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【シロウトからみた広告の世界】
広告代理店に新卒入社した、社会人１年目のシロウトが
広告をみて感じたあれこれを
真面目に、楽しく、時に生意気に綴っていくシリーズ。
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クレヨンしんちゃん×クラフトボス「すべての父ちゃんたちへ」

少しnoteがご無沙汰になってしまいました。

さて、本日は
ちょうど今日公開となったクラフトボスのWEB CMについて書いていきたいと思います。

クレヨンしんちゃんを使った広告って最近多いですよね。
Oisixの「拝啓　野原みさえ様」の広告は、全国のお母さんを中心に話題になりました。

今回のクラフトボスのCMは、しんのすけが生まれてからの5年間を父ちゃんのひろしが振り返る、という展開になっています。
今週末に父の日を控えていることもあり、働く男・ひろしが主人公となっているのでしょう。

クラフトボスのCMはこれまでも「働く人」にフォーカスしていて、
宇宙から来た宇宙人・ジョーンズが、働く地球人にアドバイスしてくれるシリーズは有名ですよね。最近では、堺雅人さんを起用したCMも展開されていました。

30年ほど前からあるクレヨンしんちゃんが、Oisixに続いてクラフトボスでも使われているのを見ると、野原家がいかにすばらしいか、しかも、時代に関係なく”家族の良さ”の本質をついていたかを思い知らされます。

クラフトボスの反響の中でも見かけましたが、
ひろしって、昔は「ダサいなあ」と思っていたような気がするのに、今ではすごく素敵なお父ちゃんであり、夫であり、男だなと思えてきます。

子どものころは、
大人なのに失敗して、必死で頑張って、ひろしって不器用だなあ
と感じていたけれど、今では
失敗してもめげずに、家族を思い仕事も頑張って、子育てにもちゃんと参加する
そんなひろしを「素敵だ」と思えるのは、私自身も成長したからなのかなと思ったりもします。

「俺、ちゃんと成長できてるのかな…？」
そんなひろしにしんのすけは一言、
「父ちゃん、大人でしょ？もうおっきくならなくても、いいんじゃない？」
と声を掛けます。

頑張っている方の力をふっと抜いてくれる、しんのすけのこの言葉は
きっとクラフトボスからのメッセージなのですね。

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話はガラッとかわりますが、
BOSSとジョージアってめちゃくちゃ印象が似ていませんか？

ジョージア公式サイトより

クラフトボス公式サイトより

ボトルのデザインが似ているのも大きいですが、
山田孝之さんの「世界は誰かの仕事でできている。」のCMシリーズも、クラフトボスのCMシリーズに非常に似ている気がします。

恥ずかしながら、今回調べてみるまで同じブランドだと思っていました（笑）
クラフトボスのCMに宇宙人・ジョーンズが出てくるって、ネーミングがなんだかややこしい！

コーヒーって、購入するとき正直ブランドごとの違いとかあんまり気にしないような気がします。
他の飲料、たとえばカルピスとかだと唯一無二なんですが、コーヒーや紅茶はパッケージとか「前飲んだ時なんかおいしかった」とか、買う理由ってそんな感じだと思います。

だから「働く人に寄り添う」的なブランドメッセージによって差別化を図っているのかなと思いますが、2大巨頭が似たようなメッセージだとどこまで売り上げに関係してくるのか少し疑問が残る部分ではあります。

なので、今回のクレヨンしんちゃんという
子供向けアニメ×大人向けコーヒー
のコラボは、ジョージアというブランドがこれまでと少し違うイメージを確立するきっかけになったりもするのかな、と考えました。

まあそのためにはクレヨンしんちゃんとのCMを継続する必要があるので今回のCMはそこがねらいというわけでもなさそうですが。

毎回締め方がわからないのですが今回はこの辺で。
もう少し起承転結のしっかりした文章を書きたいな～。