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転職して実感したWeb制作会社と自社Webサービスの会社の違い

はじめまして。Webエンジニアをしているmooと申します。
Web制作会社のコーダー兼エンジニアから自社のWebサービスを運営する会社のWeb開発エンジニアに転職して一ヶ月ほどが経ちました。
前職のWeb制作会社と現職のWebサービスの会社の間で違いと感じた以下の4点について述べたいと思います。
※一般論というよりは僕の個人的なケースにおける僕自身の感想です。

①技術力

僕のいたWeb制作会社では、Webサイト制作だけでなく、Webサービスやシステムの開発の案件も受注していましたが、それらは小規模なものがほとんどで必要とされる技術力もそれほど高くありませんでした。

しかし成長する自社サービスを長く運用するとなると、一般的にもっと高いレベルの技術が求められます。実際僕の所属するチームににもとても優秀な先輩エンジニアがいて、技術的な面でアドバイスをもらえるため、とても勉強になっています。

②時間の余裕

自社サービスの開発は厳格に納期が決められているわけではないので、余裕を持ってじっくり開発に取り組むことができます。

僕は一つのタスクに集中して取り組みたいタイプなのでいまの会社の仕事のスタイルは自分にすごく合ってると感じます。

Web制作会社では、複数の案件の納期を気にしながら割り当てられたタスクを消化していくということが求められていたため、マルチタスクが苦手な僕にとってはタスク管理のストレスが多かったです。

③仕事に対する姿勢

今いる会社でいっしょに働いている方々は、自社のプロダクトに対して愛着を持っており、仕事に対して責任感を持って前向きに取り組んでおられる方が多い印象です。
僕の所属する部署では誰かが自分の保身のために他の人やチーム全体の足を引っぱるような光景は見たことがありません。

一方Web制作はクライアントから受注した制作案件を次々こなして納品していくスタイルのため、一つ一つの商品に対する思い入れや愛着は相対的に薄くなります。
そのためか従業員の中には自分に割り当てられたタスクを終わらせることばかり考え、チーム全体のパフォーマンスを顧みないような方も残念ながらいました。

④資金の余裕

これはビジネスモデルによる違いが大きいと思います。

Web制作はクライアントから案件を受注して納品するごとに売上になりますが、Web制作はただホームページを作ればオーケーという時代ではなくなってきています。マーケティングやモダンなデザインなどの付加価値がないと、簡単に価格競争に巻き込まれてしまいます。

一方サブスク形式の自社サービスは軌道に乗せるまでは大変ですが、いったん軌道に乗れば安定して利益を生み出し続けることができます。
サービスが成長していけば当然コストに対する利益の割合も増え、資金の余裕が出てきます。
そのため、給与水準や将来の給料の上がり幅も明らかにWeb制作会社より良いです。

最後に

Web制作会社とWebサービス会社はどちらもWebという共通のフィールドに属しますが、ビジネスモデルが大きく異なるので、社風や働き方が違うのは必然とも言えると思います。

技術にそこまで興味がなく、マーケティングに興味があってマルチタスクが得意な人はWeb制作、技術力を高めて一つ一つの課題にしっかり取り組みたい人はWebサービス開発が向いているのではないかと思います。

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