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落語鑑賞メモ3

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2018年11月の記事一覧

「落語なじみ亭」

2018年11月25日 第90回「落語なじみ亭」 (浅草ことぶ季亭)

開口一番 立川幸平 「子ほめ」
立川談幸 「王子の狐」
立川談幸 「二番煎じ」
 仲入り
立川談幸 「富久」

 隔月で行われる立川談幸師匠の会です。
 ネタ出しされていた「富久」、仲入り前の「二番煎じ」と冬の噺二席をたっぷり楽しみました。
 一席目の「王子の狐」を含めて、お酒を飲む場面の多い回でした。
 開口一番の六番弟子

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白瀧落語会

2018年11月24日 白瀧落語会 (白瀧呉服店)

開口一番 桃月庵ひしもち 「牛ほめ」
古今亭菊志ん 「乳房榎・特別編(一)」
 仲入り
古今亭菊志ん 「乳房榎・特別編(二)」
古今亭菊志ん 「あくび指南」

 地下鉄赤塚駅近くの白瀧呉服店で行われた落語会です。
 話の舞台の一つである松月院が近いということから菊志ん師匠が選んだ演目は「乳房榎」。昔は15日間連続興行で語られた長い噺とのことです

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一龍齋貞寿独演会「愛しの大相撲」

2018年11月23日 一龍齋貞寿独演会「愛しの大相撲」 (道楽亭)

 大相撲が大好きな貞寿先生の講談を聴いた後、大画面で相撲中継を観ながら打ち上げをしようという会です。
 稀勢の里の大ファンである貞寿先生は、「今日は笑える話や軽い話はやる気がしないので重くいきます」ということで、演目は「は組小町」、仲入り、「南部坂 雪のわかれ」と仇討の会でした。もちろんまくらや打ち上げではたくさん笑わせていた

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立川談四楼 独演会

2018年11月16日 立川談四楼 独演会 (道楽亭)

 先代の円楽師匠を意識し違う味を出そうとやっていたという「浜野矩随」と、ネタ出しされていた「芝浜」の二席を仲入り無しで続けて堪能しました。

寸志ねたおろし!

2018年11月10日 寸志ねたおろし! 第18回 (お江戸日本橋亭)

立川寸志 「お血脈」
立川談洲 「紙入れ」
立川寸志 「三方一両損」
 仲入り
立川寸志 「片棒」

 寸志さんが一席毎にインターバルをとるために前座の談洲さんが二席目です。
 「お血脈」は、寸志さんも出演した映画「おけちみゃく」についてのまくらから入り、現代の話題も豊富に織り込んで面白かったです。
 「紙入れ」は談笑一門ら

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「粋歌の新作コレクション」

2018年11月7日 「粋歌の新作コレクション」 (内幸町ホール)

 粋歌さんの指示で、開口一番のあおもりさんも白鳥師匠の弟子らしく自作の新作でした。
 三三師匠の新作を聴くのは初めて。白鳥師匠作の「任侠 流れの豚次伝 」をやっているのは知っていたが、今回は彦いち師匠作の噺でした。
 粋歌さんは自作の「箱の中」、志ん五師匠作の「フォーリンロボ」、白鳥師匠作の「嵐の初天神」でした。以前聴いて爆笑し

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「笑二、談幸師の胸を借りる」

2018年11月4日 「笑二、談幸師の胸を借りる」 (お江戸日本橋亭)

立川笑二 「黄金餅」
立川談幸 「横谷宗珉(宗珉の滝)」
 仲入り
談幸、笑二 トーク
立川笑二 「鼠穴」

 談幸師匠が芸協に移ったのは笑二さんが前座のときだったので、二ツ目になってから談幸師匠の前で落語をやるのは初めてとのこと。
 談幸師匠の「横谷宗珉」はさすがで聴き入りました。
 笑二さんもらしさ全開で、「黄金餅」はも

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立川談幸 独演会

2018年11月3日 立川談幸 独演会 (ムーブ町屋ムーブホール)

開口一番 立川幸太 「たらちね」
立川談幸 「古事記」
立川談幸 「庖丁」
 仲入り
立川談幸 「文七元結」

 新作噺、音曲噺、人情噺と趣の異なる三席を堪能しました。
 「古事記」は数年前に、古事記をわかりやすく伝える噺を、と依頼されて作ったとのこと。談幸師匠の新作を聴くのは初めてだが、時事ネタも織り込まれて面白かったです。

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話芸に親しむ会

2018年11月2日 話芸に親しむ会 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の会。
 今回の演目は「火焔太鼓」、「中村仲蔵」。
 今日の演目のうち一席は12月の『古今亭菊龍の会』でネタ出ししている「中村仲蔵」と決めているがもう一席の希望は?、ということだったので古今亭のお家芸「火焔太鼓」をリクエストして採用していただきました。
 「中村仲蔵」で、名題なのに定九郎の一役しかふ

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