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落語鑑賞メモ3

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2018年7月の記事一覧

「落語なじみ亭」

2018年7月28日 第89回「落語なじみ亭」 (浅草ことぶ季亭)

立川幸平 「道灌」
立川談幸 「麻のれん」
立川談幸 「船徳」
 仲入り
立川談幸 「鰻の幇間」

 隔月で行われる談幸師匠の会です。今回は夏の噺三席を堪能しました。
 幸平さんは6番目のお弟子さん。談幸師匠のお弟子さんは皆しっかりしています。
 毎年7月のこの会は隅田川花火大会と合わせて開催され、中華料理店での懇親会の後、浅草

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「雲助の弟子でござる」

2018年7月26日 「雲助の弟子でござる」 (深川江戸資料館小劇場)

 白酒師匠の爆笑毒舌まくらから始まり、馬石師匠の盛沢山な「湯屋番」、最後は龍玉師匠の「牡丹灯籠」で締めて、充実した会でした。
 兄弟弟子なのにくっきり違った個性なのがいいですね。
 ひしもちさんがいつ二ツ目になるのか知らないが、開口一番でないところで聴いてみたいです。

「愛しの大相撲」

2018年7月22日 「愛しの大相撲」 (道楽亭)

桂夏丸 「四宿の屁」
一龍斎貞寿 「真柄のお秀」
桂夏丸 「茄子娘」
貞寿・夏丸 「相撲大好きトーク」
 仲入り
大画面で相撲観戦しながらの打ち上げ

 大相撲が大好きな貞寿・夏丸お二人の落語と講談を聴いた後、大画面で千秋楽の相撲中継を観ながらのトークと打ち上げを楽しもうという会。
 三横綱と新大関が休場で、かつ前日に幕の内優勝が決まってしまっ

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春風亭柳若・立川笑二 二人会

2018年7月15日 春風亭柳若・立川笑二 二人会 (道楽亭)

立川笑二 「鮫講釈」
春風亭柳若 「青菜」
 仲入り
春風亭柳若 「蛙茶番」
立川笑二 「五貫裁き」

 この季節になると「青菜」を聴く機会が増えますね。

シェアする落語 第二十一回

2018年7月14日 シェアする落語 第二十一回 (深川東京モダン館)

 参加した皆で落語の楽しさをシェアし、終わったあとはその楽しさをSNS等で世間にシェアしようという「シェアする落語」の第二十一回。今回の出演者は柳家わさびさんでした。

 「純情日記~横浜編~」は作者の喬太郎師匠がやるのを映像で観たことはあったが生で観るのは初めてで面白かった。自分の体験がよみがえって身につまされるという感想

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遠峰あこ 藪伊豆唄の会

2018年7月7日 遠峰あこ 藪伊豆唄の会 (日本橋藪伊豆総本店)

 あこさんを聴くのは2回目で単独の会は初めて。
 和服の前半は和風の唄中心で、着替えた後半は洋風の唄中心でした。
 「真っ赤な林檎」は5月終わりから6月にかけて欧州に行ったときに教わったポーランドの民謡で、あこさんが日本語の歌詞を付けているのだが、辞書などいっさい引かず、原語を何回も聴いているうちに日本語っぽく聞こえるようになっ

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第49回 話芸に親しむ会

2018年7月6日 第49回 話芸に親しむ会 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の会。
 演目は「たがや」、「たらちね」、「お初徳兵衛(序)」。

 「お初徳兵衛」は雲助師匠や馬石師匠がよくやられているとのこと。「たがや」は昔テレビで観た先代馬生師匠のイメージが強い。というわけで、今回は古今亭の噺をたっぷり聴いた気分です。

http://nukikiuti-no-ry

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寸志ねたおろし! 第16回

2018年7月1日 寸志ねたおろし! 第16回 (お江戸日本橋亭)

立川寸志 「あくび指南」
立川縄四楼 「子ほめ」
立川寸志 「青菜」
 仲入り
立川寸志 「へっつい幽霊」

 いつも初演なのに完成度の高い寸志さんの「ねたおろしの会」、今回は夏の噺三席のうち「あくび指南」と「へっつい幽霊」が初演です。
 独自の工夫が多く織り込まれていた「あくび指南」が特に面白かったです。
 寸志さんが一席毎に

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