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確かに最初に入った会社の影響は大きい

母親の言葉でよく覚えている言葉の一つに

「最初に入った会社の影響は大きい。」というものがある。

社会人として経験がない、いわばぴよぴよのひよこに、飛び方や餌の取り方を教えるのが会社であるという意味で、なるほど確かにそうである。

僕が最初に入ったのは洋服の小売業である。よく服屋の店員をアパレルなんて言うが、アパレルは製造卸を指すので、メーカーから仕入れて販売する自身の職種は正確にはアパレルではない。

ただ、今回一般通念上アパレルと表現させて頂く。

アパレルというと、もう最近はさほどでもないが、10年前はまだ華やかなイメージがあった。

ただ、中身はゴリゴリの体育会系であった。

最初に配属エリアのAM(エリアマネージャー)に挨拶の電話を入れる。
「おめぇの挨拶が一番最後だよ。こ○すぞ。」
これが、AMと最初の会話だった。

一部上場ではあったが、今で言うブラック的な部分もあった。今はかなり厳しいらしいが。

若いときの苦労は買ってでもしろ、とまでは言わないにしろ現在の僕の礎にはなっている。

ただ、当時これは無いよなぁということがあった部分はやっぱり今もそりゃないと思ってるぞ、社会人1年目の僕よ。

具体的には・・・

・卒業1カ月前からお店で働く。
 同期では店の都合卒業式でれない奴もいたぞ

・飲み会はオールで次の日出勤
 店長は休み

・店長数人・AMそして副店長自分だけの中、仕事終わりにフジロック行って日帰り。次の日僕だけ仕事(でも普通に楽しかった)

・棚卸での深夜作業中、店長から裏拳食らって眼鏡壊れ、軽い怪我を負う。

・棚卸当日店長ゴリゴリの遅刻。来たころには棚卸終わる。

後は1年目で丸一日お店行かないの日は、3日とかあったけど、それはまぁ自分も至らないところがあったから仕方ない。

お陰で新ブランド新店の副店長を半年ちょいで任されさらなる多忙を極めるのだが・・・

ともかく、この経験のお陰で、オール後の次の日も割と朝から仕事には行けるようになった。

人見知りだが、とりあえず初対面の人とも世間話はできるようになった。

理屈だけじゃ人は動かないし、正論を告げることだけが人にとっての正解じゃないことも学ぶことができた。

大変なこともあったけど、仕事は楽しかったと思える。3年で辞めると考えて入り、実際3年で辞めたけど、何だかんだ第二の誕生日くらいは自分の思考に影響を与えているのが最初の会社なのである。

辛いことも多いけど、辛い分色々な考えができるようになるよ。

でもスピリタスを飲むのだけはやめといた方がいいぞ。

持ち込みありのカラオケでスタッフとスピリタスあおって、起きたら眼鏡の片方のレンズだけ無くしてるから。

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