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読書日記

202
読書記録をまとめました。
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記事一覧

「無字社会」と「有字社会」ーー畑中章宏著『宮本常一』を読んで

 畑中章宏著 講談社現代新書 2023年出版  新聞で見かけて、この学者はなんで最近話題にな…

森マリアンヌ
2週間前
1

ウェブトゥーンと紙の本ーー小川悠介著『漫画の未来』を読んで

 小川悠介著 光文社新書 2024年出版  近所の本屋さんの新書のコーナーをぶらぶらしてたら…

森マリアンヌ
2週間前

社会起業家の話ーー『アフリカで、バッグの会社はじめました』を読んで

 江口絵理著 さ・え・ら書房 2023年出版  図書館の子どもの本のコーナーをぶらぶらしてた…

森マリアンヌ
1か月前
8

言葉は戦争より先に立つーー『武器ではなく命の水をおくりたい中村哲医師の生き方』を…

 宮田律著 平凡社 2021年出版  図書館で子供が読む本で、なにか伝記を読んでみようと思っ…

森マリアンヌ
1か月前
3

安いけどおいしいと思うイタリアーー『貧乏ピッツァ』を読んで

 ヤマザキマリ著 新潮新書 2023年出版  近所の本屋さんをぶらぶら歩いてたら、この本に出…

森マリアンヌ
1か月前
13

国籍という問題ーー温又柔著『「国語」から旅立って』

 温又柔著 新曜社よりみちパンセ 2019年出版  温さんの言語感覚がもっと知りたくなって、…

森マリアンヌ
1か月前
1

普遍的な科学のエッセイーー元村有希子著『科学のトリセツ』を読んで

 元村有希子著 毎日新聞出版 2022年出版  最寄りの図書館に行ったら、割と出版されたばかりのこの本が本棚に刺さっていたから、借りてみた。  この本は、週刊誌『サンデー毎日』に連載されていたものを、時間系列順に載せたエッセイとのこと。科学と言ってもいろんな分野があると思うが、それが概略的に述べてある。始めの頃は、ノーベル賞受賞した人の研究分野とかブラックホールとかに言及があったが、この本の半分くらいはコロナ禍の話が結構書かれており、なんか最近の本なんだなと感じた。コロナ

ロシアとウズベキスタンーー高山なおみの旅行記二冊を読んで

 『帰ってきた日々ごはん』のシリーズを黙々と読んでいたら、途中で、ロシア日記とウズベキス…

森マリアンヌ
1か月前
20

たぶんOrganicという言葉がポイントーー井手留美著『ちくまQブックス SDGS時代の食べ…

 井手留美著 筑摩書房 2021年出版  ちくまQブックスというものが、どういうものか知らな…

森マリアンヌ
1か月前

老朽化した建物と住民ーー朝日新聞取材班『朽ちるマンション老いる住民』を読んで

 朝日新聞取材班 朝日新書 2023年出版  この本は、朝日新聞で連載されていた記事が新書に…

森マリアンヌ
1か月前

要点がつかめなかった本ーー奈倉有里著『ことばの白地図を歩く』を読んで

 奈倉有里著 創元社 2023年出版  Amazonでなんかの本検索してたら、ついでにこの本がオス…

森マリアンヌ
1か月前
5

見えない圧ーー松田青子著『自分で名付ける』を読んで

 松田青子著 集英社 2021年出版  松田青子さんの本を全部読んでみようと思って、いろいろ…

森マリアンヌ
1か月前
1

言葉と身体ーー為末大 今井むつみ著『ことば、身体、学び』を読んで

 為末大 今井むつみ 著 扶桑社新書 2023年出版  日本人のスポーツ選手で言葉が豊富な人…

森マリアンヌ
1か月前
2

ギャンブルで肝心なことーー伊集院静著『大人の男の遊び方』を読んで

 伊集院静著 双葉文庫 2017年出版  ダンディーな友達に本を贈ってあげようと思って、近所の本屋さんに行ったら、最近亡くなった伊集院静の本を集めたコーナーがあって、この本が面白そうだと思って購入した。自分用も購入して読んでみた。  伊集院静さんのことは、山田詠美のエッセイを通して知っていたが、彼が書いた本を読んだことはなかった。一度、本屋さんで見かけた時、『大人の流儀』というタイトルで何冊も出版してて、なんなんだろ、この人、と思って読む気がしなかった。結局、読まないうち