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読書|ほどよく忘れて生きていく

本日は、
現在も週6で勤務する
91歳の漢方心療内科現役医師の
藤井英子さんの著書を読ませて頂きました。

藤井さんは
89歳でクリニックを退職後、
「漢方心療内科富士医院」を
開業された方です。

本の一部を
ご紹介させて頂きます。

短気ですぐ腹を立てる
「易怒性」のある方に対して、
正面から受け止めていたら、
こちらの身が持ちません。

その場合、
「相手と心の距離を保つように」
と話します。

「心の距離を保つ」とは、
「その人のことを考えない時間を持つ」
ということ。

その人と
「折り合いをつけなくては」
と頑張ろうとするのは
2度までと決めましょう。

そうすることで、
その人をきちんと「あるべき場所」に
置くことができるようになります。

いつも文句を言いながらも、その人の話をしてしまっている人はきっと「心の距離」が近くて、気が滅入っているのでしょう。そのことに気付くことがまずは大切ですね。

「私さえ我慢すれば」なんて
悲劇のヒロインは妄想です。

一方的な我慢をやめることは、
自分のためでもあり、
周りの人のためでもあります。

一方的な我慢など、長続きするわけはないのに…。

「貯金より貯筋」は本当です。

脳を健康に保つためにも、
筋力はとても大切です。

高齢になり
筋力が落ちていき
身体機能が低下することを
「サルコペニア」と言います。

立ち上がるなどの
基本的な動きがしにくくなると、
外に出るのが億劫になり、
ますます筋力低下に拍車をかけます。

筋力は、
歳を重ねても鍛えることが可能です。

最大心拍数(心肺機能)は、やはり年齢とともに低下していきますが、筋力だけは鍛えれば必ずついていきます。是非、プールで貯筋を!

怒りやイライラが
収まらないときには
いくつかの原因があります。

栄養不足、睡眠不足、運動不足を
まずは考えてみましょう。

私も高校時代、結果が出ていたときは、22時には就寝するようにしていました。部活を終えて家に帰宅するのが21時過ぎることもあるなか、そこだけは死守していました。

心と体が限界を超える前に、
スッとその場から離れる
「隠し球」を持ちましょう。

「逃げ道」をもっと前向きに
とらえていいと思います。

本当にこの考え方は、一種の体調管理のコツのようなものだと考えています。強度なトレーニングをしても、筋肉痛までなら治ります。しかし疲労骨折となるとそうは行きません。心も同じことが言えますね。

失敗したと思ったら
挽回のために動くこと。

そんな風に動いているうちに
失敗を忘れることも。

本当にその通りだと思います。失敗のショックを全身全霊で感じたい気持ちもわかりますが、結局は動いているうちは凹めませんし、動いている方が気持ちが楽になります。

自分への負けん気は大切に。
でも、他人への負けず嫌いはほどほどに。

経験豊富な人の
一歩引いた謙虚さが
美しく思えます。

悔しさは他人に向けるのではなく、自分に向ける。他人に向けた悔しさはその人が側にいないと次第に忘れていきますが、負けた自分の力のなさに向けることで、継続して力をつけることができます。

「今の自分」は
これまでの選択の結果。

自分が選び取った人生と
まずは胸を張りましょう。

今までの選択の結果で、これからの選択肢が増えるか減るかが変わると思います。多様性の今の時代は、選択肢は多いに越したことはないと思います。水泳の世界でも、得意な種目だけでなく、四泳法全ての練習をするようになりましたしね。

以上になります!

気になった方は、
書店で手に取ってみてください✨

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