正しいマイナス思考

新年が明けて1日も経っていないのに起きた北陸の大地震。
そして翌日。
その救援に向かおうとしては海上保安庁の小型飛行機とJALの衝突事故。

お正月にこんな大惨事と大震災が連動して起こることは過去に例はない。
ということは、過去に起きなかったからといって
今後も起きないということはない、
ということが証明されたということです。

それにしても日本航空の乗客救出劇は見事としか言いようがありません。
これは何なのか。
日頃の訓練の賜物でしょう。

僕は地域の自治会長をしていた頃、
年に一回、防災の講習会がありました。
専門の講師の話によると、
日本列島の地殻変動を見ると、
いつ、大地震が起きても全然おかしくない状況にあると言ってました。
だから、「備え」と「訓練」が大事なのだと。
当時は、東日本大震災の後だったので、
真剣に聞いていたのですが、
時間が経つと、危機意識も薄れます。

震災も事故も、共通しているのは「いつ起こるか分からない」ということ。
よく、将来何が起きるか分からないことに対して不安がることを
「マイナス思考」と言ったりします。
それに対して「プラス思考」とは
「大丈夫。悪いことは起きない」
「やってくるのは希望溢れる未来」なんてこと。

でも「正しいプラス」は「正しいマイナス思考」の延長線上にあるものです。

「正しいマイナス思考」とは、
「最悪の事態が起きることを想定して、
前もって対策を講じること」
これがあってのプラス思考です。


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