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「優柔不断な自分が選んだ、人生を左右する最初の基準」大事なファーストキャリアで大企業を選んだ理由

皆さん、こんばんは。山崎美穂です。

社会人10年目となった今、自分のキャリアを振り返った時に感じるのは、ファーストキャリアの選択の重要性です。
『鳥が孵化して最初に見たものを親と認識し、追いかけていく』といった刷り込みは、生物の学習形態の一種としてよく挙げられる例ですが、ある意味、最初の基準がその人の当たり前をつくり、人生となるといっても過言ではないと思うからです。

結果として、自分はよい選択をしたと思っているのですが、就職活動をポジティブに生き抜く考え方については以前書いたので、本記事では、私がファーストキャリアで大企業を選んだ理由について書いていきます。

①頂いた5社の内定先

私は京都大学の大学院を卒業後、NTTコミュニケーションズ株式会社に新卒で入社しました。就職活動の末、5社の内定をいただき、迷いに迷った末でのファーストキャリアの選択でした。

残りの内示を頂いていた4社は、外資世界No1食品メーカー技術職、日系大手鉄鋼メーカー総合職、日系インフラスタートアップ総合職、関西ローカルのインフラ総合職です。

示し合わせたように会社の規模も、文化も、業種も、そして採用された職種も様々でした。当然どの会社にも私自身が魅力を感じたからこそ、面接を受けて内定をいただいたわけですが、こうもバラバラでは『一体何を基準に比較すればよいのか自分でもわからない』そんな状況でした。

②就職活動で浮き彫りになった自分の不明確さ

そもそも、なぜこうも毛色の違う5社から内定をもらう事態になったのか?
その要因は、他でもない自分にありました。

就職活動のタイミングでは、恥ずかしながらまだ自分の軸が定まらず、
「まだ選びたくなかった」からです。

当時、感じていたことは
『今の自分に何が向いているか』という向き不向きで判断すべきではない、そして『何が得意か』という、得意不得意で判断するのも早いということ。

大学受験をする18歳までは、ずっと義務教育に身を置いていて、目の前のハードルを最短で最速で越えていくためにやるべきことを集中してこなしてきた感覚でした。というか、むしろ、それだけしかしてこなかった。

逆にいえば、自分で何かを感じ、選び、チャレンジして、体得するという経験が圧倒的に不足していると感じていました。大学と大学院の6年間で、サークル、バイト、海外旅行、趣味など沢山のことにチャレンジしてきましたが、その感覚は就活時にまだぬぐえなかったというのが正直なところです。

だから未熟な今の自分で何かを選び、自分の選択肢を狭めることはしたくなかったのです。それだけこれから先の自分の可能性を信じていたのかもしれません

③大企業を選んだ理由

では、なぜNTTコミュニケーションズ株式会社を選んだのか。
シンプルに、自分にとって活躍できるフィールドが広く、将来の選択肢が一番多くて、さらに拡がっていく可能性があると思ったから。

NTTコミュニケーションズは、ひかりカエサルで有名なひかりTVや、教えてgooで知られるNTTレゾナントを筆頭として関連企業が沢山あります。またNTT東日本・西日本をまたぐ長距離通信や国際通信を事業対象としており、海外現地法人やグループ会社も沢山あります。

その中で、3年~5年ごとにジョブチェンジが頻繁にあると、先輩から聞いていたので、一つの会社内で異動になるということは、世間的に転職しなければいけないような業種や職種にチャレンジできるのではないかと思いました。

むしろまだ自分の軸が決まらないからこそ、沢山チャレンジしたいし、
その中で譲れない軸や自分の強みみたいなものが見つけられたらいいな、
そんなことを想って入社を決めました。

まとめ

今回は、ファーストキャリアで大企業を選んだ理由について書いてみました。

既に自分の軸が定まっている人は、そのまま行きましょう(笑)。
その選択を正解にするだけです。今は私もそう思ってます。

ただ、昔の私のようにまだ軸が定まらない方へ。
世の中はもしかしたらそんな人が多いのかと思います。
そんな人に言いたいことは、最初の基準は高い方がいいということ。

もちろん刻々と変わりつつはありますが、まだまだ根強い雇用文化がある日本においてキャリアを積んでいくことは、『出世競争という例えるならばマラソンを走るようなものだ』と当時感じていました。

マラソンに勝つために大切なことは、最初から先頭集団にいることです。
そして先頭集団に居続けることです。最後尾の集団にいたのに、途中からごぼう抜きに駆け上がり優勝するなんていうドラマチックなケースはあまり見ないですよね。

だってみんな頑張っているから。
その中で、
高い基準のものを下げることはできますが
低い基準のものをあげるのは至極難しいということ。

そう考えて当時の自分にとって基準が高いと思えた会社を選びました
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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