【実験】朝食は絶対に摂るべきか?
健康について勉強していく中で、『食』に関する情報は必ず目にしますね。
私は栄養学を専門に学んでいるわけではないので、この辺に関しては正直疎いのですが、『朝食』の重要性については常に関心があったりします。
■朝食をしっかり摂ることはホントに身体に良いかやってみた
健康について考える時、昔から重要とされるのが朝食です。
『きちんとした朝食をとりましょう!』
と聞いて、
炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルがすべて含まれている『一汁三菜』の形式を思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか。
他にも、『一汁一菜』、『タンパク質を多めに』、『発酵食品を必ず』、などなど、実に多くの情報が伝えられています。
その一方で、近年アメリカでは、
“朝食が身体に良好な効果を与えるエビデンスはない”という報告もされており、様々な見解がなされています。
それだけ多くの人が朝食へ関心を寄せていることがわかりますね。
じゃあ『実際のところどうなの?』と聞きたくなる人も中にはいるかもしれないので、実際にやってみることにしました。
情報がたくさんあるので、とりあえず一汁一~二菜で(毎朝三菜は時間的に厳しいので)発酵食品は必ず取り入れる生活を1ヶ月続けました。
途中経過までダラダラ書くのもアレなので、以下の結果にまとめます。
■良かった点
まずお通じが良くなり、便の状態も良くなりました。
正直、朝食全体の効果なのか、発酵食品の効果なのか、明確なところはわかりませんが、腸内環境は良好になったと言えます。
私は元々便通は良い方ですが、そんな私でも違いを実感できたということは、便秘で苦しんでいる人ならもっと効果を実感できるのではないでしょうか?
もっと広く考えると、『朝食を摂る習慣』そのものが、身体のリズムに良い影響を与えたのかもしれません。
■悪かった点
午前中に眠くなりました。
人間の体内時計働きとして、昼間に副交感神経が優位になる性質があります。
そこで眠くなるのは自然なことですが、私の場合は午前9時~11時にかけて猛烈な睡魔に襲われることがありました。
本来午前中は、自律神経の交感神経が優位になる時間ですが、恐らく朝食の量が私の身体には多くて、副交感神経系が優位な状態が長く続いてしまったのだと思います。
■人によって適量がある
そもそも腸内環境が人それぞれ違うので当たり前の結果と言えますが、
多くの人が思い浮かべる『きちんとした朝食』は私には量が多すぎたようです。
和食なら卵かけご飯、納豆。
洋食ならトーストとチーズ、ヨーグルトくらいが丁度いいと思いました。
あと、この実験中コーヒーを飲まなかったのも、午前中の睡魔に影響したように思います。(摂取から30分後にカフェインの覚醒作用が働く)
腸内環境は取り入れる菌(乳酸菌など)によって変化しますが、日常的に摂取して定着するまで、およそ1~2ヶ月かかると言われています。
そう考えると、実験期間が短かったかもしれませんが、腸内環境を変えるための実験ではないので、まぁ良しとします(^-^;
お通じに関しては、主食は変われど、発酵食品の摂取は欠かさなかったので、その恩恵を受けれた印象です。
■正論ばかりを求めるのは健康的ではない
さて、これがエビデンスの有無はどうかということになると、正直よくわかりません。
時には白黒はっきりさせなければいけない場面もあるかもしれませんが、朝食に関してはそういう場面ではないなといった印象です。
“人による”
こういった答えを嫌う人も世の中にはいますが、全てが二元論で収まるほど単純ではないですし、『なるほどね』とゆとりをもって構えていないと、それこそ不調の原因になるような気がしてなりません。
■ドライヘッドスパ講座での情報発信
ネットで検索すれば何でもわかる時代。
講座を行う上で、ネットに存在する情報をただ横流しするだけの講座にならないように心がけています。
情報も学習も、広い見方をすると、発信と受信の繰り返しです。
中には真似事のようなものもあれば、上記の繰り返しの中で新たに解釈されるものもあります。
私が行うドライヘッドスパ講座でも、健康に関心のある方なら誰でも知っているような情報や知識をお伝えすることがありますが、やはりそれは必ず知っておくべきポイントであることが多いです。
目新しい情報かどうかは、生徒さんの知識量に左右されますので、ご存知の部分は復習と確認として受け取ってもらえると嬉しく思います(^-^)
これからも実体験を交えながら、オリジナリティのある講座をお届けできたらなと思います(^-^)
森脇由宇
★ドライヘッドスパの講師をしながら、初心者セラピストさんに向けた動画も作成してます★
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