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HSS型HSP 子育てで得られた感覚

HSS型HSPの気質があるワタシにとって、子育てというのは刺激を好むHSSのワクワクと、子供との時間を印象的に彩ることができるHSPの良いとこどりだった。

思い出すだけでワクワクしたり、しあわせな気持ちになる体験。今のところ、人生の中で一番に違いない!!と思っている。

HSSなワタシは、とにかく子どもと何をしよう?何をしたら楽しいだろう?今日はどんなことができるようになるのか、どんな子どもの成長が見られるだろう?どんな体験ができるのだろう?と胸はずんだことを思い出す。特に子どもが小さい時はワクワクが止まらなかった。子どもを通して得られる体験や、景色、経験が新鮮の連続だった。

だから、仕事をして神経をすり減らしながら、貴重な子育てのチャンスを逃すなんて、もったいない!!と思っていた。私の周りからは、子どもはかわいいけど、家にいるなんて苦痛でムリ。早く復職したい、働きたい、なんて聞くけれど。


正直なところ、両立できるほど器用ではなかった、いや、かなりの不器用。
だから、働かなくていいなんて言ってくれる、元旦那さんに甘えさせてもらい、妊娠してから専業主婦として子どもが1年半になるまでは、希望通りの体験ができた。

それは、私にとって、とてもスペシャルで、キラキラした時間となり、人生の宝物

子育て中の、ワタシの頭の中には

子どもの何気ないしぐさや、変化に敏感に反応し、その一コマ一コマを深く味わい、心や頭のどこかに刷り込んでいく作業をしていた。


この気持ち、忘れたくない。
この匂い、忘れたくない。
この感触忘れたくない。
この声、忘れたくない。
子どもの背中越しに見る青空や、空気の色、匂い、空の高さ、色とりどりの草木の色や香り。
手を繋ぎながら歌を口ずさんで聴く傘に当たる雨音、アスファルトの匂い、車が通りすぎる時の水しぶき。
落ち葉を蹴り上げながら歩くいつもの道。
子供乗せ自転車に抱き上げるときの子どもの重み。
子どもから香る外の匂い。
本を読み聞かせた時の、驚いたり楽しんでいる表情や息づかい。
元旦那さんが、微笑んで優しい眼差しで子どもを見る様子。
抱きついてくれる小さな手やプニプニの腕やほっぺ。
全身で悲しみを訴えた後の疲れ果て、すやすやと眠る寝顔。

こんな日常が、ワタシの中で一つ一つ五感にビンビン響いてくるのだ。何気ない時間の流れや出来事、状況がコマ送りのように、心に重なっていく感覚。そして、何かをきっかけに、すぐに思い出す。

それは、テレビの映像だったり、子どもの言い回しからだったり、母子で歩いている様子を見たり、お父さんに抱っこされて肩に顔を置いて安心している表情やしっかりと首の後ろに回されたプニプニの腕や……数えきれないくらい。


実は、昔から子どもが苦手なワタシ。

繊細なHSPのワタシは、子どもとの関わりで傷ついたり、考えたり、振り回されたりするため、疲れてしまうからかもしれない。子どもの何気ないまっすぐな感情や行動に意味があると考えすぎてしまうし、共感しすぎてしまうため子どもの心を推し量って、気を使い過ぎてしまうのだろう。と最近は思う。

だって、子どもってすごいんだ。だから、世の中で、子どもだけは傷つけてはいけないと、特に思うのだ。

弱くて、脆くて、儚くて、愛することが上手な子ども。

子どもが苦手なワタシでも、我が子の子育てを通して、自分がそんな目で我が子を見ることができて、そんな自分がいるんだということに気が付けて、貴重な体験ができたという話。共感してもらえるかな?







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