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【レポート #27】神奈川県・横浜市長選挙レポート


 さてさて、横浜市長選が終わりましたね。

 日本最大の政令指定都市で現総理大臣の地元で、且つ総理の支持率がガタ落ちという状況なら、横浜市民には申し訳ないですが選挙結果が国政の政局に繋がってしまうのは致し方ないところです。

 そんな選挙、当然私は取材には行っていませんが、ネットを中心に見ていた感想を書き綴っておこうかと思います。 「レポート」のナンバリング(#)が付いていますが当然無料の記事なので、お気軽なキモチで読んでいただけると幸いです。



◆立候補者

太田 正孝  (75) 新 元市議
田中 康夫  (65) 新 元長野県知事、元衆院議員、元参院議員、作家
小此木 八郎 (56) 新 前国家公安委員長、元衆院議員 ※国政自民+自民市議(多数)、公明支援
坪倉 良和  (70) 新 横浜魚市場卸協同組合理事
福田 峰之  (57) 新 元衆院議員
山中 竹春  (48) 新 元横浜市立大医学部教授 ※立憲推薦、共産社民支援
林 文子   (75) 現 4期目を目指す ※自民市議(少数)支援
松沢 成文  (63) 新 前神奈川県知事、元参院議員、元衆院議員

 全国的に注目度の高い選挙だったので皆様は候補者も選挙結果も把握されているコトでしょうが、一応私のレポートの流儀に則り争点から振り返るコトにします。


◆選挙の争点と、それに対する候補者の比較

 ジャーナリストと津田大介氏が運営するYouTube配信「ポリタスTV」から引用していきますが、この選挙の争点といえば「IR(カジノ)」が真っ先に浮かびますが、それ以外にも重要な問題がいくつもあったようです。

①IR誘致の是非
②新型コロナ対策
③旧上瀬谷通信施設の跡地利用(花博開催の是非)
④新オペラ劇場の新設
⑤中学校給食(ハマ弁)問題
⑥財政健全化・ふるさと納税問題
⑦水道料金値上げ・民営化問題

 どれもこれもデッカイ問題です。 これらの問題を全て当選した一人の候補に託すというのも、なんともというか何というか・・・ 結果に対して様々な思いが有ると思いますが、まずは「お疲れさまでした」という言葉を横浜市民の皆様に贈らせていただきます。 それではひとつずつ取り上げてみましょう。


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 まず①、「誘致賛成」と答えているのは林市長と福田候補の2名しかいません。 林市長は自らの、というか国政から指示されていたハズのIR誘致を貫くために高齢で国政自民の支持が無い中で立候補。 ある意味筋を通した林市長について行った自民市議が36名中6名いるようで、更にIR誘致に期待していた経済界の人が支援していました。 一方誘致反対6名中5名が「中止」と断言。 そして注目は国政自民党からやってきた小此木八郎前国家公安委員長。 立候補表明当初は「菅総理と決裂か!?」などと言われましたが選挙戦が始まれば総理は小此木候補支持を表明し自民市議の多数が小此木候補について行きました。 一部では「林市長のように当選したら変節して誘致を表明するのでは」と言われていましたが、私個人の見立てとしては横浜への誘致は諦めて東京に譲ったのだろうと見ています。 なので自民党としては引き続きIR誘致自体は続けて行くので上図に書かれている「IR自体は賛成」という表現になっているものと思われます。

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 続いて②、新型コロナ対策について、国でも県でもなく市が出来るコトというのは限られてしまうのでしょうが、林市長の回答が現在の横浜市における対応だとして、それに対する各候補の回答を比較するならば、田中候補(以下、康夫ちゃん)の「飲食店営業時間延長」は康夫ちゃん曰く「孤独のグルメ方式」というもので、感染対策をしっかり取った店舗については20時以降の営業を許可し飲食店を支援するというものです。 許可を出す基準がどの程度のレベルなのか(アクリル板で仕切ればOKなのか、人数制限は?、徹底した換気まで求めるか、ワクチン接種の有無は? など・・・)が分からないので判断に困るところですが、新型コロナ感染者の感染場所が「飲食店」であるケースが「自宅」に比べて圧倒的に低いというデータが既に出ているので、何らかの支援策や営業緩和策は必要でしょう。 そして (自称)コロナの専門家” である山中候補は「検査重点拠点の設置」となっておりPCR検査や抗原検査(←何故抗原・・・)が受けれれるようにするとしていますが「無料で」の文字は見当たらないので残念ながら検査は有料のようです・・・

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 次に③、2015年3月に全面返還された在日アメリカ海軍基地跡地(2,422,396㎡、東京ドーム51個分)の利用方法として、現在は2027年に国際園芸博覧会(花博)の開催が予定されています。 今回当選した市長の1期4年務めた更に先の話になるのですが開催の可否を判断するのは早いに越したことがないので、これまた争点として挙がっているようです。
 賛成しているのは林市長と小此木候補に松沢候補、そして意外にも山中候補が「所有者の理解を得て・・・」として開催の可否に触れていないため賛成と見て良いかと思われます。 一方反対を訴える側の対案を見ると候補者の個性が見えるところで、大田候補は自然公園として保存、康夫ちゃんが「統合型レスキュー拠点の設置」としてコロナ禍で医療崩壊する現状において医療部門の強化というの強い訴えになったかと思われます。 坪倉候補は自然を残しつつ多様な利用法を提案、福田候補は再エネ(主にクリーン水素)の生産拠点にすると訴えています。 花博の開催経費は最大で600億円かかると試算されており(オリンピックの流れを考えると更に増える可能性は大)、いくら6年後の話だとしてもこのコロナ禍においてそこまでお金かけてやる必要性は疑問です。 開催前や開催中は盛り上がるかもしれませんがオリンピックで分かったでしょう。 始まれば必ず終わりが来る夢は必ず覚めるのです。

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 続いて④、みなとみらい地区に2,500席規模世界レベルな劇場を建設するなんて計画が有るみたいですね。 それが出来て世界的なオペラが見られるのなら、文化芸術の発展のための政策というものは良いのではないかと思ったりします。

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「オペラ劇場」というと基本的にこのようなものになるため、専用の劇場を作る必要性は有るのでしょうが、如何せん総事業費が、こちらも花博と同じく600億円かかるようで、花博同様そこまでかけて作る必要が有るのか? という疑問は出てくるのは当然なところです。 しかもオペラ劇場でなくてもコンサートが出来るような「ホール(会館)」は横浜市内にも既に結構ありますし、ましてや電車で数十分で行ける東京に行けば更に多くのホールが有ります。 更に、

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 東京の新国立劇場には「オペラハウス」と名付けられた専用ホールが既に存在します。 例えば世界的なオペラ劇団が来日公演をするとして、絶対に東京公演はするでしょう。 その次に地方公演を計画した時にすぐ近くの横浜で公演を打つでしょうか? そう考えると必要性に疑問が出てきます。 ましてやコロナ禍がいつ終わるのか全く見えない中で、たとえアフターコロナの時代が来たとしても以前のように外国の一流オペラ劇団が頻繁に来日してくれる保証も無いワケで。
 サスガにこの件は無理筋だと各候補者が気づかれているのか、林市長以外は反対で(オペラ鑑賞が趣味な)林市長も「事業化は慎重に考える」とし規模の縮小を示唆していますが、この箱モノ事業にムカついている有権者にとっては他候補全員が反対を掲げている中で今までの市政を覆すコトが出来ない林市長に批判の目が集中してしまったようです。

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 更に⑤、全国的に有名になった悪名高き公立中学校給食、通称「ハマ弁」。 横浜市は長い間「家庭からの弁当持参」が基本だったそうで、弁当を作る親(家庭)の負担を解消するために導入されたのですが・・・

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 オフィシャル画像を見るとそれほど悪くなさそうに見えるのですが、

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 ネットニュースから拾ってきた画像ですが実際はこんな感じみたいです。 オフィシャル画像に比べて野菜が多いのでバランスが取れているように見えますが煮物や青菜なんてものは温かいから美味しく食べられるワケで、画像のような冷たい弁当を1食340円で買って出されるのがコレってのは・・・ しかも2018年まではコレが470円したってんだから恐ろしい・・・

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 今年4月から市がハマ弁を学校給食上の「給食」と位置づけデリバリー型に移行しているようなので「冷たい」という欠点は解消されたのでしょうか。 とはいえ完全給食のために上図のような費用がかかるなら花博だオペラ劇場だの事業を止めれば費用も敷地も一発で解決するだろうと素人目には感じます。 私は小中学生時代は市の給食センターで調理して配達された給食を当たり前のように食べてきたので給食が「弁当」ってのがそもそも有り得ないと感じちゃうんだよなぁ・・・
 弁当継続を訴えるのが林市長と小此木候補、「コンビニと連携」とする坪倉候補と「地域事情を鑑みて・・・」という実質何も言ってないに等しいコトを言った福田候補も弁当継続派と見て良いでしょう。 残り4名が給食導入を訴えています。

 そして、画像はないのですが⑥の「財政健全化とふるさと納税問題」 財政が厳しいとされる横浜市はこのままだと2065年には2000億円を超える収支不足に陥るという長期財政推計が出ているそうです。 更に追い打ちとして横浜市民はふるさと納税で市外の他自治体に支払った額が制度開始以降全国最多だそうで、今年度は176億円が横浜市外に “流出” したそうで。 この件も解決すべき大問題ですがコロナ禍やIRにハマ弁など、直近で解決しなければならない問題があまりにも多すぎるため明確な争点とはなりませんでした。
 それにしても、毎年多額の税収を失う制度を導入したのが他でもない “影の横浜市長” こと菅総理だという皮肉よ・・・

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 最後に⑦、「水道料金値上げ、民営化」なんて他自治体なら最大の争点でなるであろう案件が(津田氏の並べ方とはいえ)最後にに挙げられている点から見ても、如何に横浜市が抱える問題が多様で且つ巨大であるコトが分かります。
 民営化を明確に打ち出している候補者はいないので(康夫ちゃんは民営化反対を訴えている)値上げ容認は林市長に小此木候補に山中候補に福田候補。 政党の支持を受けている候補が全員値上げを容認しています(共産党はそれでエエんかいな・・・)。 財政が厳しい横浜市だから一度値上げを決めるコトが出来たのだからそれをわざわざ撤回する必要は無い、というコトなのでしょうか。 ただ、それにしたって平均12%の値上げだよ!? 選挙結果はこのアトで書きますが横浜市は水道料金平均12%の値上げが確定してしまいました。 この件はもっと明確に争点化すべきだったと思います・・・


◆選挙結果

[当]山中 竹春  (48) 新 506,392 票 ※立憲推薦、共産社民支援
-------------------------------------
[落]小此木 八郎 (56) 新 325,947 票 ※国政+自民市議(多数)、公明支援
[落]林 文子   (75) 現 196,926 票 ※自民市議(少数)支援
[落]田中 康夫  (65) 新 194,713 票
[落]松沢 成文  (63) 新 162,206 票
[落]福田 峰之  (57) 新   62,455 票
[落]太田 正孝  (75) 新   39,802 票
[落]坪倉 良和  (70) 新   19,113 票
※投票率:49.05%(前回比プラス11.82ポイント)

 既に皆様ニュースで散々見てきた選挙結果をここまで引っ張って申し訳ない(汗)。 告示前は小此木氏絶対有利と言われていましたが選挙戦が進むにつれ情勢は逆転。 開票してみれば立憲推薦で共産社民が支援する “野党共闘候補” の山中竹春候補がゼロ打ちで当確が出る圧勝となりました。 しかも投票率が前回から11.82ポイント爆上がりという素晴らしさ! 私は「45%まで上がればイイなぁ・・・」なんて思っていましたがそれを上回る投票率が出て喜ばしい限りです☆彡 それではここで各候補について振り返ってみましょう。 まずは供託金没収となった3候補から。


◆魚屋さんの挑戦は最下位に沈む

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 候補者の中で唯一政治色が全く無い坪倉候補。「横浜魚市場卸協同組合理事」で “市場伝道師” “喧嘩と夢を売る男” を名乗っています。 要は「頼りがいのある魚屋のオッチャン」なのでしょう。 選挙活動もユニークで、

 川にサーフボードを浮かべて漕ぎ進むという(笑) 選挙というフィルターを通せば「アレ」な候補なのでしょうが、それでも2万票近く獲得できたのですから大健闘といって良いでしょう。 そもそも何で供託金没収覚悟で出馬したのが疑問ですが、横浜市は林市長が東京都出身でその前の中田 “開国博失敗赤字増大でトンズラ辞職” 宏氏は横浜出身ながら国政の色がつきすぎていました。 調べるとその前の高秀秀信氏は東京都&官僚出身で自民党のゴリ押しで送り込まれて市長に当選した人のようで、ここ30年横浜市が “よそ者” に支配されてきたような感覚があり、それにガマンならなかったのだろうと思われます。 なにはともあれ、選挙戦お疲れさまでした。

◆見た目は真面目そう、なんだけど・・・

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 市議を11期務めて今回政治活動の集大成として出馬されたのであろう大田候補。 無所属ですが2018年、立憲に入党しています。 市議時代の得票数が1万票前後で今回が4万票前後と坪倉候補同様 “よそ者” がイヤで且つ坪倉候補ではなく政治実績がある候補を求めた市民からそれなりの票を獲得できたように見えます。 IRも花博もオペラ劇場もハマ弁も反対で動物愛護にチカラを入れると掲げており、「道志村との合併」という相手方の事情を一切考慮しない変な政策も有りますがそれなりに良い候補のように感じられます。 ただ、公報の最下段に書かれている「藤村晃子」という方が厄介で、「日本動物虐待防止協会」の代表理事で「TVチャンピオン猫通選手権準優勝」の実績(?)が有るようですが、この方は市長選出馬を表明して直前で撤回(衆院選神奈川3区に出馬予定)したのですがその際に日本保守党という極右団体から推薦を受けて、更に「コロナはただの風邪」を言いだし立花孝志が掲げる諸派党構想にすり寄って来たつばさの党から支援を受けているという超ダメ人間です。 いくら動物愛護という政策で通じたとしてもそんな人の正体も見えずに組むような人に市長が務まるワケがありませんね。 選挙戦お疲れさまでした。 結構なご高齢なので、穏やかな老後をお過ごしいただければ・・・ と思ってたら、

 まだまだヤル気バリバリのようです。 

◆「帰って来たよ!」と言うために立候補した人

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 福田候補は元衆院議員で元副大臣という輝かしい経歴を持っていますが自民党公認で出馬しながら小選挙区では今回山中候補の参謀として注目された江田憲司氏に4戦4敗。 前回の衆院選は希望の党から出馬し更に東京5区に鞍替えしたものの大惨敗。 今回誰よりも早く出馬を表明した福田候補ですが今回の市長選は今後の活動のために「横浜に戻ってきましたぁ!」とアピールするためのものだったと思われます。 ちなみに能力として某ワニ大臣と比較にならないほどITに詳しいらしい福田候補は環境問題や水素を主とする再生可能エネルギーにチカラを入れていて、

 同じく環境問題を積極的に取り組んでいるSUGIZO氏と活動したりしているのですが、その一方でIRは賛成という “環境保護のためにバクチで金を稼ぐ” と言わんばかりの政策を打ち出しており、何だかなぁ・・・という感じです。 衆院選で再び名前を聞くコトは有るのでしょうか。 自民党を始めとする大手政党は公認候補を既に決めているのハズだし、無所属で国政選挙に出るような肝っ玉の持ち主には見えないので、どう動くのか、名前だけでも憶えておきましょう。

 さて、ここから主要5候補について。 

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 NHKの出口調査では支持政党別の票はこのようになっています。 これを見ながら私なりに想うコトを徒然と書き綴ってみます。


◆小池百合子になれなかった林市長

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 そもそも今回の選挙が候補者乱立の大混乱となったのはこの方がIRを白紙撤回から推進に舵を切ったコトがキッカケでした。  リコール署名が9万筆集まりアンケートでは依然7割の市民が反対している現状では勝算ゼロだったのかもしれませんが、やり方次第ではもっと票が集められたように思います。 この選挙における林市長の立場から見ると、

・中央政府からゴリ押しされてIR推進に方針転換させられ
・自民党から高齢を理由に「支持しない」と言われ
・自民党から別の候補を立てられて、
・しかもその候補が横浜でのIR取り止めを言いだした

◎「あ~、かわいそうな私」

 というキャラクター設定にするコトも可能だったハズです。 このような自らを弱く見せて票を集めるという手法は小池百合子東京都知事の十八番ですが、このやり方を取り入れれば無党派層からの票を増やすコトが出来たのではないかと思います。 IRは勿論いらないものですが横浜市は広いです。 予定地となっているみなとみらい地区やその周辺の市民にとっては大問題でも、海沿いから離れた地区に住んでいる市民には(考え方によっては)直接的な影響を受けるものではなく税収が増えるのなら別にイイのでは? なんて短期的な視点で選挙戦を見ているライト層には “かわいそう” キャラが受けて票が集まったのではないか? と考えてしまいます。 ただいかんせん、林市長は(※「女性として」という意味ではなく「人間として」という意味で)“かわいげ”一切ない。 すりガラス越しに書類をバラまいた映像は強いインパクトを与えてくれました。 なので林市長が小池百合子的手法を取るなんて、結局のところ不可能だったのでしょう。
 それは選挙公報を見ても明らかで、プロフィール欄に華麗なる職歴を列挙してますが、林市長って既に3期12年務めてきたのですよね? 現職首長の公報といえばこれまでの実績を書くのが普通で、且つ現職候補だけが書けるアピールポイントじゃないですか。 それを一切書かずに職歴という市長就任前の実績を書き連ねるという・・・ 実際林市政で市民の多くが喜んだであろう実績というのがあまり見当たらないのですよね。「小児医療費助成の対象を小学6年生までに拡大」というものが見つかったぐらいで。「待機児童数ゼロ達成」なんてのも定義を変更して、希望の保育所等を利用できないケースや育児休業中の家庭の児童等を「保留児童」というという区分けに押し込んだ結果なので実績でも何でも無いですね。 つまるところどうやったって落選は必然だったワケで、そこでひねくれずに潔く選挙に出て市民の審判を仰いだ点だけは評価できる点でしょうか・・・ きっとこれからも華麗なる職歴をひっさげてどこかの会社の役員になったりするのでしょうね。 きっと林市長も12年やって首長に向いてないコトに気づいたでしょうからそちらの世界で頑張って下さいませ。 とりあえず、お疲れ。


◆そして全てを失った、小此木氏・・・

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 この選挙戦最大の被害者といっていい小此木候補。 衆院議員を8期も務め、防災担当大臣&国家公安委員長委員長として閣僚入りしていた輝かしい実績を全て投げ打って市長選に出馬。 それと釣り合う対価としては「横浜市長」でも正直足りないぐらいです。 なので「本人自ら出馬を決意した」と言っていますが実際のところは裏で出馬要請を受けたか菅総理に忖度したかのどちらでしょう。 勝つためにこれまでの自分に背く形でIR取り止めを打ち出し、一応菅総理や支持を受け自民市議の多数から支持を受けたのに、結果は政治経験ゼロの山中候補に17万票もの大差をつけられて、落選・・・

 ここまでやることなすことがことごとく裏目に出た候補も珍しいぐらいで、突然IR反対を訴えだして自身の信用を失ったのも裏目だし自民党が公認も推薦もしてくれなくて自主投票になったのも裏目で公明党がいわゆる “遠山デマ彦ショック” に揺れて大々的に応援が出来なかったのも裏目。 そして絶賛支持率爆下がり中の菅総理が個人として支持を表明したのも裏目に出てしまいました。 これだったら出馬なんてしないで責任を林市長に押しつけて(事実上の一本化)おけば良かったのに。 林市長の票はIR推進派の票で小此木候補の票が自公の岩盤支持層だとするならば一本化は可能だったでしょうし今回の結果を見ると両者の票を足すと山中候補の票を上回ります。 IR取り止めで自らの発言の説得力を失い、8期務めた衆院議員のイスも閣僚のイスも失い、落選で職も失い・・・

 こんな豪華なゲストを迎えて対談をYouTubeに載せても再生数3,000未満チャンネル登録100名ちょっとと全く話題にならず、

 最後には政界引退を表明する、と。 まだ56歳と若いのに・・・ 何もかも失って残ったのは「横浜にIRは誘致しない」と表明したコトで菅総理と “ハマのドン” こと藤木幸夫氏の関係修復の可能性が出てきたコトぐらいでしょうか。 ・・・あっ、菅総理の目的がそれだけだったとしたら、小此木氏は菅総理の私利私欲に巻き込まれてとばっちり喰らった被害者となってしまいます。 そんな悲しい理由でないコトを祈りますが・・・


◆松沢成文という、存在の耐え難い軽さ

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 国会議員という職を辞して出馬といえばこの方も同じですよね。 参院議員のイスを捨てて横浜市長選に出馬したワケですが、この方、元神奈川県知事ですよね? 国会議員から市長への転身も結構なダウングレードですが神奈川県の知事から県の中のひとつの市の首長になるってのもなかなかのダウングレードですよね(まぁそんなコト気にもせずになっちゃう人が大阪方面にいますが・・・)。 どう頭をひねっても当選する確率なんて無いのに何故立候補したのかとなりますが、参院から衆院への鞍替えを狙っててその前の知名度アップが目的だったのでしょう。 辛うじて得票率が10%を超えて供託金没収とはならなかったので金銭面から見ると成功といえるかもしれませんが明らかに上位4名に埋没されてアピールが成功したとは言い難いかもしれません。
 それでも気になって動画とかチェックしてみると、コレが相当な「アレ」だと初めて(改めて?)知りました。

 政策をアニメで伝えていますが、アニメーションが動かない静画+吹き出し+アテレコという低クオリティでとても最後まで見てられません。 大体、動かないアニメーションってYouTubeやFacebookで見られる胡散臭い商品の広告で良く見るヤツなので、そんなのを政治で使っちゃいけないんだよなぁ・・・

 これは1分も無い動画なので頑張ってみていただきたいのですが(笑)、某番組を真似て坂道をダッシュしてます。 ただカット割が多すぎて1回で走り切っていないのは明らかだし(それは本家もそうですが)、歩道あるのに路側帯走るし車道にはみ出すしでメチャクチャ。 完走後の三文芝居まで見たらウンザリすること請け合いです(笑)。 ただまぁ政治家にしてはタレント性が高いので “映える” キャラであるコトは確かですね。 そういえばこの方、一時期よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属してたっけ・・・

 そして極めつけがコレ! KANの「愛は勝つ」の替え歌「シゲは勝つ」という歌に載せてスタッフ等と唄い踊っています。“政治家ソングマニア” な私にとっては大好物ではありますが「ひとりの大人」という俯瞰した目線で見れば、コレは酷すぎる・・・ 再生せずともサムネイルの時点で明らかですが、他のスタッフがしっかりマスクをしているのに当の本人がマスクもせず今どきなかなか見ないフェイスシールド姿! 歌を唄うのだから口元が見えないといけないという理屈は分かりますがコロナ禍なんだからマスクを外さないと意味が無いという時点で諦めろよ! それに唄わずとも選挙運動のシーンを多く使えば一曲分の長さにはなるでしょう? もうこのサムネだけでこの人のコロナ政策はでたらめなんだろうと分かります。 また “政治家ソングマニア” 目線でも言わせてもらうならばこのようなジャンルの曲は絶対に1コーラスで完結させなければダメ! ジャンルとしては “宴会芸” と一緒なんだからどんなに長くても2分以内! それ以上やっちゃいけないのに見事なまでにフルコーラス唄いきっちゃってる・・・ カラオケとか結婚式の余興とかでコメディソングを誰かが唄ったら最初は盛り上がるけど2番になったら飽きるでしょ? それと一緒ですよ。
 それにしてもこんなコトしてまで横浜市長選に出る必要は有ったのか・・・ と思いながら動画を見ていたら応援出演していたある人物に引っかかりました。

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 上田清司参院議員(前埼玉県知事)です。 コロナ禍の中でそれどころではなくて埋没してしまいましたが、こんなニュースが出ていました。

 上田氏が新党結成を模索しているというニュース。 話題にも上がらないほどだから現状は何も動きは無いのでしょうが維新を離党して市長選に出て、衆院選が有るからといってそう簡単に維新に戻れるとは思えないので、上田市の思惑とこれまでに8つの政党に所属した “政界渡り鳥” の松沢氏の思惑が一致すれば、そこから出馬するのではないか・・・と見ています。 合わせて福田候補もコッチに乗っかるような気がするので今後の動きに注目です。
 それにしても、こんな薄っぺらい人が8年間も知事として君臨していた神奈川県民には同情を禁じ得ません。 今の知事も黒岩 “からあげちん” 祐治氏だし、大変だろうなぁ・・・ それとプロレスファンとしては松沢候補の応援団長に就任している藤波辰爾選手に、ガッカリです。 何やってんだよ、マッチョドラゴン・・・


◆田中康夫は、劇薬である

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 私は沖縄出身で97年から長野県南部に移住して現在に至ります。 なので田中康夫長野県知事時代をリアルに体験しています。 先ほどから「康夫ちゃん」なんて馴れ馴れしく呼んでるのもその時代を知っているからです。
「田中康夫長野県知事」は自民党系の政治家が副知事を経て知事になるという旧態依然とした長野県政を一新してくれて、その実績は現在に至るまで長野県に遺っています。

「脱ダム宣言」でダム建設ではない河川改修による治水を示し全国的に広がる
・長野オリンピック直後で赤字まみれの財政にメスを入れ5年間で923億円の累積債務を減少
・全国で初めて全小学校の1-4年生の30人学級化を実現
・民間人の積極的な登用
・県庁職員の応対が格段に良くなった など・・・

 一方で彼のエクストリームすぎる政策と人物像に長野県民は振り回されまくったのも事実でありまして。

・財政調整基金(県の貯金)を494億円切り崩す
・長野県を「信州」に改称する検討を始め、全国テレビ等で「長野県改め信州が・・・」などと勝手に言いだす
「長野市に税金を払いたくない」と駄々こねて住民票を長野市から約200km離れた泰阜村に移し、村での居住実態を問われた際に証明として夜明け前に泰阜村から出発するという無駄なパフォーマンスを敢行
・山口村と岐阜県中津川市の越県合併に最後まで反対合併記念式典の挨拶でも不平不満をぶーたれて岐阜県民に恥を晒す
・知事在任中に「新党日本」を結党。 代表に就任し2005年の衆院選で(副知事も置いていないのに)県政を放っぽりだして選挙運動を展開
ガラス張りの知事室でタレントの中島史恵さんを膝に載せて写真を撮り雑誌に掲載され、県民感情を逆なでする など・・・

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 ↑ こんなコトを平気でする人だと知ってるので私はツイキャスで事あるごとに「田中康夫は劇薬である」「康夫ちゃんが市長になったら横浜は変わるけど痛い目も遭うよ」と訴えてきました。 彼は自分が嫌いな人、違う意見を聞く耳を持たない人なのです。 だから選挙戦が始まって、

 演説時にマスクを外す康夫ちゃんに対しTwitterでは「マスクをつけて話して下さい!」とお願いする声が多くあがっていましたが、どーせ康夫ちゃんのコトだから意地でもマスク無し演説を貫くんだろうな・・・ と思っていたら、

 途中からマスクを着けて話すようになり、康夫ちゃんも長野県知事時代から20年経って少しは丸くなったかなぁと感心したりしました。

 選挙戦中盤まではいくらスタッフが「多くの人が聞いています」と書いても写真を見る限りそこまで多く集まっていない状態でしたが、ラスト三日間あたりから急激に観衆が増えて

 マイク収めには本当に多くの観衆が集まっていました。 今回の投票率爆上がりの要因のひとつは確実に康夫ちゃんが党派性に捉われない政策重視の選挙運動を展開しそれが市民に浸透、支持されたコトが大きいと思います。 だからこそ! もっと早く立候補を表明して運動をしていれば、もしかしたらもしかしたかもしれない気がしてそれが残念でなりません。
 繰り返しになりますが私は康夫ちゃんの長野県政を体験し功罪も知っています。 上記のような「罪」の部分を選挙中に書いてnoteに出せば多くの人に読んでもらえるだろうと理解していましたし読者の方からも書くように勧められました。 それを分かっていて書かなかったのは(面倒だったってのも有るけど)今回の8候補者の政策を比べてやはり康夫ちゃんの政策が最も支持できる内容だったので、場末のライターとはいえ評価が下がりこそすれ上がることは無い内容の記事をわざわざ選挙期間中に書く必要は無いなと思ったからです。 劇薬だと訴えつつも同時に「康夫ちゃんは掲げた公約は必ず実行する」ことも合わせてツイキャスで話し、私なりの応援をしたつもりでした。 選挙戦当初は勝つ可能性が少ない選挙戦に出馬したのは松沢候補同様衆院選のアピールのためかと思っていましたが彼の選挙運動と政策を見るにつけ、どうやら国政進出は無さそうだと感じたし康夫ちゃんは間違いなく国会議員ではなく首長向きだと分かったので、そう簡単に別の首長選というワケにはいかないでしょうが出来るなら別の・・・ 例えば石川県知事選とかに出馬したら面白そうだなぁと考えたりしました。 長野県知事時代から時を経て過度なトゲが抜けた康夫ちゃんの今後に期待します。

 ・・・と思ったらマイク収め後の配信では毒舌全開! かつての「ビートたけしのオールナイトニッポン」みたいに喋る度に誰かをdisってる。 どうやらトゲは隠してたダケで抜けてなかったのね。 やっぱこの人、劇薬だわ(汗)


◆肌感覚で分かる、山中候補の「ヤバさ」

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 政治経験無しながらコロナ禍の惨状と菅政権の体たらくで争点がIRから新型コロナ対策に移り、それが超追い風になって2位以降に大差をつけて当選した山中候補。 選挙期間中から方々で言われていた通り彼は医学部教授だけど医者じゃないし、コロナ専門家を掲げてるけど実際はそれについてのデータ分析をしただけのデータサイエンティストだし、演説に来ても応援弁士ばかりが喋って本人は5分程度しか喋らないし、とイロイロおかしな点が有りツッコミどころ満載で更に選挙中にパワハラ疑惑が浮上し更に胡散臭くなりましたが、スキャンダルを追い風が吹き飛ばしたような結果になりました。
 でも “選挙クラスタ” の方だったら彼をひと目見れば分かるじゃないですか。

「あっ、コイツ、やべぇ奴だ」

 って。 そんな彼を手放しで応援して当選を喜ぶ立憲と共産にも疑問を持つし、まともに喋れない彼の能力にも疑問を持ちます。 市長に就任して自公の議員が多数を占める市議会と向かい合ったら早晩にメッキが剥がれてしまうのでしょう、きっと。 
 ただ、党派性優先で山中候補を支持した立憲&共産を批判しまくるのもまた違う気がするのです。 政治の風景は一日にして変わるものじゃありません。 今回の投票率49.05%は前回に比べたら爆上がりですが2009年の市長選(民主党に政権交代した衆院選とのW選挙)は68.76%でそこには及びません。 そこから2013年に29.05%まで堕ちたものがここまで持ち直したのです。 ひとつずつ積み重ねていくしかないのですよ。 もし崩れたとしても諦めずにもう一度積み重ねるしかないのです。 とりあえず山中候補が当選したのでIR誘致は止まったし、全く話題にならなかったけど彼が掲げた「3つのゼロ」(←この言い方自体が某都知事みたいで胡散臭さ満点ですが・・・)

①75歳以上の敬老パス自己負担ゼロ
②0歳から中学生までの医療費ゼロ
③出産にかかる基礎的費用ゼロ

 これが実現できれば横浜市の風景はだいぶ変わると思うので、それを実現できるようにまずは批判せずに託してみても良いのではと思います。 もしこれらの公約が達成されなくなったり他のスキャンダルが出てきたりすればその時点で叩けばいいのです。 手のひら返しは恥ずかしいコトではなく「ダメなら替える」の点でブレなければそれでイイのです。 私はそう思います。


◆「ダブル落選運動」という超愚策

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 今回の市長選で別の注目を集めたのは、弁護士で元検事(ヤメ検)の郷原信郎氏が一度は市長選に出馬表明しながらそれを撤回し、小此木候補と山中候補、二人の落選運動を展開したコトです。 郷原氏は能力が高く著書も多数で常に巨悪と戦い続けている方だと理解しています。 落選運動も公職選挙法に抵触しないらしいので問題は無いのでしょうがこの落選運動については理解できないし、評価する声も多数挙がっていますが私は支持できません。 何なら最低の行動だと思っています。

 上の画像のように「横浜市を菅支配から取り戻す」という理由で菅氏の支持を受ける小此木候補の落選運動をするのは理解できます。 私も落選運動自体を否定しているわけではありません。 ただ理解できないのは同時に山中候補の落選運動を展開したことです。 しかも山中候補に落選運動する理由が「江田憲司氏の仲人が菅総理で繋がりが有る」とかで無理矢理感が否めず、同時に山中候補の資質を問う運動をしていましたが、そもそも出馬会見の際に「山中氏が野党統一候補にふさわしいと判断すれば立候補を取り止め支援する」自らの出馬判断を山中候補及び立憲に質問状とともに丸投げし、「良い回答が得られなかったけど立候補は止めて落選運動する」として出馬取り止めの理由も同じく山中候補と立憲になすりつけです。 イロイロ立派なコト言ってますが私には出馬断念が供託金没収レベルの惨敗を回避する “損切り” にしか見えないし、山中候補に落選運動して立憲を批判するのが “私怨” にしか見えないのです。
 しかも落選運動で何するかといえば、タブロイド紙をパクったレイアウトで作られた落選運動のビラまきパワハラ音声の公開でしょ?  郷原氏ともあろう方が文春みたいなコトして何やってんの? 山中候補の資質を問うための音声公開自体は否定しないけど、それやるんだったら文春やFRIDAYFLASHに裏から売り込みかけて公開すればイイ話だし。こんなスキャンダラスな手法を「弁護士 郷原信郎」の名を堂々と掲げてやってるのが猛烈にダサい! 私はこの落選運動が郷原氏の顔に自ら泥を塗る行為だと思いますよ。

 そして、今回の市長選の(当初は)実質一騎打ちと言われていた両候補を同時に落選運動かけて、よしんばこの運動を理解した市民は一体誰に投票すれば良かったのでしょうか。「投じた一票が死票になっても構わないから別の候補に入れなさい」と言いたかったのでしょうか。 それはあまりにも無責任な行動ではないですか? しかもどう考えたって小此木候補か山中候補のどちらかが当選する状況下でその両者に落選運動仕掛けても余程の地殻変動が起こらない限りどちらかが当選するであろうことは明らかであり、実際(より強く落選運動をかけていた)山中候補が当選しましたよね。 しかも圧倒的な支持を受けて。 もしかしたら郷原氏の狙いは2名の票が減って全候補得票率25%を超えず再選挙になるコトだったのかもしれませんが、この時点で貴方の落選運動は大失敗です。 大 失 敗 です!!!

 一方、IR誘致に方針転換した林市長に対してリコール運動を展開したグループは今回林市長に対する落選運動をしていましたが、こちらは正しい落選運動だと思います。 そして見事に林市長は落選したので大成功です。 この運動に感化された有権者は、有力候補2名を含む7択の選択肢から選べるのでこれなら有権者を戸惑わせるコトは無いでしょう。 郷原氏はどちらか1名に絞って落選運動をすべきであり、もっとやるべきコトは2名プラス林市長以外の5名の候補者の誰かを応援するコトであり、もっともやるべきコトは、ポスターまで刷ったのなら立候補すべきです! 「ポスターまで刷ってヒゲも剃ったのに・・・」とか言ってたけど、知らんわそんなの。 今年だけで広島参院再選挙に続いて2度目の立候補撤回って、そんなに出馬表明と撤回を繰り返すって、もう行動が某N●K党党首レベルなのよ・・・


◆取材・・・ いや、執筆を終えて

  無料記事だからと軽いキモチで書き始めたら筆が乗っちゃって歴代最多レベルの文字数になってしまいました。 長文になってしまい申し訳御座いません。 キモチをそのまま筆に載せるのも大事だけど、短くサッパリとまとめる努力も必要だなと感じた次第です、ハイ・・・

 政(まつり)が終わり、政治関連の話題は早くも国政に目が向けられています。 菅総理にとっては地元横浜で応援する候補が敗れたというのは致命傷になりかねず、9月以降の衆院選や総裁選に向けて政局となっていくコトでしょう(※これについては個人的な “見立て” が有るのですがそれはまた次回以降の話で・・・)。 ただ横浜市民にとっては実力未知数の新市長が手綱を握る市政がこれから始まるワケで、何なら市議会が始まる月末までは何も始まっちゃいないワケで。 選挙は当落が決まった時がゴールではなくスタートラインに立つ人を決めたダケに過ぎません。 山中市長について私もイロイロと思うトコ有りますが、応援してた人も批判してた人も貴方も私も、 一体新市長が何を私たちに見せてくれるのかとりあえず一度見てみましょうよ。 新しいリーダー像なのか、斬新な政策なのか、議会の突き上げにアタフタする姿なのか、それとも新たなスキャンダルが発覚して自滅する様か・・・ 褒めるのも叩くのも、それを見てからでも遅くないと思いますよ。


最後までお読みいただき有難う御座いました。


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小さな町の選挙ですが、こちらもリコール署名が絡んでいたりします。
愛知県・東栄町長選挙レポート

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