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社員が退職しないようにする工夫

https://twitter.com/minato_villain/status/1575401699249750016

会社には二種類あります。「社員が商品の会社」と「社員が投資な会社」です。

社員が投資な会社という前提でお話します。SESのように社員とは言うものの「商品」でしかない会社のことは詳しくは知りませんのでここでは触れません。

まず「社員が商品な会社」の社長の言説は無視しましょう。成長している中小SESは、営業力は抜群ですが経営としては稚拙です。参考にしても良いことはありません。

結論

  1. 個々の退職にふりまわされない。社員には職業を選ぶ自由があります。会社にはどうしようもない社員の事情が起きることもあります。長く働いて欲しいという気持ちは必要ですが、明日にでも辞めるかもしれないという覚悟も大事です。大事なことなので繰り返しますが、社員はあなたの財産ではありません。対等な取引パートナーです。社員は明日にでも家庭の事情でもしくは個人的な野望で転職するかもしれません。そういうものなのです。

  2. 「無駄なストレス」による退職を防いでください。業務オペレーション上でおきる乱暴なコミュニケーションによるストレスで従業員は病んでいきます。

  3. 「犯人探しを辞める」個人の努力が売上に直結する営業会社を除けば、社員個人の業績やミスは、社員の努力の問題によるものではありません。誰が悪いのかを問わず、全員で仕組みを育てる・マニュアルを育てる、そういうマネージメントをしてください。

  4. 「給与」は相場より少し高めを積極的に維持してください。「評価」をして給与を上げてやるというマインドを改めてください。評価されるのは会社です。

サブテーマ

入社一ヶ月で労基に駆け込まれた話

労基に駆け込まれたことはありますか?弊社も何回かあります。

怖がることはありません。労基は労働者の味方ではありません。あくまでも会社が法律視点で誤ったことをしていた場合に注意是正指示を行うだけです。

法律については労働者側の誤解が多いので、弊社では積極的に労基へ行くことを促します。

法律を理解して、明確な就業規則等の規定にのっとって運用している限り、法律も労基も会社の味方です。

社員の退職フラグが立つ瞬間

無駄なストレスを与えるコミュニケーションや犯人探しが不必要な退職フラグが立つ原因です。

社員個人の夢や家庭の事情での退職は好意的に迎えてください。社員の自由な人生を守るために必要な退職です。

しかし不必要な退職は防ぐべきです。

徹底的に会社の仕組みが悪いという視点で、社員に責任を押し付けずにマネージメントをしてください。それをやりきった上で雇用を続けられないと判断するならば、それを社員に率直に正直に話すべきです。

退職しそうな社員に怖くて聞けないこと

どの社員も明日には辞める可能性がある。特に、エースであればあるほど、信頼している幹部であればあるほ、明日辞める自由がある可能性があることを念頭にして接するべきではないでしょうか?

社員が永遠に自分の社員であり部下であるというという誤った認識が、パワハラや雑なコミュニケーションを生み出し、結局退職を引き起こします。

私を勘違いさせた社員の言動

社員の「やる気がある言葉」。これこそが退職トリガーが引き起こされかねない社員の心のテンション(緊張感)が高い状況です。

人の心のキャパはある程度一定です。モチベーションを上げるから、反動でテンションが下がり退職を引き起こします。

「やる気に依存しない」マネージメントが重要だということが周知されてきましたが、もっと大事なことは「無駄にやる気を引き上げない」ことが退職を引き起こさないために大事です。


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