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309【心は鍛えるものではなく、整えるもの】

サッカー日本代表の長谷部誠さんが著書『心を整える』の中で言っていること。

「日々の生活から、心に有害なことをしないようにする、少しでも乱れたら、自分で整える」

心に有害なことは、
・過度な自意識
・マイナス発言
・恨み貯金

もしこうなってしまったら、
・心を沈める時間をつくる。
・整理整頓をする。
・好きなものに心を委ねる。
そして意識的に心を整えるそうです。

この考え方は本当にそうだなぁと感じます。でも周りに心を乱す人がいたら、うまく整えることはできるだろうか。自分自身では、かなり整えられるようになってきましたが、周囲に心を乱すようなことを平気でしてしまう人がいたら。イライラしちゃいます。周囲のイライラから自分の心を少しでも沈め、整えるために、あなたは何をしますか。

友達に会いますか。仕事をしますか。お酒を飲みますか。それとも寝ますか。男と女の沼に溺れてみますか。そんなことをいくら繰り返したところで、心の痛みは無くなりません。つねにマイナス思考ゆっくり考えたり、好きなことする余裕がない人を恨んだりしてはいないけど毎日つまんない、おもしろくないって過ごしている大人。いつまでたっても大人になれない大人たち。

20歳、30歳、40歳と歳を重ねていくと、もう失敗できない不安が、人生の選択を絶望のように感じさせるものです。そして、気分を晴らしたところで、自分らしさは見えて来ません。そういう友達と一緒に居ると、自分の気持ちも整ったように思うものですが、全くの見当違いで、つながりを広げれば広げるほど、見えない鎖につながれたように、自由を奪われていきます。好きなことをして楽しく生きることと、楽をして生きることは似ているようで、全然違うものです。好きなことに没頭することは、辛さや困難を必ず伴います。そうしたものも気にならないほど、好きなことだから没頭できるのです。

自分がその日に思ったことを、独自の方法で分析し、「なぜそう思ったのか」自分に問いかける時間を大切にしてほしいと思います。


おすすめの本
「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」長谷部誠
「新しい分かり方」佐藤雅彦
「わたしと あそんで」マリーホールエッツ
「っぽい」ピーターレイノルズ

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