休憩中にアイスに苦情、の本質的な問題

休憩中にアイスを食べていた公務員の方に苦情が入った、というニュースを読みました。↓

これに対して、
休憩中だから何してもいいとか、
公務員は本当に肩身が狭い(税金泥棒!という語り口で語られがち)
というのが大半の意見に感じたのですが、それは当然の、当たり前の、大・大・大前提としまして。

むしろそこを問題にしてる時代は、もうとっくに過ぎ去ったと思ってたのに??というちょっとショックなかんじでした。

(あと記事内に「13時過ぎてたけど交代休憩でその人は遅番だった」という説明もあったんですけど、これもそんなとこから説明しないと分からない人がいるの?まじで?とびっくりした。休憩が12時〜13時だけ、なんて全くメジャーではないのでは…?そりゃ公務員なんてなりたくないって思っちゃうよ…)

この問題、本質的には、
日本は他人(働いてる人に限らず)に期待しすぎますよね〜。というところだと思うんです。

海外旅行行くと、
空港では入国審査官が仲間内で雑談してたり、スーツケースがぼっこぼこで出てきたり、最早ロストバゲージとか意味分からんことも起こるし。
スーパーのレジの人は座りながら無愛想に対応してるし、スマホもいじるし、なんなら商品はベルトコンベアに乗せて流すだけだし、
それが当たり前の国の方が多くて、そういう人に文句言わないじゃないですか。

(もちろんそうじゃないお店とか場所もあるけど、それはサービスとして提供側がそれを選択してるのであって、それ相応の料金を顧客側が支払う場合が多いと思います。)

日本は歴史的にみたとき、その真面目さで乗り切った困難が幾つもあったのだろうし、実際その困難を乗り切って今の物質的に豊かな暮らしを作ってくれた世代も現在いらっしゃる。

ただそれも分かった上で、でも今はもうそういう時代じゃなくなってるんですよね。むしろその真面目さによって、自分で自分の首を絞めてるという感覚があります。

だってその期待している「他人」がいつなんどき「自分」に置き換わるか分からない状況って、不安でしかない。他人に期待することで自分のストレス負荷を上げて、結局全体的に色々なことが非効率になってる感覚があります。

時代の流れに任せて徐々に緩めていきゃあいいっしょ〜では、今の情報速度の社会では間に合わない気がする。意識的に緩めていかないと、全員しんどくなって、負のスパイラルに陥る気がする。

・・・というメンタル弱めの人間の目から見た、このニュースの所感でした。言い訳なのかな〜。私は日本大好きなんですけどね。どこのトイレ行っても綺麗って最高ですよね。

でもこの相手への期待を緩めても、日本の良さは変わらず残り続けると思うんだけどな。

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