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心の本

「ヨーガとは何か?」
ヨーガの全てが書いてある「ヨーガスートラ」という哲学書がある。

ヨーガスートラに書いてあることが「ヨーガ」であり、
ヨーガスートラの中にないものは「ヨーガではない」また「ヨーガにとって重要でない」ということになる。

ヨーガスートラはヨーガの教科書だけど、
ヨーガのあの独特のポーズについて、たとえば「木のポーズについて」とか「戦士のポーズについて」とか、「ポーズの正しい体の位置」とか、
一つも書いていない。

それどころか、
195の格言で構成されているヨーガスートラのうち、ポーズについて書いてあるのは、たった「3つ」。

ヨーガといえば「呼吸法」が知られているが、
ヨーガスートラの中で扱われているのはたった「4つ」にすぎない。

残りは何について書いていあるのかといえば、
「心について」「瞑想について」書いてある。

ヨーガスートラは心(マインド)を扱った、瞑想の本である。

心について扱った知識の元祖は、「心理学」ではなく、
ヨーガである。

そして、
ヨーガはただの「学問」ではなく、
「具体的に何をすれば良いのか」が明確になっている。

正しい知識(ヨーガスートラ)を学び、
それを土台にして、実践(ポーズや呼吸法、瞑想、マントラなど)していく。

体のパターンが変わり、呼吸のパターンが変わり、
新しい、好ましいパターンが作られる。

次第に、物の見方が変わり、考え方が変わり、選択や行動のパターンが変わり、
今まで見えていなかった(意識を向けたことがなかった)ものが、目の前に現れてくるようになったり、
つながりのパターンが変わり、人間関係に大きな変化が現れる。

気がついたら、「生き方」が変わり、
目の前の景色が大きく変化していることに気づく。


心について、机の上で学ぶだけ、本を読むだけでは何も変わらない。
いくらマインドのレベルで知識を蓄えても、
マインドをマインドで変えることは不可能。

「マインドを変えるための知識」がヨーガにはある。

心(マインド)とは何か。
私たちは今どうなっているのか?
なぜ「苦しい」のか?
どうすれば、「苦しい」という状態を減らすことができるか。
どうすれば好ましい状態「喜び」「心地よさ」「幸せ」という状態をより経験できるのか。

数千年も、今も、人間の本質は変わらない。


世の中に「幸せになる方法」はたくさんある。
でも、
私自身がヨーガの知識と実践で全てが変わった経験があるから、

「ヨーガスートラに書いてある知識を伝えたい」
ずっとその思いで活動している。


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