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UX(ユーザーエクスペリエンス)の本

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ユーザーエクスペリエンスに関する記事まとめ
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2019年6月の記事一覧

WEB・UI・UXデザインを幅広く知るために読んでいる6つのブログ

こんにちは。浦川たろうです。 デザインの勉強を独学で始めてから、ブログも読む機会が増えました。デザイン系ブログは個人・法人単位でたくさんありますけど、特に私が好きなブログを紹介します。 freshtrax東京とサンフランシスコに会社を持つbtraxの公式ブログです。デザインだけでなく、イノベーションに関する内容も発信されているブログですけど、読んでいて非常に楽しいです。 特にあるデザイナーさんに教えていただいた、こちらの記事は考えさせられました。『デザイン』と一言でいっ

「欲望のオブジェ」要約  1章: 進歩のイメージ

影響を受けたデザインの本、オススメのデザインの本は何かと聞かれた時、エイドリアン・フォーティの「欲望のオブジェ―デザインと社会 1750‐1980」という本をあげている。 しかし、残念ながら、この本は現在は絶版なのだ(前に紹介したら、3000円が30000円に跳ね上がった)。 「欲望のオブジェ」は、エイドリアン・フォーティが、18世紀から20世紀の、デザイン史を「産業の視点から」まとめた本だ。この本はデザインの造形や美術側面を一切語らない。ツールとして、欲望の生産装置、説

「欲望のオブジェ」 要約  2章: 最初の工業デザイナー

「欲望のオブジェ」を紹介し、なんとかKindle化してもらうための、布教活動その2。 第二章は、産業の必要性が工業デザイナーを生み出すまでを論じる。 産業におけるデザインの仕事は、「生産工程の事情」と「顧客の嗜好」を両立させることだった。初期の工業製品の形態や表現は、「大量生産性」を進化圧として受けながら、変遷していく。 第2章:最初の工業デザイナー商業製品としてのウェッジウッドは、利益の最大化のために、生産性、販売量、利益率の増加を必要とした。 ウェッジウッドは、在