけど。夏場だから許容範囲。

せっせと冷蔵庫や冷凍室まで空っぽにする勢いであるもので賄うブーム到来している。

次買い出しに行くときは、在庫がだいぶ心もとなくなってきた乾物も買い足しておこう。

冷凍庫もあまり空にしすぎるのは節電的によくないし、まぁ何事もほどほどがよい。

毎日楽しく健康で。

それが一番の節約術なのかも。




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