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「自分を愛するってどうしたらいいの?」VOGUE 宇多田ヒカルのインタビューを読んで

皆さん、こんばんは。山崎美穂です。

以前にも書いたことがありますが、昔から宇多田ヒカルさんが大好きです。

単に曲を聴くだけではなく、音楽番組や密着映像のような番組も録画して何度も見てきたほどでした。2009年に出版された、オフィシャルブック『点-ten-』『線-sen-』も持っていました。あまり何かにハマることがない自分にとっては、かなり珍しいことです。

今日は近々で公開された音源やインタビューについて書いていければと思います。

Netflixで全世界公開開始!「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」


初の有料配信ライブ「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」がNetflixで6/9(木)より全世界公開されました!ライブといえばリアルの時代から、DVDの発売でもなく、Netflixで公開される時代。。。すごい。。。!!
音楽業界の常識もめまぐるしく変わっているということですね。

ちなみにライブ音源を出すのは初めてだそうなので、もし興味ある方はチェックしてみてください。


宇多田ヒカル『BADモード』 Live ver.

合わせてBADモードのライブバージョンもYouTubeで公開されているのでこちらも必見です。

VOGUE ロングインタビュー

そして近況についてロングインタビューが発表されました。
文章量もボリューミー、内容もボリューミーで、一度読んだだけでは理解しきれないし消化もできなかったのですが、彼女の思考と試行を学ぶことができるのでお勧めです。

いくつか印象的だったフレーズを紹介します。

「そうか、私は対象に愛されている感覚を与えたいんだ」

私が子どもに「愛されている」と感じてほしいからしていることを、自分にもしてあげればいいって気づいて。愛する相手にこうなってほしいという気持ちを、自分に適用すればいいという大きな気づきがありました。

「人と共存することは、自分が生きることと同義だ」

他者が存在してる以上、他者と関係を持たない選択肢なんてないと思います。拒絶してる状態も一つの関係だし。仮に誰とも関わらないで生きる方法があったとしても、なんのためにそんな生き方を? そういう自分を想像しても、存在理由がよくわからない。時間もいっぱいあるし、ひたすら本が読める、勉強しよう、と思ったって、それを共有する人がいなければ、そこで全て終わっちゃう。それもつまらないって思うと、人と共存することは、自分が生きることと同義だと思うんです。

イギリスに移住して10年、そして9年近くやっている精神分析についても触れられていました。

過去に囚われないで生きるために、過去を理解しようということです。
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何かを知ることって、知れば知るほど、自分がいかに知らないかを知ることですよね。ただ、自分への信頼みたいなものがだんだん養われていっている気がします。それが世界の信頼とか、他者への信頼に繋がっていくのを感じています。

人は社会性の動物であり、一人では生きてはいけません。
個人的にも、自分自身の棚卸しをして理解に努めるからこそ、目の前の人への理解をしていくことができると最近感じていました。

まさに人と向き合うことは、人と向き合う自分と向き合うことであり、自分自身を受け入れていくことなのだと。その行為は言葉以上に繊細で、かつ時には痛みを伴うことだからこそ、ひたむきに自分を突き詰めていくことはタフなことなのだと思います。そして突き詰め続けていくには、ある意味ピュアで気高い精神性が求められるのではと感じました。

「プロフェッショナルでありたい。」

まさに自分の理想形の一つである、プロフェッショナルといえば自分にとって宇多田ヒカルなのですが、音楽を通じて自分自身と向き合い、表現してこられたストイックで無垢な生き方に尊敬の意を送ります。

いつも素晴らしい音楽をありがとうございます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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