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本気出して3歳児とかくれんぼしてみた

3歳長女の大好きなあそびの1つに、
かくれんぼがある。

隠れるのは
カーテンのうらや
布団のなかなど
ぱっとみて分かりやすいところばかりだ。

小さな子どもらしく、かくれ方にも可愛げがある。

どこかな〜どこかな〜
あ、ここじゃなかったか〜

わざとらしさ満点で
たまに間違えたりしてあげながら
かくれんぼに付き合っていた。

こちらが隠れるときも
同じように、分かりやすい場所に隠れた。

楽しそうな長女はかわいいが
毎日やっていると

飽きた。

よし、ちょっと本気出してみよう。

全力で隠れんぼすることにした。

ルールは簡単だ。

うちは全フロアがつながっている間取りであり、
長女の動きを察知しながら、時計まわりに
忍び足で動いていく。

つまり、何ひとつ隠れていない、かくれんぼ。
かくれんぼ ならぬ
まるだしんぼ だ。

計算では、延々と見つからずに
さびしくなった長女が降参して終わる予定だった。

ママー どこかなー
ここかなー
あっちかなー

楽しそうに探す長女を横目に、中腰でサササッと移動していく。

楽しすぎて
ふははははと変な声がもれた。

しめしめ、これは見つからないぞ。

ほくそ笑みながら余裕をかましていたところ、
長女の気配が 突然フッと消えた。

見つからないママに、感じたものがあったらしい。
3歳児に まかれてしまう。

どこだ、どこに行った!?

警戒しながら左右を確認し、そーっと進むと

今までと逆方向から
長女が両手を広げて
ばっと飛び出してきた。

ばぁぁぁぁぁーー!! 
みぃつけたーーー!

満面の笑みがある意味ホラーで、
本気のかくれんぼは3分ほどで
裏をとられて終了した。

わたしもまだまだだ。


パパの場合も、
独特な方法で全力でかくれんぼをする。

長女とわたしが分かりやすく布団に隠れていると、

突然
部屋の電気がチカチカしてくる。

懐中電灯の灯りが揺れ、
不安を誘うメロディーとともに
壁を爪でかく音が聞こえる。

クローゼットがバンバンと開けしめされる。

どぉぉこぉぉだぁぁぁ

リアルな鬼の声が聞こえる。

3歳児との遊びとは思えないほどのクオリティ。隣の長女は半泣きだ。
むしろ怖すぎて
ここにいまーす と自己申告したいほどだった。(そして実際にした)

いい大人が夢中になって遊んでしまうかくれんぼには、無限の可能性がひろがっている。





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