電話というアナログな伝達手段
わが家に電話機が設置されたのは1976年、高校2年の頃だった。
世間的にはかなり遅い。
両親が電話がなくても全然不便を感じてなかったからだと思う。
実際、電話機がやってきても、親が電話で誰かと話しているところを見たことがなかった。
そういうこともあってわが家では電話は身近な家電ではなかった。
だから、僕は未だに電話が好きじゃない。
自分から掛ける習慣がない。
掛けるとまず「すみません」と謝らなければならない。
だって、相手はその時、何かをしていたわけで、
僕が電話を掛けると