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フィンランドから持ち帰ってきた「豊かさ」

はじめてのフィンランド旅から帰ってきた3週間程になりますが、
忘れないうちに書き留めておきます。

フィンランドといえば、どんなことをイメージしますか?

・幸福度が高い
・社会保障が充実
・教育がすごい
・サウナ発祥の国

でも、

地図でみるとめっちゃ遠そうだし、寒そうだし、
周りでフィンランドに行ってきたという人がチラホラ出てきたけど、
まあ遠い感じ。

そんな印象を持っていました。

息子がまだ小学2年で、これまでは海のリゾートが旅行のメインでしたが、
フィンランドファンというかマニアの方と立て続きに出会い、
そして妻がなぜか、フィンランド大使館のサウナでスタートアップについて語るイベントに呼ばれ、「サウナ大使」の称号をいただくなど、

なんかご縁を感じ、導かれるように行きました。

行ってみての感想でいうと。
控えめに言って「最高」でした。

何が最高かというと、

★意外に遠くない
9時間程のフライトなので、12時間以上かかる他のヨーロッパより近く、アメリカ西海岸やハワイの帰りの感覚です。
平面の世界地図でみると、遠いですが、
地球は球体なので、ロシアを斜めに横切り、北極に向かう感じなんですね。
4泊は弾丸と思ってましたが、日が長いのとセットで、ゆったり楽しめます。

★日が長い(夏季限定)
8月下旬で夜の9時半頃まで明るいので、1日がとても長く感じます。6月だと深夜まで明るいそうです。
日が長いというのがこんなにも気分に与える影響って大きいと感じました。

★気候が気持ち良い(夏季)
東京が35度位のうだる暑さの8月で、最高でも20度ちょい、最低は10度程度で、カラッと晴れるととても気持ち良いのです。
昼間はTシャツ、夜でも日があればシャツを羽織る程度でOK。

これまで、夏は海!と思ってましたが、
暑い時に涼しい所で過ごすことがこんなにも豊かなのだと感じました。
逆に、寒い時にビーチを楽しみたいと思います。

★サウナが楽しい
元々サウナで「整える」のは好きなので、これまた楽しみだったのですが。
本場で入るサウナは予想を超えてきました!
日本でのサウナでいうと、場所にもよりますが、

サウナはお風呂にくっついていて、
熱いサウナ → 冷たい水風呂 → ・・・

の陽陰を繰り返すことで、「整う=サウナトランス」に入っていくイメージでした。

フィンランドのサウナは、実はそれほど熱くないんです。(何度かわすれましたが)
そして、湖やプールや海がくっついているのはもちろん、外気浴を楽しむ感じなんです。

つまり、
「熱い(サウナ)」「冷たい(水)」「涼しい(外気)」

の3角を楽しむ感じなんです。

なので、

サウナ → 湖 → サウナ → 外気 with コーラ → サウナ → 湖・・・

といった感じで、バリエーションが豊富に楽しめます。

フィンランドにとって、サウナというのは、紀元前前から存在し、お産や遺体を清めるのもサウナでやっていたとも言われ、そして、国内に300万ものサウナがある、生活に根付いたものであるとのこと。

そして何より、

「サウナ(だけでなく人生)を思い思いに楽しむ」

そんな空気感が流れていると感じました。


この「豊か」な感覚、普段仕事や用事にまみれ時間に追われたりしていると、忘れがちなのですが、

例えばお風呂に入る時、気候を気持ちいいなーと感じる時など、
フィンランドで感じたような豊かな時間を、
日常で少しでも感じられるように過ごすだけでも、豊かさを感じられるようになっています。

サウナネタだけでも、もっともっとかけそうなのですが、
まだ別の機会に。

旅は、行って楽しかったのはもちろん、
その国や土地の空気感を持って帰り、日常をちょこっとずつ豊かにしていきたいです。




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