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初雪と納豆汁

今年初めての雪が降った。降ったと言っても舞ったくらいで、全く積もりはしなかった。それでも、いよいよ本格的な冬の到来である。今からもう春が待ち遠しい。

11月の後半は例年より暖かい日が続いて有り難かったが、12月に入ったとたん最高気温が10℃以上下がり、最低気温は氷点下となった。例年より2週間ほど遅い初雪だそうだが、いきなり真冬に放り込まれた感じだ。

こう寒くなると、やはり温かい食べ物がほしくなる。僕は、そんな中で納豆汁が大好きだ。山形の郷土料理だが、他の県でも食べるところがあるようだ。簡単に言えば、味噌汁にすりつぶして練った納豆を溶かしたものだが、これが身体を中からホカホカに温めてくれる。

作り方はちゃんとしたレシピを載せているサイトに譲るが、大根、ニンジン、ジャガイモ、豆腐、なめたけ、芋がら(ずいき)の味噌汁に、納豆をすりこぎですりつぶし良く練ったものを溶かし込んで出来上がり。これに、パラッと七味唐辛子を振りかけて頂く。

無論、入れる具は各家庭で異なるが、要は好きなものを入れれば良いのである。僕は、こんにゃくやゴボウを入れたものも好きである。

実は、納豆汁を作るのは手間がかかるので、女房殿に嫌がられる。納豆をつぶして練るのが、力が必要で手間がかかるのだ。そんな訳で、納豆つぶしは僕の仕事となる。

最近は、スーパーで納豆汁の素という納豆をつぶして練ったものが売られており、これを入れれば簡単に納豆汁が食べられる。ただ、やっぱり自分で手間暇かけて納豆をつぶし練って作った方が断然においしい。

初雪の話を書こうと思っていたのだが、ほぼ納豆汁の話になってしまった。事ほど左様に、納豆汁はうまいのです。


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