彼から会ってくれないけど，わたしが会いたいと言うと会ってくれる現象が起こっている。

つまり，前は彼から誘ってくれていたのに最近誘いがない。
好きじゃなくなったのか，冷めてきたのか。
でも誘えば会ってくれるから会いたくないわけではないんだろうな、と。

そして実際に会ってもなんだかぼーっとしてることが多いし、いつもよりそっけない感じ。

たくさん話してはくれるけど、家に行ったら行ったでずーっとテレビを見ているみたいな。
おとなしく隣に座ってテレビを見ているけど，途中で彼は寝始めちゃうし，私ここにいる意味ある？と少しいじけた気持ちになってしまう。

もしかして彼はわたしが会いたいと言うから本当は嫌だけど無理に会ってくれているんだろうか，なんてまた不幸な女の思考回路になってしまった。
そう思い始めるとこのままこの人と付き合っててわたし幸せなのかな、とか大切にされてなくて悲しいみたいな感情が湧いて涙が出てきてしまう。

だけど、前と違うわたしのすごいところはそこから気持ちを切り替えられるようになったことだ。

彼が構ってくれないのは事実だけど，大切にされてないと思うのはわたしの憶測である。

憶測は当てにならない。
事実だけ並べてみたら彼がわたしに対してしてくれてることってたくさんあって、例えば

ご飯をご馳走してくれたこと
わたしの希望通りのお店に遠いのに付き合ってくれたこと
部屋に招いてくれたこと
暑いのに手をつないでくれること
ドアを開けて待ってくれてること

他にも色々あるけど割愛する。
こんなふうに「してくれないこと」に目を向けるのではなくて、「してくれたこと」に目を向けていこう。

そう考えたら彼の気持ちを疑うのはわたしの考えすぎでは？と思うようになる。

だから気持ちをグッと切り替えて、いつも通りに接した。
疲れてるのかなと思ったからマッサージもしてあげた。

なんでここまでわたしがしなくちゃいけないの？と思うならば多分相性が悪いだけなのでもっと合う人を見つければいいと思うけど、彼のために何かしてあげたいと思うならば彼の気持ちを考えて動くことって二人の関係構築において大切なことだと思う。

上記で書いたように彼は何もしてくれていないわけではないし、当たり前のように彼女を大切にしているから私達が気づけていないだけなのだ。

そんなこんなでデート終わり。
いつもわたしからありがとうってLINEを送るのだけど、彼から今日はあまり体調良くなくて構えてなくてごめんねと言う返信が来た。

ああやっぱりそうかと。

わたしのことが嫌いになったわけではなくて、彼自身に問題があったことが後から分かった。
もしあそこでわたしが不機嫌になってしまっていたら多分関係の崩壊に繋がっていたかもなと経験上思う。

彼は彼女が思い詰めているとはいとも知らず、急に泣き始めたり文句を言ったりするのだから全く訳が分からないことが目の前で起こる。しかも彼女が「なんでもない」と素直にならないでいると誰しも面倒くさいと思うのは当然のことでしょう。

わたしのように先回りするのが難しいひとは彼にどうしたの?と聞いてみたり、雰囲気が悪くならないようにその場から離れることも大事だと思う。
今日やることがあるから早く帰るねとか言って彼のせいではないことを伝えた上でることが大事だ。

彼氏も私とは違う人間で，考え方も違えばその時の気持ちだって違ってくる。
その違いを理解してお互い心地良く過ごしていくのがパートナーの在り方なんじゃないかなと思う。