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「天蓋ベッド」がやって参りましてございます①|魔女めく暮らしの壱ページ.

皆様、お今晩はでございます◎
【現役魔女】のTRAUでございます.

最近自分の人生観が大きく変わる出来事がございまして、その先でふと思いましたのが「わたくし、意外と自分の為に生きていない。」でございました.
事の詳細は機会がござましたらいずれ綴らせていただきたいのですが、
そう思い立って最初に取った行動は

「そうだ、天蓋ベッドを買おう」

でございまして.


いやもっとあるだろうというツッコミはごもっともでございますが安心してください.
これを口火にありとあらゆる欲しいものを散々購入する日々を送ってございます.
ご覧、これが抑圧されて生きてきた人間が、ある日解放された時の顛末だよ.
だってわたくしもっと【魔女めく暮らし】がしたいし.
身も心も魔女魔女して生きるって決めたし.

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と言うわけで「天蓋ベッド」を購入しましたのは、かれこれ8月も中旬の頃でございます.
うっかりお盆休みの直前であった事を失念しており、購入業者様から丁寧なお電話がるるる.


「あの、お盆休みで最短でも月末の到着になると思います」

オーケイ了解にございます.
お盆休み満喫なさってくださいませ◎

「あともう一点.配送業者様との規約上“お渡しはエントランスまで”とさせていただいておりまして」

オーケイわたくしは、天蓋ベッドをお迎えするために現状のセミシングルベッドを1人で運び出した魔女にございます.
ところで、
全て解体しようと思っていたのに、安全性を考えられた設計により“一旦組み立てたらネジが外れない仕様”であったのには参りました.
ですので担ぎましたね.ベッド.
おかげで道ゆく殿方に「嬢ちゃん大丈夫なんか」と優しいお声がけを賜りました.
ふふ、見ててくださいましわたくしの勇姿.
腰が粉砕しそう.(なんと無事に出せた)
昔、ひょんな事からベースギターを持ち歩いた時には「ベースが歩いてる」なんて言われるほどに身長が低いのですが、
朝モヤの中、ベッドがするする前進してゆく姿はさぞ怖かったと思います.
優しきおじさまに幸あれ.
きっとぜったい良い夢見れちゃうぞ.

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お店様から上記2点の伝言を受けた後は到着日までひたすらシミュレーションをして暮らしておりました.

「天蓋ベッド」…
将来の夢の候補に『お姫様』がランクインしていた事がある方なら、一度は憧れた事があるのではないでしょうか?

わたくしがプリンセスに憧れていた頃と申しますとかれこれ30うん年前になるのですが、幼少の頃でござましたので金銭的な事は致し方ないとは言え、
日本では珍しい形状のベッドというのは、当初あって輸入品.
買い付ければ十うん万円という世界だったのでございます.
されど憧れは止められないもの(押し付けられる側ですよ)でございますので、小学校の頃には、当初としては画期的だった「パイプ式二段ベッド」をお年玉の全てで購入し『自家製天蓋』を作ったものです.
2段ベッドの2段目の下に布を取り付けて作るんです.

「天蓋ベッド」が届くまで約30年ぶりの敷布団生活.
感覚を忘れ過ぎて河川敷で青春を過ごすかのようなポーズで、昔を懐かしんでおりましたところ
「昔は『憧れ』だったものが、これから『現実』になるのか…」と、感動的な心地になりましてございます.
はぁ…楽しみだなぁ…
起きて目にするのが天井じゃなくて、ふわふわ揺れるオーガンジーのカーテンになるなんて…

まあ、厳密には右向きで寝る癖があるので起きて見るのは机、および終わっていないありとあらゆる原稿なのですが.


さておき、大人になったんだなぁという事と、
手軽に憧れを手にする事ができる世の中になるまで何とか生きていた自分がいる事.
そして、いつもなら躊躇していたどころか目もくれなっただろうこうした『自己満足でしかない夢』に、気もお金も使っている自分がいる事.
わたくし、凄く、偉い!


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そうして月末.
意外と過ぎゆく日々が長かったので、わたくしこんなにも楽しみにしていたんだなぁとしみじみ.
一方 使い魔のヒメちゃん(チワワ)は、床で寝る生活にすっかり慣れ、以前にも増して気軽にわたくしを起こしにかかるようになりました.
やめて、まだ朝の4時よ.

配送業者様の事前の電話もいただき、いよいよベッドが運ばれます…

続く










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