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沖縄・離島の旅

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沖縄旅行の話だけをまとめました。
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離島への旅 最終日振り返り

離島への旅 最終日振り返り

座間味最終日は、曇っていて蒸し暑い、梅雨入りを思わせる天気だった。
高速艇クイーン座間味は10時発。
普段、昼夜逆転生活を送っている割に、こういう時だけは早起きできる私。
6時に目覚めて、粛々と荷造りをした。

今回の旅も最高であった。
というか、沖縄に来て最高じゃなかったことがない。

私の沖縄歴は、北大時代20歳の夏に始まる。
当時、2学年上の先輩が沖縄に行くので一緒に行かないかと誘ってくれて

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離島への旅 8日目 ウミウシ発見!

離島への旅 8日目 ウミウシ発見!

昨日、親切なダイビングショップのお兄さんに、シュノーケリングでウミウシを探すポイント(場所・時間・探し方)を教わり、今日は阿真ビーチへ。

珊瑚礁が広がる美しい古座間味ビーチの方が、生き物が多そうな気がするのだが、それは素人判断なのだそうだ。
死んだ珊瑚の骨格がゴロゴロ落ちているガレ場にこそ、ウミウシがいるらしい。
なぜなら、その珊瑚のかけらにウミウシの餌となるものがくっついていることが多いから。

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離島への旅 7日目 島のあれこれ

離島への旅 7日目 島のあれこれ

今日は朝から曇って風も強く、海で泳ぐには寒そうな予感があった。
そこで、ウミウシ探しは諦めて、阿嘉島に渡る船の時間を調べ、阿嘉島のレンタルショップに電話をしてバイクを借りた。

阿嘉島は、座間味村に属する島の一つだ。
座間味の港からもよく見える。
船で10分もあれば着くらしく、渡し賃は片道300円、座間味村営バスと同じ料金だ。

阿嘉島は、下の地図のように慶留間島、外地島と橋で繋がっている。
ここ

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離島への旅 6日目

離島への旅 6日目

昨日「耳への負荷が心配です。これ以上のダイビングは無理です」とインストラクターさんから宣告され、シュノーケルのソロ活に切り替えた私。
今日は、座間味と言ったらここ!「古座間味ビーチ」に向かう。

上の写真の右手にチラリと見えているのが、古座間味ビーチ。
正面は無人島で安室島という。
衛星写真では、繋がっていて徒歩でも渡れそうなのに、地形が変わって早い流れが入り込んでいるのだそうで、今は船でしか渡れ

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離島への旅 5日目

離島への旅 5日目

中一日お休みして、ダイビングへ。

いつもは西表で潜っているというご家族も一緒だ。
「ブランクがあるようなので、最初は浅いところに行きますね」
とのことで、座間味と古座間味の間のポイントに連れて行ってもらった。

巨大な珊瑚のタワーが海中に聳え立っていたというのに、ここでしか見られない素晴らしい景観だったというのに、ひたすらサンゴに張り付き、小さな小さな生き物を探す私。

その甲斐あって、ようやく

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離島への旅 島ネコさん

離島への旅 島ネコさん

毎日、お昼ご飯を漁協で食べている。

新鮮なお刺身で丼を作ってくれて、その日の予定分が無くなると販売終了となる。
昨日はマグロの漬け丼、その前はイカとマグロの二色丼だった。

今日は、遊んでいたら遅くなり、丼が売り切れていたので、初めて「イカスミ焼きそば」を食べた。

麺にイカスミが練り込んであるのだそうで、私は初めて食べたのだが、これは沖縄の特産品なのだろうか?
病みつきになるうまさだった。

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離島への旅 4日目 その3

離島への旅 4日目 その3

阿真ビーチの水温24度。

3ミリのウエットスーツを着込んでも、1時間が限界な寒さだ。
見た目は夏なのだが、海はまだ春だった。

ここは、満潮時にウミガメが来ることで有名なビーチ。
今日も会えるかなと楽しみにしていたのだが、ひたすらウミウシを探していたので、背後を通過しても気づかなかったと思う。

このビーチは、最初に来た時
「何もないじゃん」
とがっかりしたところだ。
砂と死んだ珊瑚のかけらが延

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離島への旅 4日目 その2

離島への旅 4日目 その2

村役場で聞いた通り、大人しく阿真ビーチに行く予定だったのだが、地図を見ていたら「ユヒナの浜」というのが目に入った。
前回、きた時には訪れた記憶がない。
Googleマップで確認すると、時々SUPの講習場所にもなっているらしい。
島の裏側で、観光客は少なそう。
ビーチまでは、バイクを止めてすぐに歩ける距離に見える。

「ここに行ってみよう!」
阿真に行きかけていたバイクを回旋して、ユヒナの浜に向かう

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離島への旅 4日目

離島への旅 4日目

何しろ私は、ここにウミウシを探すためにやってきている。
海に潜っても、美しい魚ばかりに気を取られている現状は不本意だ。
ウミウシポイントを自力で探さねば、始まらない。
今日は、島にある「座間味村役場」に朝から出かけて、「初心者が絶対泳いではいけない潮の流れが早いところはどこか」を伺ってきた。

回答。
「基本的に海開きしていないビーチは、どこも全部危険だと思ってください」
えっ?
人がいなさそうな

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離島への旅 3日目

離島への旅 3日目

朝から2本潜ることができた。
海は昨日の雨が嘘のように澄んでいて最高。
しかし、海水温22度。
3ミリのウエットスーツでは、やや寒い。
脂肪層にありがとうと言いたくなるのは、こんな時だ。

船は、前方に見えている阿嘉島を目指し進む。
ショップは前回もお世話になった、「あなたの清」。
ブランクダイバーにも優しく、タンクにレギュレーターを付ける向きが分からなくても、「もう一回初心者講習を受けてください

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離島への旅 2日目昼過ぎ たまにはお勉強

離島への旅 2日目昼過ぎ たまにはお勉強

午後3時、それまでの土砂降りが嘘のように晴れてきた。
これはもしかすると、今から泳げるかも?と思ったが、さすがに海は土砂の流入で茶色く濁っている。
沖縄でこの色の海は、西表のジャングルでしか見たことがない。
ある意味、珍しいものを見られたと喜ぶべきなのか。

諦めて陸上の探索活動に勤しむことにした。

座間味から阿佐に向かう途中の山では、道路脇にとても綺麗な露頭が観察できる。
縞模様がくっきりわか

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離島への旅 2日目

離島への旅 2日目

驚いた。
土砂降りである。
雷まで鳴っている。

沖縄ってところは、台風の時以外は降ってもせいぜいスコール、すぐ止む雨ばかりだと聞いていたのだが止む気配がまるでない。

昨夜は、艦砲射撃のような爆音が轟き1時過ぎに目が覚めてしまった。
窓ガラスはビリビリ震え、閉めたカーテン越しに稲光が閃く。
芸能人の結婚(または不祥事)会見のストロボかと思うほど、パッパカ光っている。

とんでもない時に来てしまっ

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離島への旅 1日目

離島への旅 1日目

松山のいいところのひとつは、街から空港までが近いところだと思う。
家からだと、バイクで15分ほどあれば着く。
出発の20分前までに搭乗手続きを終えていればいいとのことだったので、ギリギリに行けばいいかと思っていたのだが、久しぶりの海が待ちきれずに1時間前に着いてしまった。
結果としてこれが良かった。

飛行機には、本当にたまにしか乗らないので、行くたびにいろいろシステムが変わっていて驚く。
今回は

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旅の準備

旅の準備

さあ明日からいよいよ離島の旅だ。
2年ぶり2度目の座間味に向かう。

旅はその準備からすでに始まっている。
前回は、すべての荷物を宅配で送った。
さすが離島料金、片道1万円近くかかった。
痛い。
痛すぎる。
空港と港をタクシーで往復しても、たぶんここまではかからないはずだ。
このお金は別のことに使いたい。
そこで、今回はシュノーケリング用品まで全て自力で運ぶことにした。

数年前、ジモティで買った

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