できることならスティードで Trip2「釣行」/加藤シゲアキ (読書感想文)

久しぶりに
できることならスティードでの
読書感想文の続きを綴っていこうと思う。

過去2つの読書感想文を書いたが
これは果たして読書感想文と言えるのだろうか?
と、自分で読んでいて疑問に思った。

作品の内容にほぼ触れていないし
どちらかというと
読んで思い出した私自身の旅の文章でしかない。
なのでこの読書感想文を読んで
参考にしたい人には
申し訳ないけれど
あまり参考にはならないと思うけれども
私の旅のお話も
読んでいただけると有り難いなぁと思う次第です。。。

さて、今回は『釣行』。

私自身釣り人ではないけれども
釣りと縁がないわけではない。
人生に影響を与えた
好きになった芸能人も
シゲちゃんを含んで2人釣りを好む人だったりする。
(もうひとりの人は渓流釣りだけれども。)

母方の実家は三重県で
海に面している土地だった。
親戚の中には
牡蠣の養殖をしたり
釣り人を船で案内したりしている。
親戚を辿って行くと海女をしている人もいた。

そんな環境であったので
夏休みに遊びに行った時には
海岸から竿を振り魚釣りをしたこともある。
小さい魚が釣れたような・・・
というぼんやりした記憶だけれど
釣りあげられた魚を水の中に入れたりした記憶もある。

小さな船で
近くの島に海水浴に行った記憶もある。
どこからかタコをつかまえてきていて
墨を吐くタコを眺めていた記憶も残っている。

外で火をくべて
網を敷きとれたての貝を焼いて食べたりもした。

その次の釣りの記憶は
大人になってからだ。

SNSで知り合った夫婦が釣り好きで
バス釣りをするというので
地元までお邪魔して体験してみることにした。

小さい頃に竿を持った記憶はあるものの
実感はなかったので
(おそらく振った後に持たせてもらって
リールを巻いたのではないかな?と、
今ぼんやり思い出した。)
実質初めて竿を振り釣り糸を飛ばしたのがこの日なのだろう。

なかなかうまく遠くに飛ばせなかったりしたが
なんとか釣り糸を垂らすことができ
釣果としては
ブルーギルを1匹釣り上げた。
一緒に行ったお友達はボウズだったので
私の方が”もっていた”ということになるのだろうか?

しかし私は
シゲちゃんのように
「いつか必ず魚を釣る!」という使命感に燃えることもなく今に至る。

この『釣行』の中で好きだなぁと思った表現は

~と早くも僕の前に釣り糸を垂らした。
二ヶ月後、僕はまんまとそれに食いついた。

という部分。
そして、最後の〆の部分。

その表現をなぞってみると
私の前には釣り糸は垂らされなかった。
もしくは、釣り糸は垂らされたが
私は食いつくことはなく
違う海で泳ぎ始めたという感じだろうか?

25時間も海の上で過ごせるくらい
興奮できる「釣り」というもの。
現在の私として
興味はないこともない。
魚(を食べるの)は好きだし
味わう度に興奮を思い出すという体験もしてみたい。

ただ、体力は”もってない”ので
25時間は難しそうだなぁと思うのでした。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?