見出し画像

恋なんてしなくていい。彼氏も要らない。でも私には大好きな彼氏がいます。

おそらく私はモテる部類に入るのでしょう。
そして疎くもなかった。

小中では「◯◯がみずちゃんのこと好きだって聞いたよ」と聞くことや、とある男子と話していて冷やかしが入ることは、珍しくもなんともないことでした。

「そんな大事なことバラされて◯◯くん可哀想。もっといい友達持てばいいのに。」「また冷やかしか。そろそろめんどくさいな」と、まあ内心酷いかもしれないけれど、そんなことを思っていました。

その◯◯くんが知っている人だったら「嬉しいな」くらいは思います。でも大体が他クラスで、知らない人で、話したことが無かったり、話したこともわずかだったり。

そういった “知らない人から好かれる” ことに恐怖を覚えてしまって恋愛を遠ざけるようになっていました。彼氏とか要らないし、独りで生きていくし、「彼氏欲しい」なんて軽すぎる言葉が嫌い。理解できない。


それでも今、私には大好きな可愛い彼氏がいます。
ほんとに可愛くてしょうがない。

高3で初めて彼氏ができてからほとんど途切れたことはありません。まあわずか5年程度ですが、だいたい彼氏という存在はいました。

でも、今でも私の考えは変わりません。

恋なんてしなくていいし彼氏も要らない。

じゃあなんで彼氏居るの?って怒られてしまいますか。
恋愛する気のない私に理想の彼氏像なんとものはありません。みんなの言うカジュアルな “彼氏” とか要らない。でもずっと思っていることがあって、それは「将来とか生き方とか考えとか、討論みたいに話し合える人が身近にいて欲しい」「支え合えるパートナーとか相棒みたいな存在の人がいるといいな」ってこと。これは性別問わないです。そういった人が親友とか彼氏とかそんな肩書きなんてどうでもいいから、とにかく私の人生に存在して欲しいとずっと願っていました。

そんな私の友達は本当にわずか。高校生までの友人は男女含めて片手で数えられる程度。それでも自分が話してみたいことまで話しているかと聞かれると頷けない。どうしても私の理想には足りない。そして、そもそも大学ではそんな人自体現れずに終わると思っていました。

そんな中で現れたのが大好きな彼です。

私と彼は俗に言う恋人関係にあるけれど、私としては恋人関係にならなくてもずっと縁が切れなければ良かったのです。

と、そう思っていたけれど、やっぱり恋人になって良かったな〜と思うことはずっと大きいです。大好きなので。恋人だから話せることや聞けることもあるような気がしています。あとは物理的距離は恋人じゃないと近づくのって無理で、その距離感にも助けられている気がします。

私が “いて欲しい” と願った存在の人が、たまたま私に「好き」と伝えてくれて、私も好きだから、お付き合いをはじめただけで、そうじゃなかったらどこまで彼との縁が続いたのかなとさみしくなります。彼が彼氏じゃない世界線でも、仲良くできてたらいいな。


そうやって考えると、「彼氏なんていらない」という考えの私に恋人がいるなんて不思議だなと思うし、同時になんて素敵なことなんだろうと感じます。ずっと出会いと願っていた理想のような彼と出会えて本当に良かった。私の人生、幸せにできていたみたいです。これからもずっと彼を大切にします。大好きです。

この記事が参加している募集

眠れない夜に

沼落ちnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?