人形劇-monologue-「ダイヤモンド×ダスト」

 初めに言っておくと、この話は文章の接続が上手くできておらず読みにくい箇所がかなり見受けられる。

 少し落ち着いた語り口で進んでいくこの話は「人形(機械人形)とは全く関わりを持っていなかった人間が『運命の悪戯』によって人形に触れ、そして——」と要約できる。
『運命の悪戯』によって物語は人間と人形のすれ違い、その先にあるものを描いていく。

 運命の中心となる人形(キャロル・ダイヤモンド)は個性的で、それが少しの情報で表現されている。
(彼女の少しの意地らしさと不器用さには愛おしさを覚える。)
 そんな個性的な人形と無個性とも言える男とが出会い、触れ合い、知らずに影響し合う。
それがこの「ダイヤモンド×ダスト」が描こうとしてるものの1つ 人間と人形のすれ違い だろう。
 そしてもう1つ描こうとしている その先にあるもの ・・・

 できるならこの「ダイヤモンド×ダスト」を通して、 その先にあるもの の答えを見つけて欲しい。

人形劇-monologue-「ダイヤモンド×ダスト」(カクヨム)

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