見出し画像

【留学】ドイツでの宅配受け取り戦績

結論から言うとドイツでのネットショッピングが上手くいかな過ぎてストレスがたまってるので、ここに書き記すことでどうにか鬱憤を消し去れたらと思います。そして後世にドイツで留学、就労する人がこれ以上DHLとUPSに悩まされないように何かしらの解決策を提示出来たら幸いです。

【2023年12月2日更新】
ナイキでの注文の追記をしました。


Amazon(DHL)



ドイツで初めてのネットショッピング


カッターとコーヒーのドリッパーを購入しました。これがドイツでの初めてのネットショッピングです。カッターもドリッパーも実際の店舗で買うと結構な値段がするのでアマゾンで買います。


余談ですが、こっちはちょうどいい値段&品質のものが中々無いように感じます。今回注文したカッターは二個で€5(800円ほど)。探した中ではこれでも最安でした。日本でなら100円+税を払えばそれなりのものが手に入るのに。これに関しては中国をはじめ、工場回してくれてる日本の近隣各国に感謝です。

パケットステーションで受け取り


アマゾンは購入の際に受け取り先として自宅かDHLのパケットステーションを選べます。後者は日本でいうところのコンビニ受け取りみたいなものです。DHLという宅配会社と提携しているカフェやKIOSK、たばこ屋で受け取ることができます。


日本のように宅配時間を設定することができないので、近くのパン屋でピックアップすることにしました。画面上にいくつか近場の候補が出てきてくれるので、任意の場所をクリックするだけでOKです。ちなみに自宅配達にして不在だった場合は、近くの集積所(?)まで荷物を取りに行くか、送り先に戻されることになるっぽいです。


日本のアマゾンと比べれば時間はかかりましたが、五日ほどで届きました。地図で指定された受け取り場所に行くとガチでパン屋なので「ほんとにここで荷物が受け取れるのか…」と不安になりましたが、レジのお姉さんに「amazonで頼んだ荷物が来てるはずなんですけど~」と言うと学生証とメールでの本人確認の後、すぐに荷物を渡してくれました。


Tommy Hilfiger(UPS)



幸先の良い出だしかと思われましたが喜びもつかの間、ここから私とDHL&UPSの戦いは始まります。

持ってきた衣服だけでは寒い冬を乗り越えることは不可能だと思ったため、ちょうどセールで安くなっていたのでダウンジャケットを買いました。

前回とは違いDHLではなくUPSでしたが、配達のシステムはDHLと同じで自宅配達とどこかしらでのピックアップが選べます。というわけで前回と同じ要領で自宅近くのコンビニ的なところを選びます。


10月30日に注文し、その後すぐトミーから「注文が殺到していてるけど11月1日までには発送するから~」という旨のメールをもらいました。実際に発送されたのは11月6日でしたが、このくらいの誤差はこの後のUPSに比べれば可愛いもんです。ドイツに来てから自分の思い通りに上手くいかないことばかりで、何かあっても「まあええか~」と思える寛大な心が養われました。


トミーからの発送完了メールの後、すぐにUPSから追跡サービスのついたメールが届きました。予定では二日後の11月8日に近くのたばこ屋に届けられるようです。


住所が間違っているので配達できません

11月8日。「そろそろ届いたかな~」と思い追跡画面を見ると以下のようなステータスになっていました。


曰く、「正しい住所に更新してください。さもなくば発送元に送り返す」

自分で打ち込んだならまだミスは発生し得ますが、注文の際画面上に出てきたピックアップステーションの一覧から選んだため、間違えているはずがありません。

こんな感じで選ぶ


住所を変更しようと思っても、そのページが見つからない。正しい住所を選んだはずなのに拒否されていること、住所を変更できないこと、でも早く変更できないと送り返されること、いろいろ重なって結構ダメージ食らいました。

くよくよしていても仕方ないので、カスタマーセンターにメールします。残念ながら電話で事情を説明できるほどのドイツ語力は無いのでメールで、かつ英語で。

「ピックアップステーションだと上手くいかないのかな」と考え、配達先を自宅に変更してもらうようメールを送りました。翌々日(11月10日)住所変更完了のメールをもらいました。メールを待っている間も、「住所変更の手続きの間に返送されないだろうか」とヒヤヒヤ、というよりイライラしていました。ともあれ、11日、12日は土日で配達が行われないようなので、13日に届く予定だと追跡サービスで確認しました。

インターホンを鳴らすことなく勝手に不在扱いにされる

11月13日は授業で不在だったため受け取ることができませんでした。これはこちらの過失です。

翌日、いつ荷物が来るか分からないので一日中家の中で作業していました。しかしお昼を過ぎても一向に配達は来ません。怪しくなって12時すぎに追跡サービスを見ると

「不在だったため持ち帰り。明日最後の配達を試みます。明日不在だった場合発送元に送り返します」

ドイツではあるあるらしい、「勝手に不在宣告」を受けました。文字通り一歩も家から出ることなく荷物を待っていました。それなのに不在扱いにされては、翌日の最終配達も受け取れるはずがありません。

しかも通常であればポストに不在票が入れられるはずなのですが、それも入っていませんでした。どこまでも怠惰。培われた寛大な心でもさすがに受け止めることができません。ちょっとドイツで生活することが嫌になってしまったので、現世と距離を置くために二時間昼寝しました。

とにかく三日目も家にいてみることにしました。結果は予想通り「勝手に不在」。やっぱりかーとダメージを食らいつつ再びカスタマーセンターに連絡を入れます。

再び届け先変更


今回は100パーセントUPSが悪いのでちょっと強めの口調でクレームを入れました。「勝手に不在にされた挙句、荷物を送り戻すなんて無責任だ。とにかく確実に受け取れるように改善策を提示してください」的なことを送った記憶があります。

で、UPSからピックアップステーションで受け取るか、それとも新しい住所の受取先で受け取るか聞かれました。荷物を受け取れるほかの住所など持っていないので、一番初めに指定していたピックアップステーション(たばこ屋)の住所を送りました。

するとすんなり手続きは進み、無事そちらのたばこ屋に荷物が預けられました。

じゃあ一番初めのステップで「この住所は間違ってるよ」って拒否されたのはなんだったの!!!!

たばこ屋のお兄さんはアラビア語なまりの英語で聞き取りに苦戦しましたが、今回も学生証と送られてきたメールを使って本人確認し受け取ることができました。

奥から箱を持ってきてくれましたが、お兄さんも「あ~これはひどいね。あちこち壊れてる」と言うほど荷物もダメージを食らっていました。(中身は無事でした)

紆余曲折を物語る箱


荷物が手元に届いたのは11月16日。紆余曲折を経て注文から17日でようやく商品を手にすることができました。

上手くいかなすぎる日々

事情を説明するためにメールを打つのも、返信を待つのも割と時間がかかるのでこの期間荷物のために心的、時間的エネルギーをかなり割きました。


私の言語力のせいなのか、まだ生活に慣れていないせいなのか、それともドイツの社会的システムのせいなのか分からないけど、日本にいるときよりも上手くいかないことの頻度が上がっているような気がします。


ドイツで生活されているYoutuberの方が「期待しない、幸せのハードルを下げる」と言っていましたが、本当にその通りだなと感じています。今はバスが時間通りに来る、または電車が突然運休にならないだけで幸せです。


(ストで電車が止まって2時間かけて学校から帰宅した件や、乗っていた電車が突然運航をやめて途中で降ろされたエピソードはまた別に書きます)

NIKE(DHL)



今回も上手くいきません!!!!

見出しの通り、上手くいきませんでした。でも多分この記事を見つけた人はドイツでの宅配に何かしらの問題を抱えて読んでくれているはずなので、まだ見ぬあなたのために私の失敗が益となることを願っています。

「もうドイツでネットショッピングするのやめようかな~」と思っていましたが、ブラックフライデーのセールがあまりにも安かったため貧乏心に負けて注文してしまいました。

前回の失敗を鑑みて、とにかく自宅受け取りは不可能だということを学んだので今回もピックアップステーションを選択します。前回とは違ってDHLで、Amazonで無事受け取れた実績があるので大丈夫だろうと思っていました。

またしても、「住所が間違っている」

前回、前々回と同様に画面上から近くのDHLを選びました。しかし予定日に配達サービスを確認すると

「この住所は間違っています。ので、発送元に送り返します」


UPSのように住所を変更する余地すら与えてくれませんでした。こうなってしまってはもうDHLのカスタマーセンターに連絡しても無駄です。

NIKEのカスタマーセンター、バリ親切

ではどうするかというと、発送元のNIKEに連絡をします。
前回同様、「注文時にステーションを選択したが住所が存在しないということでDHLによって送り返されてしまった。再び送ってもらえませんか」とチャットで送ったところ、すぐに返事をもらいました。


すぐに返金手続きをするからもう一回同じ商品をオーダーするように指示されました。加えてブラックフライデーの割引料金で注文をしていたため、そのディスカウントが反映されるように手配もしてくれました。しごできすぎるNIKE。


今その発送を待っている段階です。新たに動きがあったら書き記します。

【その後】
無事DHLのPacketStation に届きました!!
これを踏まえてなぜ届かなかったのか原因が分かったので詳しくは以下の記事をご覧ください。


Amazon(DHL)


Amazonは成功実績があるのでそれと同じく、パケットステーションでの受け取りを選択しました。


勝手に返送されました。

もう説明する気力もありません。

これに関しては返金するからまた再オーダーしてねとのことでした。

返送された理由も分からないので対策の余地もありません。

ネットでの注文を確実に受け取れるコツをお持ちの方がいたらぜひ教えてください。

ひとまずの結論



・とにかく困ったらカスタマーセンターに連絡する

 くらいしかないかもです。あとは私が大きな学生寮に住んでいるので配達が上手くいかないのかもしれません。アパートや一軒家であればまた事情は違うのかもしれないです。

余談:日本からの荷物



11月5日に母が日本から国際小包で荷物を送ってくれましたが、11月30日現在も届いていません。予定では5日ほどで届くはずなのですが。さようなら、私のヒートテック。


正直こんなにネットショッピングがストレスだとは思っていませんでした。いつも日本の我が家へ荷物を届けてくれていた佐川のおじさんにいまさら感謝です。皆様の幸多きドイツでのネットショッピングライフを祈っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?