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誕生日

閑話休題

夫が誕生日を迎えました。
去年入院時に交わした「こんな事してたら36(歳)で死ぬよ!?」「それは嫌だ」の会話を守りました。

果たしてそれが幸せな事なのかは、疑問が拭えません。
夫は毎日同意していない状態でオムツ交換や入浴の際に身体を見られ、触られています。抵抗も拒否も出来ません。
勿論、衛生面で大事なことですし、理解はしていますが、私だったらされたくありません。

脳波が平坦であっても、自発呼吸をし、消化器官も正常に働いているから、という理由で病院側から看取りが認められませんでした。
今の法制度では、遷延性意識障害患者は、感染症や肺炎、痰が絡んでの窒息などでの苦しみを伴う死は認められて、
経管栄養を止める事での穏やかな死は認められないということは、不条理に感じます。
海外では、医療倫理の問題とされ、法律が関知しない分野とされている国もあるようです。

何が本人の為なのか。

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