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耐える季節が長すぎる

3月も終わりを迎え、ようやく暖かくなってきた。やっと、本格的な春が来る。もう寒さに耐える必要は無い。しかし、寒さと入れ替わりに、今度は花粉に耐える季節になる。

特に今年は、花粉の飛ぶ量が少ないもしくはやや多いの予報から、突然非常に多いに激変。つかの間の春の陽気を楽しむ余裕も無く、花粉に耐える季節に突入した。

でも、5月に入れば花粉の飛散も収まり、そして山形は、いろいろな草木の花が一斉に咲き誇る、一年で一番美しい季節を迎える。

新緑の季節を楽しんでいると、いつの間にやらうっとうしい梅雨の季節となる。そして長い梅雨が明ければ、活動的な夏になる。開放的な夏。そんな暑さを楽しんでいると、このところの猛暑が襲ってくる。そして、今度は暑さに耐える日々。

もういい加減涼しくなってくれと息も絶え絶えに堪え忍んでいると、ようやく暑さも和らぎ秋が近づいてくる。台風をやり過ごしながらもホッと一息していると、いつの間にやら朝晩の冷え込みが強くなり、冬の訪れを感じさせてまた憂鬱になってくる。そして、寒い寒い冬を堪え忍ぶ日々。

こうしてみると、本当にのんびり過ごせる快適な時期は、一年のうちのほんのひとときしか無い。あとは、延々耐える日々。子供の頃は、花粉も猛暑も無かった。本当に耐える季節は、冬だけだったような気がする。耐える期間が増えた。

年食ったから、耐えるのもしんどくなってきたし。文句言ってもしょうがないので、楽しめる季節に、存分に楽しみます。あとは、耐えるだけ。

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