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妙蓮寺本の市と石堂書店

こんにちは、だるまです。「生活綴方」の店番の方にフォローして頂いたので、温めていた下書きを投稿します。

本の市にて

5月15日「妙蓮寺 本の市」にお邪魔しました。

一箱古本市は南陀楼綾繁の本で知り、関東で開催する古本市を調べていました。すると妙蓮寺本の市は古民家でやるとのこと。古本×古民家は最強です。

暑い日でした。妙蓮寺駅に着き、歩き始めたのですが、なかなかたどり着かない。Googleマップを見ても道のつながりが分からず、マンションの裏から強行突破してしまいました。

受付のお二人(眼鏡の女性と若めの男性、生活綴方の店番の方でした)に、本の市が石堂書店と生活綴方の企画であること、生活綴方に畑が出来たことを教えて頂きました。お手製のムックも見せてもらいました。

古民家の裏側へ回ると、入場制限が。しばらく外で待ちました。これまた生活綴方の店番の方(3姉妹のおひとり)が虫よけスプレーをかけてくれて助かりました。大きなムカデが家の中に入っていくのを目撃。

入るとそこは穏やかな熱気が充満していました。8つほどのお店(という名の机)が一つ一つ輝いています。
縁側に本を読むスペースがあり、だるまの理想である「木漏れ日で本を読む」が実現されていました。

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そこでしばらく読ませてもらい、どんぐりBOOKSさんにまちづくりを勉強していると言ったら「みなまき一箱古本市」の冊子を下さいました。

石堂書店にて

本の市を後にして、線路の向こう側へ。

石堂書店は一見、町の本屋さんにみえるのですが「本屋の二階」というコワーキング・読書スペースを運営していたり、後に述べる「生活綴方」を運営したりと新しい本屋の形を模索する本屋さん。

しばらく店内を眺めた後、友人が本を買うというのでレジで店主の石堂さんに声をかけさせていただきました。

だるま「さっき本の市で、畑があると聞いたのですが...」
至らぬ若者の質問に、石堂さんは嫌な顔一つせず、
石堂さん「どうして来てくれたんですか?」

だるま「ネットで古本市を探していて...畑も周りを探したんですが見当たらなく」

石堂さん「そうなんですね!ありがとうございます。畑は向かいの本屋の奥にあって、分かりづらいんです。ご案内しますね。」

だるま「え?!いいんですか?!ありがとうございます!」

となり、店を後に生活綴方へ案内してくれたのです。なんて親切な人なのでしょう。

生活綴方にて

一瞬で向かいの「生活綴方」に着き、レジの横を抜け、製本所を抜け、裏の畑に案内していただきました。
普通だったらずかずか入れなかったので、感謝です。写真も許可してくれました。

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製本所にも興味があったので、印刷機や紙を見させていただきました。そこでは製本作業をしている三輪舎の方とお話しました。

出版の仕事は大変かと尋ねると、
出版社の方「大変です。眠れません。」

だるま「それは忙しくてですか?」

出版社の方「そうですね、忙しくて、いや、楽しくてですね

そう言った出版社の方の顔がとても素敵で、きっと想像もつかない苦労があるのでしょうが、こんな風に仕事が出来たらと思いました。

石堂さんにお礼を述べてお店のほうに戻り、本を物色。詩や美術についての本が多い印象でした。そして、店頭にあった画集を手にしたのです。

中を見ると、青を基調とした正方形のイラスト。コロナ禍の日々を描いた今日マチ子の『distance』です。

本を滅多に買わないだるまですが、画集は図書館で借りるのは味気ないと思い購入しました。

後から知ったのですが、5月15日はこの本の発売日で、Amazonでは売切続出、蔦屋書店では企画展が開かれるなど話題の本だったようです。発売日に、「生活綴方」という素敵な本屋さんで出逢えた運命に感謝です。

レジ横にあった名刺を眺め、「洋菓子sinonoka」をレジの方にお勧めしてもらったのでショートケーキを購入しました。とても美味しかったです。

妙蓮寺に住みたくなる、素敵な一日でした。また行きます。

かしこ

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