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フィリピン人採用についてのお話

こんにちは!mot_note編集部です。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、MOTで新しくサポートを開始しているフィリピン人採用支援についてのお話をさせていただきたいと思います。
(サービスについての詳細は以下Webサイトもご参照頂けますと幸いです!)


MOTで実際にサポートさせていただいているのはフィリピン人採用に欠かせない「POLO申請」という手続きになるのですが、今回はそちらについてのご紹介となります!


①POLO申請とは


フィリピンでは、家族をサポートするために多くの人々が海外へ働きに出ますが、彼らがフィリピンを出国するためには、OEC(Overseas Employment Certificate)と呼ばれる海外雇用許可証が必要になります。

このOECを取得するための第一歩となるのが、今回ご紹介する「POLO申請」という手続きとなります。こちらではフィリピン人が日本人従業員と同等の雇用条件で働くことができるよう、POLO(Philippine Overseas Labor Office)と呼ばれる機関が企業を厳しく審査します。
そして、POLOに認められた企業だけがフィリピン人を雇うことができ、それらの企業に就職するフィリピン人だけがOECを手に入れることができるのです。

※なお、すでに日本に滞在しているフィリピン人が再就職、転職した場合でも、OECを取得せずに休暇や出張でフィリピンへ帰国してしまうと、再度OCEを取得するまで日本へ戻ることができなくなるので要注意です!


②「POLO申請」では何をすればよいのか


企業としてしなくてはならないこと、それは「書類提出+面接」です

「POLO申請」をするためには、非常に多くの書類を提出することが求められます。どれだけ多いのかを参考までにご紹介すると、以下「技術・人文・国際」というカテゴリーにおいての一例となりますが、以下の書類の提出が求められます。

①申請書
②Manpower Request/Job Order (求人票)
③Employment Contract(雇用契約書)
④Recruitment Agreement(人材募集に係わる取決め書・協定書)※公証役場で認証手続きの必要あり
⑤雇用主代表者のパスポートコピー
⑥フィリピンの送出し機関代表者のパスポートコピー
⑦フィリピンの送出し機関の営業許可証
⑧Company Profile(企業プロフィール)
⑨登記簿謄本(+英訳)
⑩英語の企業パンプレット
⑪採用するフィリピン人と同等の役職の日本人従業員の給与明細(+英訳)

※申請するカテゴリーによって求められる書類が変わる可能性がございます。

また、書類内容はもちろんのこと、フォーマットや署名の仕方、提出方法など、細かいことにも気を付けなければなりません!

なお、せっかく苦労をして作成した書類も、一度の申請で承認される可能性は非常に低く、POLOからのフィードバックに沿って書類を修正する必要があります。実際には平均2,3回の提出を経て承認されるケースが大半となり、その場合にかかる期間はなんと3か月ほど…

そして、書類の承認が下りた後に面接を受けて、ようやく「フィリピン人を雇用してもよい」とPOLOに認めてもらえることになります!

以上が「POLO申請」の主な流れとなります。


③フィリピン人採用が注目される理由とは


人材不足に備えて外国人人材に注目が集まっている今、あえて難易度の高い「POLO申請」を経てまでフィリピン人に注目する理由とは一体何なのでしょうか?

これには主に2つの理由があります。


1.高度な英語力

フィリピンは「国民の9割以上が公用語として英語を使用している」と言われるほど英語話者が多い国です。
最近では英語を学ぶためにフィリピンへ留学する人が増えているほど、フィリピン人の高度な英語力は日本でも知られています。

外国人従業員を採用するにあたり、大きな壁となるのが語学力、
働く上での従業員同士のコミュニケーションにも必要不可欠となりますが、高度な英語力を持つフィリピン人なら心配無用です!

2.ホスピタリティ溢れる人柄

「フィリピーノ・ホスピタリティ」という言葉をご存じでしょうか?

これは、助け合いの精神があり、初対面の人にでも優しく接することができるフィリピン人のおもてなしの心を表した言葉です。

そのホスピタリティ溢れる人柄はサービス業に向いており、多くのフィリピン人が世界中でホテルスタッフやベビーシッターとして活躍しています。

少子高齢化が進む日本では介護士として働くフィリピン人も多く、その明るく社交的な性格は、大変人気があるそうです。


④企業にとってのメリットとは


一見大変なことばかりの「POLO申請」ですが、企業がフィリピン人を採用する最大のメリットは上述の通り、「英語力」と「ホスピタリティ」です。

しかし、メリットはそれだけではありません。就労者の失踪や契約時・解雇時のトラブルが少ないことも、フィリピン人を雇用する大きなメリットとなります。

外国人従業員が増えてきている近年、残念ながら、それに関連するトラブルが多発しているのも事実です… 
しかし、フィリピン人の場合はご紹介した通り、採用前に「POLO申請」の一連の流れを経ているので、報酬の低さが原因で就労者が失踪してしまうことや、契約時や解雇時の「聞いていなかった」「こうだと思っていた」という原因で起こるトラブルが他の国々に比べて圧倒的に少ないという実績があります。

「POLO申請」という難易度の高い手続きを要するフィリピン人採用ですが、そのおかげで採用後のトラブルが少ないというのは企業にとっての大きなメリットとなるのではないでしょうか?



POLO申請のことなら、MOTにお任せください!


フィリピン人採用についての流れやメリットを簡単にご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ご興味を持たれた方や実際にフィリピン人採用を検討したいけれど、「POLO申請」の難易度が高くて躊躇してしまう…という企業がいらっしゃいましたら、是非私たちにお声がけください!

MOTでは、「POLO申請」の書類作成に精通したスタッフが、書類作成のサポートをさせていてただきます。
「ホスピタリティ溢れるフィリピン人と一緒に働いてみたい!」とお考えの方、ぜひ一度エムオーツーリスト海外赴任部までお問い合わせください。

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