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「いい褒め方」とは?

人が成長するにはやっぱり悔しさとか苦しさとか、必要な場面もあるけれど、いい関係を築きながら成長していくためには「褒めて伸ばす」がやっぱり1番いいのではないかと思わずにはいられない、満ち足りた生活を送っています。


こんなこと書いた翌日、“褒め”について考えることがありました。

卒業研究でお世話になった客員教授(社会人として働いている方に研究の指導をしていただくような方)さんに、最後に、とお食事に連れて行って頂きました。

めちゃくちゃステキなところで美味しかった…!!!


卒業研究、いろいろと辛くて大変なことが多かったです。卒業研究のテーマも、研究室環境も。

そんな中で私が頑張れたのは、その客員教授の方からめちゃくちゃ褒めて頂いたことでした。


テーマの内容が難しいので私も最初は全く理解できなかったし、分からなさすぎて辛いことがとても多かったです。そこで客員教授の方に教えて頂き、それを教えて頂いた瞬間で(教え方が神なのです)自分のものにできて、それを自分の言葉で説明して「そう!それ!」と理解が深まる。それがどんどん連鎖して、どんどん分かっていく。どんどん面白くなっていく。「研究テーマはめちゃくちゃ難しいけど、誰にでもできるものじゃないし、それが分かることが楽しい。そして内容がめちゃくちゃ面白い」とハマっていくのか分かりました。

その「そう!それ!」と私が理解したことを共感してもらって、言葉で説明したことに「合ってる!凄いね!」って褒めていただいていたことが、私の心の支えだったような気もするんです。


そんなことを思い出しつつ、「あぁやっぱり研究楽しかったな」とも思いつつ、お食事の中で客員教授さんが言っていて印象に残っている言葉があります

“褒める” のはずっと褒め続けるのはダメで、かつとても具体的に、とある一部分を自分の言葉で言語化できた時に褒めるのが良いんです

今までの人生とか、それこそ最近の教習所でもたくさん褒めてもらって、「褒めるって嬉しいな、モチベーションになるな」と思って、あまり考えずに、言ってしまえば「 ただ 褒めればいい」と安直に考えていました。褒めればモチベーションになるし、支えになるし、やる気になれる。でも、きっとそうじゃないと気づかされました。


ただ褒めても、ただ褒め続けても、確かに成長しない。それは褒められた人が「 “どの部分” の “どんな状態” を褒められているのか」が分からないから。自分の言動の「どこ」が評価されているのか分からないと褒めも意味が無い。 “ただ褒められた” だけになってしまう。

自分も確かにそうだよなと思う。もちろん客員教授さんは褒め方をとても気をつけていて、まさに私の具体的に、とある一部分を自分の言葉で言語化できた時に褒めて頂いていたから、自分のどの点を評価されているのか感じとることが出来た。そうじゃなかったら分からなかったかもしれない。

まだ私は人を育てたことがないから、その “褒め方” を完全に自分の中に落とし込むことができていないけれど、もしこれから、そういった立場になったら今日のことを思い出して、気をつけていい人を育てていけたらいいなと思います。

何時になるか分からないいつか、またこのnoteを見直します。

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