尿路結石治療体験記~石ができた

腎臓に石ができた。たいしたことないとたかをくくっていたのですが、その治療でエライ目に遭ったので、これから同じような治療を行う人のために、ご参考まで私の体験を書いておこうと思います。

始まりは、1年程前。血尿が出たので泌尿器科に行ったら、腎臓に石ができていると言われました。そこの医者は、砕いてもらってこいとお気楽に言って大きな病院を紹介してくれました。私もそのつもりで紹介状を持ち、お気楽にその病院に行きました。

レントゲン写真を撮って診察を受けると、医者は15mmほどと大きい上に腎臓の真ん中へんにあって場所が悪いから、衝撃波による粉砕治療は適さないと言いました。砕いても全部出てこなくて、そのかけらが核となってまた石ができるよと。

じゃあどうするのと聞いたら、尿道にカテーテルという管を入れてレーザー当ててその衝撃で砕いて取ると言います。その際、入院してもらって下半身麻酔かけて手術しますとのこと。本来おしっこが出てくるところから管を腎臓まで入れるなんて。背骨に注射して下半身麻酔かけるなんて。

衝撃波で石を砕いてもらおうとお気楽に出かけていったところ、そんな恐ろしい話になってしまって、私はしばらく様子を見ますと言って逃げ帰ってきました。医者は、痛くなったらすぐ来てね、手術するからと言ってました。

実は、20年くらい前にも人間ドックで腎臓に石ができていると言われたことがありまして、その時には6mm位の大きさで、何年か後にいつの間にか無くなっていたので自然に出たんだなと思ってました。その時の経験があるので、今回も自然出でることを期待していました。

しかし、少し調べて考えてみれば分かることですが、6mm位の大きさだったから自然に出たのであって、15mmもある石が自然に出る訳がない。そもそも医者嫌いでいよいよとならないと医者に行かない私でしたので、これはもう完全な逃げです。現実逃避。

その後、血尿も止まったのでこれ幸いと改めて医者に行くことも無く、何事も無かったかのように過ごしていました。そして今年の夏、腰の辺りに苦しい痛みを感じたのでした。

<つづく>

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