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英語で落ちこぼれた中学時代に出会った「ライ麦畑でつかまえて」

 小学6年生で英語に出会った僕は、中学生になり、英語の歌詞が何を言ってるのかに興味を持ち始めていました。

 歌詞カードの訳を調べて分からないところを学校の英語の先生に聞きに行ったりしていたものです。

 しかし、学校の英語の授業は、文法が主で訳詞に関心があった僕には全く興味が持てない授業でした。

 だから、英語の成績は惨憺たるものでした。あまりに英語が分からなくなって心配になった中学2年生のある日、僕は母にお願いして中学校の前にあった個人塾へ英語を習いに行くことになったのでした。

 そこで教えてもらったのが基本5文型でした。当時は中学3年生にならないと5文型は学習しませんでした。

 基本文型を徹底的に教わったことで英語に対する謎が解け、以降僕はポップスの歌詞の和訳をチェックして意訳というものを知ったり、簡単な原書、イソップ物語などを読むようになっていくのでした。

 そして、中学3年生で出会ったのが、サリンジャーの「ライ麦畑で捉まえて」の訳本でした。

 その時、当時の野崎氏の訳が僕にはしっくり来なくて、どうしても原書で読みたいと思ったのです。

 

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