風邪をひいて睡眠の大切さを実感する。

年始早々風邪を引いて、1週間活動休止状態だった。
始まりは大晦日の31日、毎年年末恒例のすき焼きを楽しんでいたときに盛大にむせた。今思うと風邪の前兆できっと喉が弱っていたのだと思う。(めったに食べない牛肉すき焼きにがっついたからではという疑惑もあるが。)貴重な牛肉の一部を無駄にしてしまい、さらに喉を負傷した。
翌日の元旦は仕事に出たけれど、夕方から喉の違和感は痛みとなり、頭がクラクラしだした。

風邪をひいた原因に心当たりがあった。それが睡眠不足。12月の忙しない雰囲気になんだか気疲れして、年末に向かうほど不規則な生活になり、リビングで寝ることもあった。
ここ数年はコロナで体調には気をつけていたけれど、年数も経って気が緩んでいたなと思う。風邪を引いたのは4年ぶりだった。

睡眠不足は免疫力を低下させる。
例えば睡眠時間5時間未満の人は、7時間以上寝ている人より2.5倍も風邪をひきやすくなるといわれているそうだ。生活習慣病やがんの罹患率も睡眠時間が影響するそうで恐ろしい。

風邪を早く治すために、とにかく食事とトイレ以外は寝た。病み上がりは歩き方を忘れて、足の運び方がぎこちなくなるぐらい、ずっと横になっていた。
体調が悪いときは何時間でも寝られた。体調が戻ってくると寝られる時間も限られてきた。体は自然と必要なものを求めている。
寛大な夫と職場のおかげでしっかり休養ができ、1週間で咳も残らずに治すことができた。今までは休み方が中途半端で咳が長引くのがお決まりのパターンだった。
他の要因もあるかもしれないけれど、人生で1番よく寝て療養したら、風邪の完治も最短だった。

「睡眠量」の確保は何よりも優先すべきだと実感した。

睡眠については、今まで短い時間で効率的に摂る情報に振り回されていた。
でも「体が必要としている睡眠時間は短縮することはできない。鍛えたり工夫をしてショートスリーパーになれるものではない。」ということを睡眠学者の柳沢正史先生が言っていた。

人生の1/3は寝ると割り切り、残りの2/3の中でできることに集中するのが大切なのかなと思った。
そんな考えになると、日々「あれもやらなきゃ‥」と焦る気持ちに諦めがつき、肩の荷が降りた気がする。


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