Photo by everydaylazy 落語のキヲク20191028〜20191103 8 こも 2019年11月11日 23:57 この週のお気に入りは、どの作品というより「男と女の騙しあいの話」。「三枚起請」と「お茶汲み」は、どちらも遊女がお客の男を騙す話。落語において、男が騙される話は喜劇、女が騙される話は悲劇に仕立てられやすい。その理由を調べてみたいなぁと思う。20191027盃の殿様三遊亭圓生花魁に熱を上げた殿様が、花魁と盃を交わすために飛脚を使って杯をやり取りする話。身分や距離によって行手を遮られると、余計に盛り上がる心理に名前はあるのかな。https://t.co/wSl1zo9fzu— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 28, 2019 20191029明烏古今亭志ん朝堅物な若旦那が初めの遊郭で花魁に骨抜きにされる話。情事に至った男女が明け方に烏が鳴くのを聞いて、別れを惜しむ。二人の仲を割く恨めしさを烏の鳴き声に寄せて、明烏と呼ぶなんて粋だなぁ。目覚ましのこと明烏って呼びたい。https://t.co/IDVH03x4ZF— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 28, 2019 20191030二階ぞめき古今亭志ん生茶屋遊びを親に咎められた若旦那が自宅の二階に吉原を作って、ひやかしの真似事をして遊ぶ話。趣味とはなんの得がなくても、誰かに止められても、やりたくなるもの。好きにのめり込む人のパワーはすごい。https://t.co/1F2Dcpq5mJ— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 30, 2019 20191031三枚起請古今亭志ん朝3人の男に起請文(結婚の誓約書みたいなもの)を渡していたことが当人たちにバレた遊女の話。騙し騙されの世界だからこそ悲劇は生まれるし、それが喜劇となって私たちを束の間楽しませてくれるんだろうな。でも騙されたくない!!https://t.co/Qw1H6cRPPT— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 31, 2019 20191101お茶汲み古今亭志ん朝男の情に漬け込んで騙そうとした遊女が嘘泣きを見破られる話。男が女を騙すより、女が男を騙す話が落語には多い気がする。そして、女が騙す話は、三枚起請もお茶汲みもだいたいが滑稽だ。https://t.co/TvaTTCVfTE— 小森由美子(こも) (@mottocomo) October 31, 2019 20191102居残り佐平次古今亭志ん朝無銭飲食をして店に居残り(軟禁)されるのを生業とした男の話。せっかくの才能をうまく使えていない人に「宝の持ち腐れ」と言ったりするけど、人が生きるうえで環境って大切だなぁ。https://t.co/NGQLEb3VOa— 小森由美子(こも) (@mottocomo) November 2, 2019 #エッセイ #コラム #落語 ダウンロード copy #エッセイ #コラム #落語 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート