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生まれながらの主人公とそうじゃない人

人生って、誰にでもありますよね。
あなたがいるからあなたの人生ってありますよね。
大半の人は自分の人生の主人公は自分であることが多いです。

「え? じゃあその大半じゃない人たちは主人公じゃないの? 自分の人生なのに?」

まあ、私がその主人公じゃない典型的な例です。

世の中にはある面では二通りの人間がいると思うんですよ。
大好きな人もいれば、大嫌いな人もいる……という人間。
大好きな人もいなければ、大嫌いな人もいない人間。
ここで言っておきましょう。前者は生まれながらの主人公です。

「主人公ってなんだよ」
主人公はですね私の主観で言うと
・軸がある
・困っている
この二つの要素を強く持っています。
ほら、映画とかアニメでも主人公は軸を持っているじゃないですか。
海賊王にオレはなるとか。
ぶれない軸を持っているんですよ。
ぶれない軸を持っているからその軸にそぐわない人間を嫌ったり怒りを感じたりするんじゃないでしょうか。
困っている、これは何か困難の中に在るということです。
映画・アニメ・漫画ではその困難が主人公を成長させるイベントでもあります。

「じゃあ、主人公じゃない人たちはなんなんだよ」
主人公じゃない人です。
でもその主人公じゃない人たちの中に、ほんの一握りだけ目を醒ます人もいる気がするんです。
目を醒ます? 何に? 
そう、ヒーローにです。

「筆者よ、お前、自分で自分をヒーローと言いたいのか?」
まあ、まあ。

ヒーロー。
某菓子パン系ヒーローを思い出してください。
彼のアニメのタイトルは何ですか?
菓子パン系ヒーローの名前ですよね。
ではそのアニメの主人公は誰ですか?
……
あれ? と思った方もいるでしょう。
私はあのアニメの主人公は菓子パン系ヒーローではないと思っています。
それよりも菓子パン系ヒーローを取り巻くキャラクター達の方が主人公らしく見えます。
菓子パン系ヒーローは誰にでも態度を変えず接します。
私は某菓子パン系ヒーローのアニメガチ勢ではないのですが、菓子パン系ヒーローは特定のキャラクターと仲良くし、特定のキャラクターを嫌う描写があったでしょうか?
恐らくないと思います。

主人公とヒーローの決定的な相違点は「大好きな人・大嫌いな人がいるかどうか」です。

大好きな人・大嫌いな人もいるあなた。
あなたは生まれながらにして主人公の人です。
愛情深いですね。

大好きな人・大嫌いな人もいないあなた。
ひょっとして人間に興味が無かったりします?
大嫌いといっても単にストレスだなと思うだけで別に大嫌いというわけじゃなかったりしません?
逆を言えば、大好きな人なんて存在しない……。
そんなあなた、もしかしたらどこかでヒーローに目覚めるかも知れませんね。

生まれながらの主人公であるあなた。
『悪役こそ主人公のなれの果てである』こと、胸のどこかにしまって生きてください。

生まれながらの主人公ではないあなた。
あなたはもしかすると『周りの人を主人公にするために存在しているヒーロー』なのかもしれません。

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